夏と冬では、食べた肉の種類によって
解毒に使う野菜や果物は変わります。
だれでもわかる3つのポイントです。
1.食べた量の3倍の野菜を食べる
2.赤身より白身を選ぶ
3.毒消しの野菜と共に食べる
野菜を3倍とる
台所で油ものを洗う時、
水だけで洗うと
シンクに脂がこびれついて
とれるどころか広がってしまった、
こんな経験ありませんか?
そんな時、
レモンや大根、人参の
切れ端をこすり付けてみて下さい。
油が浮いて、きれいに落ちます。
お腹の中も同じ。
腸は取り出して掃除することはできません。
でも、食べた野菜に含まれる
酵素や食物繊維が洗剤の代わりとなって
腸を綺麗に掃除してくれます。
もう一つ、動物性脂質の厄介な点は
体温が人間よりも高い点です。
人間は36.5-37度ですが、
鳥の平均温度は42℃、
豚は39℃、
牛は38.5℃です。
そのため
人間の体内では
食べた動物の脂肪は
固まったまま消化しにくい、
という欠点があります。
また、
たまりやすい動物性脂質は
肌荒れの素にもなります。
動物性のものをどう食べるかは
性別、運動量、住んでいる場所によって
変わってきます。
簡単なのは
消化を助ける酵素を持った野菜や海藻類を
三倍以上取るよう心がけて下さい。
さらに
たくさんの野菜がとれる
温野菜がお勧めです。
たとえば
人参、玉ねぎ、ブロッコリーなどを蒸して
ソースと共に。
夏には
梅酢+甘酒ドレッシング
冬には
ゴマペースト+白みそ+水
余った蒸し野菜はつぶしてバーグにしたり
スープにしたり。
特に無農薬で育てられた野菜は
蒸すだけで甘く美味しい♪
アレンジ次第で年中楽しめます。
赤身より白身
東洋医学の観点から見ると、
赤身は白身と比べると陽性が強く、
(細胞を引き締め、体を温める)
肉と同じ扱いが必要です。
日常に取り入れるなら、
白身を蒸したものが体にはマイルドです。
レモンやカボス、スダチ、
生姜などの薬味もお忘れなく。
肉・魚の中和法
肉や魚を食べるときに知っておくと
便利な中和法をご紹介します。
中和法とは陽性には陰性のものを
陰性には陽性のものを組み合わせ
体を中庸に近づける方法です。
これをすることで、
臓器の負担を減らし体のバランスをとります。
体が整ってくると心のバランスも整ってきます。
さて、この中和法ですが、
難しいものは何一つなく
良く見てみると、
どれもなじみ深いものばかりです。
例えば
これから秋の季節に
旬になるさんま。
さんま(陽性)には
すだちや大根おろし(陰性)を
昔から使っていますね。
刺身(陽性)はどうでしょう?
刺身には、必ずわさび(陰性)
がついていますね。
お寿司(陽性)には「あがり」がでてきますね。
これは緑茶の陰性さで魚の陽性さを中和しようとする
昔からの知恵です。
甘いぜんざい(陰性)には
塩昆布の陽性さでバランスをとります。
その他、
覚えておくと便利な中和食材には
こんなものがあります。
肉:じゃがいも、キノコ類、味噌、生姜、大根
豚肉:キノコ類、トマト、玉ねぎ、味噌、生姜、リンゴ
鶏肉:レモン、トマト、かんきつ類、シイタケ、玉ねぎ
赤身魚:わさび、大根、みょうが
青魚:大根おろし、生姜、カボス、レモンなどのかんきつ類、酢
チーズ:味噌、生姜、パセリ、トマト
どうでしょうか?
この組み合わせは昔から
私たちの先祖が心掛けてきた智慧ですね。
科学が発達していなかった時代から
経験と知恵を生かして
バランスを取ってきていたんですね。
まとめ
基本は
極陰の食べ物は適度な陽で、
極陽のものは適度な陰のもので中和する。
ただし
どの食べ物が陰性、陽性、中庸かを知るには
少しばかりの知識が必要です。
体質、年齢、性別、運動量などによっても
必要な陰陽の量が変わってくるので、
最初は難しく感じるかもしれません。
でも、普段何気なく目にしている
組み合わせも多いですね。
何気なくを「意識して」
に変えるだけでも大きい変化があります。
「意識生活」をしていると
自分の体を自分で
コントロールできるようになります。
必要でない力がいらず、
楽~になります。
心も一緒ですね。
「あたりまえ」にこなしている
日常生活をたまに見直してみる、
必要ですね。
たまに、クローゼットや本棚、食器棚を整理するように
ほこりがたまっていないかどうか、
一つ一つ見直してみる。
自分だけで手が足りないようなら
友達や家族、カウンセリンラーの助けを
借りてもいいですね。
今日は食の解毒についてのお話でした。
この先人たちの大きな知恵を
次世代にも伝えて行って下さい。
では、解毒法の続きはまたいつか。