私が肉類を食べなくなって
そろそろ14年ほどたちます。
長女を妊娠・出産が始まりでした。
倫理的、宗教的、地球環境を思って、とか
健康のため、といった
「スローガン」や「価値観」などの
「思考」レベルではなく、
体そのものが動物性を受け付けなくなってしまい、
肉なし生活が幕をきりました。
鶏ガラスープの野菜たっぷりスープはもちろん
かつおだし、いりこだしの味噌汁さえも
受け付けなくなり、
初めは食べるものに困った覚えがあります。
この時、初めて(たぶん子ども時代以来)
頭で食べているもの
(頭が欲しがっているもの。例えばスイーツやコーヒー、パン、→大好きでした)と
体が欲しがっているものとの違いを体感しました。
栄養学的に大丈夫だろうか?
子どもたちは育つだろうか?
たくさんの不安を抱えながら、
ベジタリアン栄養学の猛勉強が始まりました。
不安をあおる声掛けもたくさんあり、
悩み落ち込んだことは多々ありましたが、
今思えばそれば「もっと学ばないと!」という
私のバイタリティーになりました。
そして、何を食べると体がむくみ、だるく不快か
何を食べると調子がいいか、
微細で小さい体の声に忠実に生きるため、
日々の勉強と、実践からの実験は続きました。
そして今年に入って、ようやく、
子どもたちが14歳、11歳を迎え、
体の土台がしっかりできた今、
長い試行錯誤と葛藤の日々から
解放されたような気がします。
血液検査からの結果や、信頼できる医者の方からの、
ちゃんと育っている、むしろ平均以上にしっかりとした体が出来上がっている、
という科学的なお墨付き、
彼らの精神的な落ち着き、集中力、目的意識、
生きる喜びを感じる能力、共感力、といった、
母としてではなくカウンセラーとして客観的に見たもの、
体も心もちゃんと育った、という
自分を信じてきてよかった、という
何か大きなプレゼントをもらった気がします。
さらにプレゼントは続き
いつの間にか、たいていの日常生活での症状に
的確に対応でき、
(父の血圧も下げることができました。
180あったのが今は100~120に!
赤血球も正常値に。血液増多症でした。)
カウンセリングやヨガといった仕事の場でも
皆さんにアドヴァイスをできるまでに成長できました。
だからといって、みんなにベジタリアン、
玄米菜食、マクロビオティックを進めるつもりはありません。
必要なことは体が知っている、ということ。
その小さい体の声、心の声=自然の声
をキャッチできる感受性を養うお手伝いが
むしろ大切だと思って
日々精進しています。
地球温暖化でずいぶん日本の気候も変わってきました。
何が必要で、何が必要でなくなっているか、
昔とはずいぶん違います。
柔軟に対応できる、体と心作り、
必要ならお肉だって食べる!
でも、ちゃんとグローバルな視点もわすれず、
欲望からではなく、必要から判断することを忘れず、
これからもこの道を歩んでいきたいと思います。
次回の勉強会です。
※次回の「ママのための勉強会」は11月22日(木)10:00~11:30の予定です。
※次回の脳と心の勉強会「脳HOW」は12月27日(木)10:30~12:00の予定です。
※Art Therapyワークショップが10月14日(日)10:00~12:00、カラーパーティーのイベントとして開催されます。
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