切干大根茶には
体にたまった老廃物を流す役割があり
昔から薬膳として使われてきました。
とくに過去に食べた動物性食品の
未消化な脂肪を排出する力があり、
ダイエットやメタボリックの
改善にも役立ちます。
今日は、切干大根茶が必要な人、
飲み方、その効果、注意点
などについてお話します。
<子どもも安心して飲める薬膳茶>
脳と心の勉強会、脳HOW no.2でお出しした
切干大根茶は、甘くて飲みやすい薬膳の一つで
我が家でも人気です。
切干大根茶は
体に蓄積した脂肪や老廃物を溶かして
体から排出してくれる強い力をもち
昔から薬膳として日常の食に利用されていました。
1週間前、
学校のキャンプから帰ってきた娘。
4日間、普段食べない
肉・魚・乳製品のオンパレードに
胃・肝臓が疲れ果て
からだがだるく、重く、
熱っぽい症状が続いていました。
大好物の煮物や厚揚げなど
陽性の食べ物(体を温め締める)には
全く手を付けようとしませんが
リンゴジュースや生野菜といった
陰性の食べ物(体を緩めるもの)は体に入る。
(→体が陽性に偏っている)
上唇があれ、
(胃の炎症)
上唇と鼻の間に
赤いできものが!
(→これも陽性症状)
ここは循環系、消化系、神経系、生殖器系からのSOS。
乳製品を含む動物性食品の摂りすぎの時に
症状がここにでてくる、
と東洋医学では考えます。
陽性に偏った体を緩めるため
たまった動物性を上手に消化するため
切干大根茶で半日断食をして、
様子を見ました。
その後は、小豆や干しシイタケの
デトックススープ、
葛湯、味噌汁などで浄化。
徐々に上向きに
食欲もでて、
数日で体も軽くなってきたようです。
切干大根茶は子どもからお年寄りまで
安心して飲める薬膳です。
外食で高脂肪のものを食べ過ぎた時、
季節の変わり目の体の大掃除に
数日から1週間ほど飲みます。
知っておくととても便利です。
<おすすめの人>
外食が続き体に脂肪が蓄積、
肥満、肩こり、にきび、頭痛、
婦人系疾患(子宮筋腫、子宮がん、卵巣がん、乳がんなど)、
体臭、歯ぎしり、過食衝動、頭の中心部のはげ
<作り方と飲み方>
切干大根 + 水(切干大根の4倍)
1.切干大根をサッと洗って水に数分浸す。
2.中火で蓋なしで沸騰。弱火で20~30分に出す。
3.熱いうちに漉し、煮汁をいただく。冷蔵庫で数日。
※一日1~2杯。1週間ほど続けてみる。
体力が落ちてきたら、数日だけ続けてやめる。
陰性(体が冷え気味な人)な人は注意しながら進める。
<切干大根茶実験開始!>
最近、夫の頭頂部の髪が薄くなってきたこと、
夜、歯ぎしりをたまにすることが気になって
少し悩んでいるようだったので
切干大根茶で実験をすることにしました。
ちなみに、中央部のはげは、
たんぱく質過多(動物性)、
塩分過多な食事が原因の一つと
東洋医学では考えられています。
(糖質制限でたんぱくしつが多すぎるのでは?
と私は考えています。)
実験結果、どのくらい先になるか分かりませんか、
報告します。好ご期待!
<おまけの話>
興味深い説があります。
人間は生まれる前に
母体で血液をもらい、
そして
生まれてからは
母乳をもらって大きくなります。
母乳は乳製品のように
動物性たんぱく質です。
私たちはこの赤ちゃんの時代に
一生で必要な動物性たんぱく質を
充分もらったので
生まれてからは植物性だけでも
充分足りているよ、
という話です。
本当かどうか。
それはさておき、
動物性は高脂肪・高タンパクの組み合わせが
消化する際に体の負担になることは
東洋も西洋医学も合致しているところです。
肝臓はひたむきいに
がんばるのですが、
なかなか追いつかないとき、
肥満や生活習慣病として体から
「もうギブアップです!」
とサインをだします。
そうなるまえに、
その都度、
毎日の食事の中で
解毒・排出をしてくれる食品を
取るよう心がけてみるだけで、
数年先の体の状態が変わってきます。
動物性食品の解毒の仕方です
ご参考下さい。
↓
肉食後の解毒法
<まとめ>
現代は、気を付けない限り
高脂肪・高タンパクになりがちな食事が
「普通」になっています。
ちょっと減らしてみたり、
解毒してみたり、
自分でコントロールする技をもっていると
食事を楽しめます。
正しい解毒の仕方、
少しずつ学んでみませんか?
続きはまたヨガの時間にお伝えします。
<ワークショップ・勉強会のお知らせ>
※Art Therapyワークショップが10月14日(日)10:00~12:00、カラーパーティーのイベントとして開催されます。
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※次回の「ママのための勉強会」は11月22日(木)10:00~11:30
※次回の脳と心の勉強会「脳HOW」は12月27日(木)10:30~12:00