明日は7月の満月。
インドの暦でアシャッド月(通常7月〜8月)の間に起こる
満月の日を、グル プールニマー − गुरु पूर्णिमा と言います。
一年で最も縁起の良い満月
として祝われてきました。
Guru=師、尊敬すべき人
Purnima=満月
Gu=暗闇
Ru=とりはらう
つまり満月の日に行われる
「先生の日」です。
ちょうど太陽の光のが
月を照らし月が輝いて見えるように
師(guru)は
英知をもって
無知の暗闇に光を当ててくれる人として
インドでは絶大な尊敬を集めています。
何歳になっても導いてくれる師は必要です。
迷った時に修正してくれ、サポートしてくれる人。
先生にも先生がいて、またその先生がいる。
ちゃんと生徒や部下、子どもたちをちゃんと導いていけているかどうか
常にチェックし、自分を磨いておく必要があります。
<自分が一番望んでいるものは?>
さて、グル・プールニマーの日には、
新しい誓い・決意・決心・目標を立て、
それを実行することが慣例的に行われています。
自分が一番望んでいるものは何か?
それに向かっていけているか、
そのために今の自分に必要なものは何か?
自分の決意・決心・目標をしっかり見つめ
コミットする作業です。
ヨガでよくやる
ヨガ二ドラ(眠りのヨガ)が
この時間に当たります。
究極のリラクゼーションと言われ、
全身脱力した状態で
脳をマッサージしていきます。
右脳と左脳を調和させ、
自律神経の2つの柱、
交換神経と副交感神経を
調和しストレスを減らし、
心身の緊張、不安を捨てさります。
その状態で自分と約束をすることで
実現が早くなる。
<満月の瞑想は無意識深のドアを開きやすい>
さらに
満月は月の引っ張る力が強くなるため
地球の水(体の水も)が引き上げられ、活性化します。
人との中の良い・悪い思いもすべて引き出されやすいため
瞑想にはぴったりの期間だと言われています。
月の引力は地球上のものに
大きく影響しているようです。
手術や治療は新月に向かう時期に行うと
出血が少なく、治りも早いと聞きます。
掃除や洗濯汚れも
満月よりは新月。
一方、満月の日に収穫した果物は薫り高く、
ミネラル・ビタミンが多くとれ、
浄化力を高めてくれます。
お米はいつもよりも量を増し、
樹液が上昇するので虫たちも木の上に移動する。
人間の体の水も上昇するので
足腰が冷え、顔がむくみ、
のどが渇きやすい。
意識も上昇しやすく、
宇宙を感じやすく
瞑想に入りやすい。
大暑を迎え、異常な暑さが続く日本の夏。
満月の夜は、体と心をクールダウンしてみましょう。