潜在意識にあるストレスは、
背骨へ集約されやすいと
ヨガでは考えます。
実際、疲れやストレス、
特定の癖や性格的なものは、
背筋を緊張させ、体全体の弱い部分、
固い部分へ負担となって現れます。
また、背骨には内臓と対応している神経も
多数通っているため、
背骨の状態は
内臓器官へ大きく影響します。
肩や首の緊張が続くと
呼吸が浅くなり、
重心が上へと上がります。
下半身から力が抜け、骨盤が不安定に。
骨盤から伸びている背骨も揺らぎます。
結果、
腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛、肩こり、
眼精疲労、頭痛、腹痛、下痢、便秘、
膝、足首の痛みなどの関節炎、
などのトラブルを抱えやすい体になります。
汚れた血液は背骨にたまりやすく、
背骨は力が抜けず、悪循環を呼びます。
後屈系のアサナは血液を循環させ、
浄化し、増血の手助けをしてくれます。
後屈は胸を広げ呼吸を楽にします。
そしてゆっくりとした呼吸は副交感神経を高め、
深いリラックスへと導きます。
腰回りの血行もよくなり、
全身に血が巡り、体温を上げ、
結果、免疫力を高めます。
腹部の筋肉もストレッチし、体と心の中心、
臍下丹田を鍛え、
上虚下実の状態を作りやすくしてくれます。
精神的にも大きな効果を与えてくれます。
冷静さを鍛えてくれ、うつ症状を和らげ、
喜びと高揚感、自由感、
そして自己受容へと導いてくれます。
ポイントは、ポーズを限界までしないこと。
初めは限界の50%ほどで、
心地いいところで止めておきましょう。
それによって生まれた
「余裕」の空間を楽しみます。
胸が開いてきたら、
さらに10%、さらに10%、
と進めていきます。
極限まで頑張り、
深く華麗な後屈をするよりも、
心と体との会話を楽しみましょう。
次回のヨガの時間は後屈をメインにやっていきます。
横浜・関西にお住まいの方、是非ご参加ください。