春といえば、ヨモギ?!
あたたくなった春に山や野にでて
ヨモギ摘みをするのは家族の恒例行事。
ヨモギ団子だけでなく、
虫刺され薬を作ったり、
止血剤として、
入浴剤としても大活躍です。
フランスでは「王の草」、
アイヌでは「神の草」、
中国でも「医草」として
その効用は古くから世界中で認められてきました。
最近では、科学的にも実証されてきています。
とくに注目されているのは
ガンや肝炎、生活習慣病の予防&治療です。
その他、
体をあたため、
体内の老廃物や毒素の排出を促してくれるので、
冷え症、貧血、便秘、下痢、
あらゆる痛み
(生理痛、腰痛、頭痛、ひざ痛などなど)、
痩身にも効果抜群です。
止血・消炎作用があり、
ケガをしたとき、
良くもんで傷口にあてると、
傷の治りが早いです。
母が大きなハチに刺されたとき、
塩とヨモギをすり込み、
家で里芋パスターをすると、
全く腫れも痛みもなく完治しました。
また、ヨモギの青々としてみずみずしい香りの主成分
(シネオール、アルファーツヨン、セスキテルペン)は
脳の神経を鎮静させ、睡眠を促します。
目の充血を改善し、疲れ目、
花粉症の涙目にも効果があります。
使い方は外用、内服、様々です。
団子だけでなく、
ヨモギを煮出してお風呂に入れたり、
根や葉を煎じて飲みます。
灰汁が強いので、しっかり灰汁処理をするのがお勧めです。
(処理をしなくていい、という説もありますが。)
食して良し、嗅いで良し、使って良し、
この春は是非、ヨモギと共に。
尽きないヨモギ話題。
また続きは次回に。