春の台所も新緑でにぎわいますね。
日々の食生活が自然に沿っていれば
心身ともに自然に健やかになってきます。

医と薬は同等だという
「医食同源」という考えは
世界中で見つけることができます。

その起源3500以上も前にさかのぼる
古代インドの伝統医学アーユルヴェーダ。
その古典の『チャカラ・サンヒター」には

「正しい食物をとることが
人間とを健康に発育させる唯一の方法です。
また正しくない食物をとることが
病気の原因です。」

この時代から食事の大切さ、
食による体の浄化に力をいれていました。

中国にも上医、中医、下医、
という国が定めた分類があり、

薬だけ使って治す医者を下医
薬と食べ物を使って治す医者を中医、
食物だけを使って治す医者を上医
分類していました。

B.C.4のギリシャの医者、ヒポクラテスは
「あなたの薬をあなたの食物に死、
あなたの食物をあなたの薬としなさい」
という言葉を残しています。

前置きが長くなりましたが、
では、春のに取り入れる食材には
どんな役目があるのでしょうか?

春は、冬に貯めた脂肪や古塩を排出するため
肝臓と胆のうが働きづめになります。
そのため、とてもダメージがうけやすい。

それを助けてくれるのが
味で言うと
酸味や苦み。

苦味を含む
春の野草(ふきのとう、ぜんまい、よもぎ、、、)は
胆のうを引きしめ、
胆液の出を助けてくれます。

胆汁は脂肪代謝を促してくれ
冬に貯めた脂肪を流し、
血液をサラサラにしてくれます。

くしゃみ、かゆみ、
花粉症、アレルギー
イライラ、
こういった症状は
血液が濁ってきているサインです。

上手に春の苦みある野菜を使って
血液を綺麗にしていきましょう。

春のわかめも肝臓と胆のうを掃除し、
血液をたくさん使う目もよくしてくれます。
目ひじきも肝臓掃除には必須アイテム。

かんきつ類は脂肪分解を助けてくれます。
私は春になるとかんきつ類が
無性に食べたくなる時期があります。

梅干しは炭水化物を分解し体外に排出してくれます。
季節のものではありませんが、
炭水化物分解といえば、りんごも役立ちます。

豆腐は肝臓を緩めてくれるので、
冬にお肉をたくさん取られたかたは
春は豆腐のあんかけやわかめ豆腐の味噌汁などが助けになります。

梅酢はクエン酸と適度な塩分があり、
この時期も大活躍。
春玉ねぎをスライスした梅酢和えは
毎年我が家の恒例メニューです。

上手に春を頂く。
先人の知恵は現代にも生せます。

そうしているうちに、
外界と内界への直観も研ぎ澄まされ、
今ここを味わい楽めますね。

英語で「今」は「present」
そう、今は神様から与えられた
最高のプレゼントなんですね。
食も生活も
今を味わう。
これが人生の醍醐味ですね。