木々たちが
初夏のさわやかな風に揺られ、
まるで会話をしているように
感じたこと、ありませんか?
でもこれも単なる人間の想像、妄想ではなく
木々たちが本当に会話をしていることが
カナダの研究で明らかになりました。
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)
森林科学のスザンヌ・シマール(Suzanne Simard)教授は
25年前からカナダの森で行ってきた
80回以上の科学実験を通じて、
木は人間のように、
仲間とコミュニケーションをしている
ことを証明しました。
この実験結果はインターネットで
大変な話題になりました。
TED「木は互いにどのように話すのか」
(日本語のキャプションあり)
<離れていても地下でつながる木々>
シマール教授は
この実験から
驚くような森の実態を
明らかにしました。
① 木々は互いに栄養を交換し合っている
② 情報を交換し合っている
③ 母木は自分の子どもを認識している
まるで人間社会と一緒です。
光合成で余った糖を
日陰で栄養の足りない木に
あげたり、
害虫や干ばつで傷ついたとき
千佳の菌類をつかったネットワークを使って
危険から身を守る防御機能を
上げるよう知らせたり
自分の子どもの木に
より多くの栄養を送り、
子どもの木の成長のために
スペースを空けることもし、
さらに驚くことに
母木が枯れて死ぬ前には
次世代の苗木に生きる智慧を
伝えていることも分かりました。
<よいリーダーが集団を育てる>
人間社会では、
よいリーダーはグループの
プラス面をだし、
グループをいい方へと導く力があります。
森も同じように
母木(マザーツリー)と呼ばれる
森のリーダーがいます。
この母木が健康な森は
栄養や情報を共有できるため
回復機能が高いようです。
シマード博士の実験では
母木を削除した森は
無作為に木々を削除した時と比べ
木々同士のネットワークがたくさん失われることが
分かりました。
(National Geographic 2018-6)
(Smithsonian.com)
見えない土の中で
お互い繋がって
母木を中心に
共存している森。
人も同じですね。
子どもたちは両親、養育者を
必要とします。
大人になった私たちでも
所属する場所、
信頼でき頼れる
導いてくれる何か
(人、哲学、宗教、自然科学、宇宙)を
必要としています。
<必要なのはコミュニケーション>
いいリーダーが欠けている
グループは成長が遅く、
道に迷い、
マイナスで繋がりやすく、
そして自分と他人を傷つけることも
しばしば起こります。
迷ったり、
不安になったり、
自信がなくなったり。
自分が揺れた時に
自分軸を取り戻す方法を
いつも持っていることが
大切です。
まずは自分の本当の声を聴く作業。
自分と真摯に向き合い
コミュニケーションする
時間が必要です。
そんな時に、
ヨガや瞑想、マインドフルネス、
呼吸法、自律訓練法、内観、
といった内を見つめる方法は
大いに助けになります。
自分の中のマザーツリーを育てる。
それは、子どもたち、社会へと
直接還元されます。
自分のメンテナンス=家族、社会。
森から学ぶことまだまだありそうです。
こちらの映像は
シマード博士の実験模様が分かりやすく説明されてます。
↓
Intelligent Trees – The WEBSERIES – Episode One
最後にワークショップ、ヨガクラスのお知らせです。
<宝塚ヨガ>
8月12日(日)
10:00~11:00 am
<第3回脳HOW>
ストレスー男女の脳
8月4日(土)
10:30~11:50am
<第3回脳HOW in 横浜>
ストレスー男女の脳
8月4日(土)
10:30~11:50am