Yoga Vine では、
新月と満月の日に、
希望者だけで
半日断食・半断食をしています。
またコラムも
心編、食編、体編の
3つのパートに分けて
随時アップしていきます。
今回は体編です。
↓
~9分でつやつや肌に. 浴室 でできる自律神経の調整法~
猛暑の続いた今年の夏は
クーラーと外気との温度差で
体がだるく感じたり
下半身がむくんだり、
手足の冷え、肩こりなど
マイナートラブルを
感じることが多々ありました。
そこで
ヨガ、呼吸法、食の摂り方に加えて
今年新たに取り組んだのは
温冷法。
これは
温浴、冷浴を交互に繰り返す
とてもシンプルかつ効果の高い療法です。
温めると副交感神経が働き
末梢血管が広がり、疲労物質の乳酸
(最近は乳酸は疲労物質ではないという報告もあります。)
を体外に排出、疲労が回復します。
冷やすとその逆の作用、交感神経が優位になり
体温を保持するために血管を絞ります。
体も頭もさえてきます。
これを繰り返すことで
自律神経が鍛えられ
短期間で自律神経のバランスが整います。
体がだるいのが続いている、
体が冷える、便秘、偏頭痛、肩こり、腰痛、風邪、
こういった自律神経の乱れによる症状が改善されます。
温冷法をやってみよう!
40度~42度のお湯、16度前後の水に1分ずつ、
合計9回入ります.
(水:5回、お湯4回の合計9回)
水で初めて水で終わります。
2つ浴槽がない家庭では、
シャワーで代用します。
私は心臓負担をかけないよう
始めの数日は足だけに温冷を繰り返し、
次に腰まで、お腹、胸、全身と数回に分けて
全身へと進めていきました。
方法は、冷水を30秒から1分、
次にバスタブで1分。
4セット繰り返し
最後は1分の冷水で終わるのがポイントです。
時間がないときは2セットのときもあります。
体が心から温まり、
入浴後は夏でも汗ばまず、
でも冷やしすぎず
入眠も睡眠の質も高くなり、
凝りがほぐれて体が軽くなります。
冬はポカポカに、風邪予防にもなります。
そして、女性に嬉しいおまけ。
お肌がピカピカに。
温冷法のメリット
・冷え症
※毛細血管が拡張するので体温が上がる
・アトピー性皮膚炎
・自律神経系のアンバランスによる症状の改善
:便秘、不眠、偏頭痛、イライラ
※冷浴のときに交感神経が、温浴のときに副交感神経が活性化され、バランスを調整する
・入浴後の湯冷めがなく、入浴中に体温が上がらないため、汗をかかず、体内のビタミンCが壊れにくい。
※長時間の入浴は体温を上げ、汗をかき塩分が体外に出て、ビタミンCが壊れます。
塩分が失われると胃散が出にくくなり、胃の殺菌作用が低下。肝臓でのブドウ糖精製も低下し、疲れがたまります。)
・皮膚が強くなり免疫力が上がる(風邪をひきにくくなる)
・疲労回復
・美肌効果
注意
◆高血圧・心臓病・肝硬変・腎不全、持病のある方、
その他、飲酒時、発熱時、薬の服用中は控えて下さい。
病気への効果
温冷法のジストロフィー(※)への効果を調べたところ、
23人中、19人に満足できるほどの除痛効果を
得ることができたという研究報告があります。
その他、痛みの緩和効果の報告が多々あります。
(臨床整形外科 29巻2号 ,1994)
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1408901301
その他たくさんの疾患の緩和、予防、治療が多々報告されています。
・神経痛、リウマチ、頭痛、糖尿病、高血圧、
心臓病、腎臓病、風邪、貧血、一般循環器疾患、
自律神経失調症など、
たくさんの疾患への効果が報告されています。
まとめ
温冷法の後は
頭も心も冴え、体もすっきり。
体の安定と心の安定をじっくり味わえます。
何とも言えない充実感と幸せ感があります。
温冷法は古くからの西洋・東洋で
取り入れられてきた民間療法の一つです。
(西洋ではサウナと水風呂を繰り返す
温冷交代浴があります。)
自宅で簡単に取り入れられる東洋の智慧。
やみつきになりそうです。