私たちの命を救うために
そして今、必要なものをいち早く知るために
進化の過程で生まれたのが「感情」です。

怒り、悲しみ、恐れ、不安、喜び、
それぞれの感情には大切な役割があります。
もちろん怒りにも。

怒りは
大切なものが奪われそうになったり、
目的をブロックされたりするときに
湧き上がってくるエネルギーです。

何かそこに問題があることを
自分や相手に知らせてくれます。

怒りには
物事を変化させる力強いパワーがあります。

「いいかげんにしなさい!」
という一言で、
子どもたちは落書きをやめて、
何が起こったのかと、
息をのんで母親の顔を見つめます。

怒りを社会的に高めると革命がおこります。
女性解放運動、ピューリタン革命、
ガンジーやキング牧師の非暴力運動
などはその成功例。

このように
怒りをプラスに働けば
教育に生かせ、
革命や運動といった
社会的問題が解決することもあります。

けれども
怒りを思いにまかせて行動すると
困ったことになる場合が多いのが
集団社会で生きる私たちを困らせるところです。

たいていの怒りは状況を悪化させ、
また怒りは連鎖するため
怒りが怒りを呼んでしまうことが多い。

この状況を悪化させる怒りは
2つの感情のうちの
「偽物の感情」の可能性が高い。
(心編no.18を参照)

怒りをコントロールする術が必要になってきます。
どうしたらいいでしょうか?

ふつふつ湧き出てくる怒りを抑えることは
心にも体にも悪影響です。
かといってそのまま表現して
誰かにあたってしまうことはさらに
賢明ではなさそうです。

認知心理学では次のような対策をとります。

イライラ、ムカッときたら

①まずは、自分を怒らせているものは何か?
をしっかりと把握します。

部屋が散らかっていることに怒っているのか
散らかしている子どもたちに怒っているのか

それには少し練習が必要です。
なぜなら、自分が怒っている時は
気づいていないことが多いから。

②そして、怒りの瞬間が過ぎ去って、
理性が戻ってくるまで「待つ」。

怒る瞬間に気づき、
怒る前にこれが必要な怒りかどうか確かめてみる。

でも怒りがまだ長く続くようなら、
①にもどって何に怒っているのか、
出来事をしっかり明確にしましょう。

③原因が分かれば、もう冷静に対処できます。
一つ一つ、どう対処するか、冷静に考えて、行動してみましょう。

④それでも、怒りが収まらなければ、
カウンセリングを受けたり、
次回の脳HOWストレス編に是非足を運んでくださいね♪