ハトムギで内臓も肌もピカピカに

娘の目の下に1㎜くらいの白くさいぶつぶつが数年前よりでてきました。
こんな感じのものです。

医学的には
稗粒腫(はいりゅうしゅ・ひりゅうしゅ)と呼ばれているようです。
ニキビとはちがって脂質ではなく角質でできていて
なかなか取れないとのこと。

娘は10代思春期真っ盛り。
あまりに気になって仕方がなかったようで、

ある時、何を思ったのか
「断食とヨガして治す!」と
食べ盛りの年頃の一大決心。

私たちの周りの人達が食養とヨガや呼吸法で変わっていくのを見ていたので
とにかく断食すればどうにかなる!と思っていたようです。

脳と体がすざましいスピードで成長している
第2次成長期の断食は細心の注意を払いながらしなければ
更年期に一気に体にガタがでてしまうので、

私もいろいろと考え、調べ、計画立てながら
1か月の食養を始めることにしました。

ということで、前置き長かったですが、
今日は、体にできたもの(イボ、タコ、できもの)を
食べ物でとるお話です。

<皮膚を見れば内臓の調子が分かる>

こんなところにホクロがあったかな」という経験はありませんか? 
シミ、ほくろ、イボ、タコ、、、
年齢を重ねるにつれて様々なものが体にでき始めますね。

東洋医学では、これら皮膚のいわゆる「できもの」は
血液の汚れ、血流の滞り(於血ーおけつ)が原因と考えます。

とくに体の経絡という気の通る道筋上にできたものは
「内臓不調を知らせる大切なサイン」として
重要な診察ポイントと考えています。

(ちなみに、全身には約360ものツボがあるといわれ、
頭部には70以上、顔面には60以上のツボが集まっています。
そして経絡上のツボはそれぞれ内臓に対応しています)

そして今回の目の周りの白いぶつぶつ、
稗粒腫(はいりゅうしゅ・ひりゅうしゅ)ができたところは目の下。

ここはホルモンや生殖、泌尿器に関わる部位で
ストレスによる気の滞りも考えられます。

たんぱく質、脂質の過剰で血液が濁ったのか、
ストレスがかさんだのか、その辺は憶測ですが、

少なくとも、彼女の場合は
人よりもたんぱく質に反応しやすいようで
以前にも足の裏のたんぱく質が多かったらできやすい個所に
タコができたことがありました。

どちらにせよ、血液の浄化と
デトックスを担う腎臓を強化する必要があります。

<どうやってぶつぶつを取るの?>

食養としては
まず腹八分目以下。
特に夜は味噌汁とご飯だけ。

積極的にとったのは
ハトムギです。

ハトムギごはん、ハトムギスープ、ハトムギ茶、ハトムギサラダ、などなど
無農薬、全粒のものを週に3,4回ほど。

これは数年前、足の裏のイボをとってくれた食養。

そして
血液浄化を手伝ってくれる
小豆、ひじきやあらめなどの海藻をたくさん。

少食、ハトムギ、小豆、海藻、味噌、玄米ご飯、
適度に中庸な野菜で1か月。

忘れかけていた頃、
ふと娘の顔を見ると、
なんと左だけですが、
ない!

2人で驚きと喜びを分かち合った、そして
食べ物と体の力を知った瞬間でした。

<薬膳としてのハトムギ>

ハトムギは漢方としても使われています。
漢方名はヨクイニン。

イボ取りの妙薬として昔から民間薬として有名です。

ハトムギには豊富なたんぱく質、食物繊維、ミネラル、ビタミンが含まれています。

たんぱく質の中に微妙に含まれている
コイキセノライドという物質がガン予防や抑制の効果があるという
研究報告が話題になりました。

中国では神経痛やリウマチ、
慢性気管支炎などの治療薬として古くから使われています。

基本的な効き目としては
排毒、排泄です。

利尿作用により体液・血液の毒素を排出し
流れを良くします。
循環がよくなり、新陳代謝もあがります。
結果、
疲労回復や肌がきれいになるだけでなく、
様々な病気の治りを早めることで知られています。

肌荒れにもよく、
最近はシャンプーや石鹸にも配合されていますね。

私たちの体は「食べたもの」でできています。

赤血球がいれかわるのが
120日だと言われています。

骨の細胞も最近では数年で
入れ替わると分かってきました。

つまり、数年前の自分と
今の自分は全く別物。

(でもひとりの人格として
認識できているのは不思議です。)

食べ物を変えれば
体は確実に変わります。

そしてポイントは
血液の質

脳も含め体中に栄養を運んでいる
血液の質が私たちの健康の鍵です。

体のアカはお風呂で
体の中の血中のアカは食べ物で。

ただ、見えないのが難点ですね。
定期的に、出すのが大切ですね。
プチ断食したり、少食にしたり、
運動や、呼吸法も大変役立ちます。

そして、取り入れるものも大切。
どの食べ物が体にたまりやすく
どの食べ物がデトックスを助けてくれるか。
人種、性別、体質、食べ物の組み合わせ、
季節によっても効果が変わってきます。
日々勉強ですね。
一緒にまた勉強しましょう。

では、年末ワークショップのお知らせです。
脳と心の勉強会、ヨガでは、デトックスティーもついていますよ!(^^)!

<年末ワークショップのお知らせ>

12月27日(金)ヨガ+座学 @ 宝塚 11:00~13:00

12月28日(土)ヨガ @宝塚 10:00~11:30

12月29日(日)心理学講座ー心の栄養足りてますか?ー @ 大阪市梅田 12:30~15:30

12月30日(月)脳と心の勉強会 脳HOW @ 大阪 10:30~12:00

関連記事

  1. 日本の夏を乗り切る体づくり [食事から体をつくる]

  2. しょうがの足湯:冷え改善 vol.6

  3. 豆は毎日食べても飽きない ![豆の料理法]

  4. 日本のビーガン人口は540万人. 世界から見て多いの?

  5. ターメリックパックで美肌を取り戻す:スローエージング肌編

  6. 梅干はウィルス対策に最強 – 6つのウィルス対策…

  7. お酢で肝臓手当 [体のデトックスをアップさせる酢の効力と使い…

  8. 菜食が地球を救う!2020アカデミー賞授賞式の大きな試み

  9. アスパラガスの苦み成分は春のデトックスを促進

  10. 美容も台所から [ココナッツオイルとごま油でマッサージ]

  11.  「味噌使い」になろう!味噌で子どもも大人も脳育・腸育!:季…

  12. 今年の12月29日はこころも大掃除をしよう!

  13. くず [成分プエラリン] が自律神経をやわらげる

  14. 食べたいものを食べる 私の体験より

  15. 秋冬はブロックされていた心と体のエネルギーを解き放つ

  1. 2024.09.17

    実は心も食べ物でできている!?

  2. 2024.09.11

    古典ヨガと現代日本:Vine Artsヨガのクラス

  3. 2024.08.12

    猛暑から体を守る食:「寒天」

  4. 2024.08.07

    イエローストンのオオカミたちとマスタークラスの終わりの言…

  5. 2024.08.05

    心の牢獄から抜け出す(シンキング・シップ・ジョーク)

  1. 2020.05.01

    5月9日はオンラインヨガクラス

  2. 2019.11.26

    心理学・アートセラピーの年末ワークショップ

  3. 2019.10.31

    脳HOW no.6.「睡眠力」

  4. 2019.07.17

    Women’s Life はじまります!

  5. 2019.05.05

    no.5. 脳HOW

  6. 2019.02.04

    第5回 脳HOW 腸=脳=心

  7. 2018.12.22

    「ママのための勉強会 in 東京