約3500年もの期限をもつ古代インドの伝統医学、アーユルヴェーダ。
病気の予防、治療、健康増進法を処方する予防医学です。
アーユルヴェーダの優れている点は
内服と外用、内と外の両方のケアーを
合理的に行うところです。
その中でもごま油は重宝される外用手ての一つです。
ごま油は外用する前に一度加熱処理(キュアリング)
が必要になります。
ゴマ油を熱で浄化することで
皮膚からの吸収を高め、
その効果を増強する目的があります。
インドでは3種類の加熱処理方法があり、
それぞれ用途が異なっています。
1.低温の加熱処理(75~90℃):点鼻、うがい
2.中温の加熱処理(90~120℃):浣腸、オイルマッサージ
3.高温の加熱処理(120~160℃):オイルマッサージ
※200℃に近づくと油から煙が出て焦げてしまうので要注意
アーユルヴェーダ治療施設で行われる
ごま油を使った全身マッサージをアビヤンガと言いますが、
部分マッサージなら自宅でもできます。
その場合は100~120℃で2~3分加熱し、
すぐ火を止め冷まします。
匂いや粘性もマイルとになります。
加熱しすぎは成分を破壊する
という報告もあったので、
家で使っているごま油は
今のところ短めの処理をしています。
アレルギー性鼻炎の場合は
麺棒に油をつけて鼻腔につけると症状が軽くなります。
数滴鼻に点鼻もいいです。
頭皮マッサージをすると、
白髪やはげの治療、
予防になります。
顔マッサージは
シワ、しみをとってくれ
肌荒れの予防になります。
ごま油に生姜のしぼり汁を数滴たらし練ったものを
カサカサ肌に塗るとしっとり。
皮膚炎にも効きます。
眉間や肩に塗りこむと肩こりにや頭痛に。
冬の体のケアーのお供として。