<ユングのタイプ論で日常を見てみる>
ワークショップのチラシ作り
ブログ書きは私の日常ですが、
タイトルたちの魅力のなさに
しょちゅう夫からお叱りをうけています。
アドバイスしても
ちっとも「魅力的」にならない
チラシやブログのタイトル。
(彼にとって)
見かねた彼は
わざわざ時間を割いてたくさんの
アドバイスをしてくれます。
「この言葉を使うと同じ内容でも
人は惹かれるんだよ。」
「インターネットで検索をかけてごらん、
上位に出るのはどんな検索ワード?」
それでも?が
頭をよぎる
鈍い私。
物書きのセンスがないのか
確かに、学生時代の国語の
点数はいまいちだった。
だんだん自信がなくなり、
落ち込みもする。
でも、昨日、
この問題が解決しました。
これは私の頭や
感性が鈍いのではない、
と。(たぶん?)
長い間、心理専門にやってきているのに
今更分かったなんて。
灯台下暗し?
そう、あまりに有名なあの理論。
内向と外向。
ユングのタイプ論が
答えと慰めを与えてくれました。
<ユングのタイプ論って?>
この外交-内向という言葉
日常で普通に使っている言葉ですが、
もともとは
スイスの精神科医、
C.G.ユングが
提唱した理論でした。
意味は読んで字のごとく、
社交的な外向性と内気な内向性。
もう少し専門的に言うと、
関心や興味が外界の事物や人に
向けられている傾向を外向といい、
逆に主観的な内界に重きを
置いている人を内向といいます。
エネルギーが内に向くか
外に向くかの違いです。
外向型は社交的で多くのことに
興味を持ち交友関係も広い。
新しい場所や人の中でも
不安を感じずに
自由に行動でき、
馴染むのが早い。
一方、内向型は
自己批判的で、
自信なさそうで、
自分と気の合った
親しい仲間や環境の中で
能力を発揮します。
慣れない場所や人は苦手。
改めて周りを見渡してみると
思い当たる人、たくさんいますよね。
外の世界にいつもアンテナを張り巡らし、
世界の情勢、人が何を興味持っているかに興味を持ち
飲み会が好きで、賑やかな場所が好き、人なつっこく、
自然科学が大好き。
外向型の夫。
内向型指向の私は
社交は苦手。
自分に厳しく(家族曰く)、
外の出来事より心の中の反応を観察するのが好き。
心理学や芸術を選んだのも自然だったのかもしれません。
<心も体もバランスが大切>
さて「外向」「内向」というのは
人生のベースを作りますが
100%内向、外向の人はいません。
たいていは外向か内向の
どちらかが習慣的にあらわ得れて、
もう一方はその影に隠れている、
といいます。
東洋医学の基礎、陰陽論と同じですね。
陰と陽のバランスで世界ができている、
これと同じく
私達の心もバランスでできている。
社交嫌いなはずの私が
教えるたりカウンセリングしたりするのを
仕事に選んでいる。
友達といるのが好きな人でも
1人で旅行が好き。など。
面白いのは
ユングによると、
外向・内向は
生まれ持ったもので
性別や社会的階層とは
無関係に現れる
というところ。
生得的かどうか、
議論は多々ありますが、
一つの仮説として見てみると
可能性の広がる魅力的な
理論だと思います。
次回の心理編は
自分のタイプはどっちか?
を知る方法について少しお話します。
タイプを知ると人間関係が
楽になるかもしれませんね。