週に一食だけベジタリアン!栄養満点の食事を楽しみながら地球温暖化が食い止められる!? [動物性と植物性たんぱく質の違い]

地球の温暖化、環境異変はもう待ったなしの状態のようです。
現在、絶滅危機に登録された野生動物は2万種にもなりました。

自然はどのくらい破壊され、
地球環境はこれからどうなるのでしょう?
知らないうちに、カウントダウンが始まっています。

私たちの唯一の家、地球。
地球を守るためには一人一人のアクションしかありません。

電気をこまめに切る、
水をだしっぱなしに食器を洗わない、
ペットボトルは買わない、、、、

そこに毎日の食事を加えて下さい。
1週間に1食、肉類を抜いた食事をするだけで
温室効果ガスが減らせる効果があります。

ミートフリーマンデーで地球がすくえる!?
食べて温室効果を食い止める!?

でも、魚肉類なしで
お腹いっぱいになる?
栄養は足りてるの?
心配ですよね。

ちょっとした知識を知ってると、
選択が増え、自由が広がります。

<お肉の代わりになるもの:植物性たんぱく質ってなんだろう?>

たんぱく質は炭水化物、脂質、無機質、
ビタミンと共に5大栄養素の一つ。

役割は大きく分けて3つです。

1.筋肉、血液、内臓、皮膚、爪など私たちの体の基礎を作る

2.体力、体温の保持。

3.成長促進 

たんぱく質が不足すると、

免疫力が落ち、疲れやすくなり、
胃腸障害、月経異常、発達障害などが起こる可能性が高くなります。

逆にたんぱく過剰になると
処理しきれずに体内で有毒な酸となり
体に老廃物としてたまりまじめ
血液が酸化しはじめます。

中和するためミネラル、ビタミン、カルシウムを体からどんどん取っていくので
不足の時と同じですが、内臓に負担がかかり、疲れやすくなり、体力低下、

もう少し老廃物がたまってくると、
肌のトラブル、生理トラブル、

さらにたまると、肥満、血液亢進、心臓病、肝臓病、
腎臓病、ガンや腫瘍といった病気として現れます。、

たんぱく質には大きく分けて
動物性たんぱく質 (動物由来のもの:肉、魚、卵など)
植物性たんぱく質 (植物由来のもの:※、大豆、小麦タンパクなど)

の2種類に分けられます。

どちらもたんぱく質ですが、
違いは体の消化の方法です。

肉類は体を温め貴重なエネルギー源として重宝されてきましたが
脂肪が多く食物繊維が少ないため、
消化に時間がかかり体にたまりやすいのがデメリット。

一方
植物性たんぱく質のメリットは、
吸収率がとてもいいという点です。

植物性たんぱくは動物性に比べ脂質が少なく、
ミネラル、水溶性ビタミンが豊富。

そのため、老廃物がでにくく、
血液を汚しません。

うれしいのは、
必須アミノ酸も完璧に備わっている。
カルシウムに関しては牛肉の60倍といわれています。
脳育を助けるグルタミン酸も多い!

体への負担が少なく、効率よくエネルギーを生産できる、
ということです。

<えらべる植物性たんぱく質>

植物性たんぱく質は精進料理でも良く使われるので
日本人にはなじみの深いものが多いです。

身近に、どんなものがあるのでしょう。

代表的なのは、和食の基本、
豆とその加工品ですね。

豆腐、湯葉、厚揚げ、薄揚げ、
納豆、高野豆腐、、、

最近はインドネシアの発酵大豆食品
テンペもスーパーでみかけるようになりました。
これも美味です。軽い味わいは、特に夏に重宝します。

最近話題になっているグルテン食品の
全粒車麩、麩、生麩、セイタン、コーフーなども
穀物の胚乳から生成されるたんぱく質です。

実は、とうもろこし、高きび、そばの実などの雑穀にも
良質のたんぱく質が含まれています。

そして、ピーナッツや落花生などのナッツ類、
青のりやひじきといった海藻類といったものにも
良質たんぱく質が含まれています。
 
最近、スーパでも見かけるようになりましたが、
豆から植物性たんぱく質を抽出して加工した製品である大豆ミートは、

その使いやすさ、体への負担の低さ、
肉にも劣らない美味しさから注目をあびています。

豚肉スライスに似たもの、手羽に似たもの、ミンチに似たもの、
たくさんの種類がでているので、たくさんアレンジができますね。

長期間の保存がきき、戻すのも時間いらず、下味をつけて冷凍することもでき
忙しい時のお助け食材です。
 
 
 
<植物性たんぱく質で栄養は足りてる?>
 
でも、本当に足りてるのでしょうか?
そう思った方、するどくいい質問だと思います。
 
例えば牛肉や豚肉100gの中たんぱく質は13~18%、
魚は平均20%前後です。

一方、豆類は20%前後、
大豆(乾燥)は35%、高野豆腐はなんと49%、
雑穀には平均10%ほど含まれています。

もっと詳しくはこちらをご覧ください。
ベジタリアン朝食だけで、たんぱく質は約25グラム

豆類のたんぱく質含有量は
畑のお肉、と言われるように、
肉類とほぼ同じ。

その他、
穀物や海藻、種や実類からも
たんぱく質をとることができます。

 

<植物性たんぱく質を日常にとりいれてみる>

 
とはいっても、お肉を減らしてみたいけれど
お肉抜き生活には抵抗ある、という方。

実は植物たんぱくの料理はバラエティーに富んでいます。
そのボリューム感、食感も十分に満足できるものばかりです。
 
例えば、雑穀の高きびやそばの実は炊くと
ひき肉のような食感になります。

ご飯と一緒に炊いたり、
ハンバーグや餃子、
焼売の具としも活躍します。

同じ雑穀でも、ひえは魚の食感と似ています。
炊いて、衣をつけて揚げると、
白身魚のフライのような風味。
 
刻んだ高野豆腐はミンチの代わりとしてよく使います。
そぼろごはん、そぼろあんかけ、ミートスパゲッティー、
バラエティー豊かになる食材。
 
揚げ物の衣に、パン粉の代わりに、アーモンドスライス、
オートミール、バリバリに割ったそうめんをまぶしても美味しいです。
 
私たちの体を作る大切な成分、たんぱく質。
日ごろ肉食が多いけれど減らすのに抵抗がある方や
ベジタリアン料理に興味はあるけれど栄養が気になる方。

まずは週に一度、動物性たんぱく質から植物性たんぱく質にトライしてみて下さい。
そして、まずは1か月、そして3か月、続けてみて下さい。
みんなにこの輪を広げていってください。
食べながら地球の掃除も一緒に!

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