梅雨を快適に過ごす方法~冷えない体を

<梅雨、カラダはどうなってる?>

じめじめとした梅雨。
だるく、やる気が出ない、
食欲が減る、むくむ、など
この時期はカラダやココロの不調も増えてきます。

外もじめじめですが
カラダの中も湿気を取り込みやすく、

多すぎる湿気「湿邪(しつじゃ)」
がカラダに悪作用すると

重く、冷たく、
消化系の機能を低下させ、

便秘、下痢、むくみ、だるさ、
関節の痛み、筋肉のつり、
おりものが増える、

食欲不振、目やに、鼻水、痰
免疫も落ち病気になりやすくなります。

さて、
梅雨を快適に過ごすには
ポイントがあります。

1.体温を維持する(冷やさない)

2.カラダの内部を水はけよくしておく(食べ方、運動)

梅雨は日照時間が少ないうえ
湿度が高く、さらに
室内は空調が入り始めるため

カラダが冷え、
循環が悪くなり
水がたまりやすく、
(特に下半身)
冷えやすくなります。
(「内邪」)

だるさ、むくみ、関節の痛み、
動きも鈍く、頭も鈍くなっていたら
要注意です。

さらに体の中が湿気てくると
外湿(大気の中の湿度)にも影響をうけやすくなって
悪循環をおこしてしまいます。

その前に気づくこと。
こまめに修正してあげることが大切です。

<自分の平均体温を知っておく>

では、体温を上げ梅雨を快適に過ごすにはどうしたらいいのでしょう?
まずは自分の平均体温を測ってみましょう。

体温は起きた時に一番低く
夕方に高くなり
寝る直前に下がります。

一日のどの時間に測るかを決めて
数日はかってみましょう。

また、わきで測る場合は
左と右も温度が違うので
どちらで測るか決めておきましょう。

測り方は斜め下からわきに向けていれます。

平均体温を知っておくのは体調管理の第一歩。
病気に早く気付くこともできます。
是非やってみましょう。

<梅雨に強いカラダの作り方1,2,3>

体温を測った後は
以下のことを一度チェックしてみて下さい。

<甘いもの食べ過ぎてませんか?>

糖質、特に生成された糖質にはミネラルやビタミン、繊維が少ないため
糖質を処理するために体からミネラルやビタミンを奪っていきます。

東洋的に言えば糖質は極陰性のため
体を緩め、体温を逃がしてしまいます。

<冷たいもの食べてませんか?>

また、冷たいもののとりすぎ、
水分のとりすぎも体を冷やすため気を付けましょう。

氷の入った水、
冷たいビール、
冷えたフルーツ、
刺身、アイスクリームなど。

特に冷たい水分のとりすぎは
消化器機能を低下させ

代謝できなかった
水分が体にたまってきます。

それがむくみや消化器トラブルを招きます。

理想は体温(36.5℃)よりも高い、
「常温」で飲むこと。
これが意外とむつかしい。

私は感覚をつかむまでは
温度計で飲み物の温度を測っていました。

<食べすぎてませんか?>

カラダの消化力に対して
食べ物が多すぎたり、
高たんぱく高脂質が続くと、
消化が落ち、体温がさがります。

たまに、小食、プチ断食をして
おなかに何も入れない時間をつくってみましょう。

<運動不足>

筋力が足りないと、
体温は下がりやすいです。
特に下半身の力は大切です。

ふくらはぎ、太ももの前後ろ、関節を
毎日使って鍛えておきましょう。

足の筋肉は心臓に血液を送る
ポンプのような役目です。

「歩く」のは足腰を鍛え
血液循環を良くするための
理想の骨盤運動です。

心拍数を上げないのもいい。
心臓に負担をかけないために。

そして、汗をかくことが重要です。
カラダにたまった排毒方法は4つあります。
大便、小便、呼吸、そして皮膚からの汗です。

余分なものを出す。
いいものを食べたとしても
カラダにたまっていては
意味がありません。

取り入れるよりも
まずは「出す」ことが基本です。

今は特に新型コロナ対策で
運動や外出がしにくい時期、

毎日できるメニューをいくつか用意して
散歩や家でできる運動を用意して実践してみましょう。

とりあえず1か月、できたら2か月。
カラダは必ず変わります。

習慣がつけば、カラダが運動を欲してくる。
こうなればしめしめです。

まずは、できることから。

<ストレスを自覚している?>

ココロはカラダの主人です。

マイナスのストレスは
一瞬にしてカラダの血液循環を悪くし
血液の質もドロドロにしてしまいます。

循環が悪いと体温も低くなり、
老廃物もたまりやすい。

ストレスはその日のうちに。

<でも、温めてばかりでは熱がこもる!>

ところが、温めてばかりでも
春夏のカラダはほてってしまって
かえって体に必要のない熱をこもらせ
症状を悪化させてしまうことがあります。

では、どうすればいいのでしょう?

ポイントは
「上手に熱を逃がして体温を維持する。」

そのためにできることは
まずは今の自分を正面から観察することです。

□何をどう食べているか?
(食事の量、質、カラダをほてらせる食事をとっていないか?)

□どんな運動をどれだけしているか?
(運動の量、汗の量)

□水分量の調節
(一日の水分量はスープを含めて何をどのくらい?水分の温度は?)

□睡眠時間、質
(深い眠りを10時から2時の間にとれているか?、細切れに起きないか?寝入りや寝起きはいいか?)

□ストレスの有無(具体的なストレス解消法があるかどうか?
カラダに出したり、食べ過ぎなど負の方法で解消していないか?)

しっかりと自分が見えると
梅雨を快適に過ごすための
改善点が次に見えてきますね。

東洋医学には
「冬病夏治」
という言葉があります。

冬に悪化する病は、
夏場に一気に直しておこう、
という意味です。

夏はカラダのエネルギーが増す時期なので
カラダの循環を良くし、体質も変えやすい。

今のうちに、
質のいいサラサラの血を作って
水はけのいい熱のこもらない、
でも冷えていない理想のカラダをつくっておきましょう!

では、次回は梅雨の時期に必要な食べ物についてお話しようと思います。
みなさんの健康を心から祈って。

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