ほてりにくく冷えにくい中庸の体を作る、 梅雨の時期、トマトは注意しながら一工夫

じめっとした梅雨、
さすような太陽光と湿気の多い日本の夏、
高温多湿でカラダはダメージを受けています。

そんなカラダに元気を与えてくれる味の一つが「酸味」です。

梅干し、レモン、キウイ、かんきつ、トマト、、、

酸味は肝臓の働きを助け
疲労回復や排毒を助けてくれ
高温多湿でダメージを受けている
カラダには必須の味です。

でも、食べ方には工夫が必要です。
内臓を冷やし、下痢、腹痛など内臓機能が落ち、
慢性的な冷え、むくみを招くこともあり得るので。

今日は酸味野菜の代表トマトの食べ方と
冷え、むくみについての話です。

<生のトマトと冷え>

東洋医学的に見てみると
トマトには「血液を薄め」
体温を下げ、渇きを潤す
作用があります。

栄養科学的にみてみると
「カリウム」の作用です。

ナトリウムの排出を促して
血圧の上昇を抑えたり
筋肉の収縮をスムーズにする働き、

腎臓に溜まりやすい
老廃物の排泄を促す働きも
あるといわれています。

血液が薄まると、
カラダが冷却さえるので
夏には快適です。

暑さで汗をたくさんかくと
カリウムも一緒に出てしまい

倦怠感や食欲低下など
夏バテしてしまうこともあります。

カリウムは日本の夏を乗り切るのに
とても必要な成分。

けれども、現代の日本は
冷房や冷たい食べ物が豊富。

どこでも涼める環境です。

そんな現代、トマトを多食するのは
必要以上に体温を下げ
血液循環を悪くしてしまう
危険性があります。

しかも、カラダが冷えていることに
鈍感になってしまい
気づかないことが多い。

血液をサラサラにするトマトには
高血圧、動脈硬化など血管系の病気
子宮がん、卵巣がん、前立腺がんにも効果があると
最近の研究でも分かってきています。

でも冷えている私たちが食べ過ぎると
むくみ、冷え、生殖器、心臓、呼吸器が弱って
病気の巣を作ってしまうことになります。

特に
体温が低い陰性の方、
運動量が少ない方、
筋肉が少ない女性の方は
食べる量と体の調子を観察してみて下さい。

内臓、意外と冷えているかもしれません。

<体が冷えるとどうなる?>

カラダが冷えることが体に良くないことは
体験的に私たちは知っています。

おなかが痛くなったり、下痢したり
肩が凝ったり、頭の周りも悪い。

また、昔から冷えは万病のもと、
と言われるよう

あらゆる病気に
かかりやすくなるといわれています。

慢性疲労、気管支炎、生理不順、アレルギー、肝炎、腰痛…
冷えが関係する病気は挙げればきりがありません。

自分の平均体温を知っておくことは重要です。
健康な身体を維持するには
36.5度前後の体温が必要と考えられています。

体温は0.5度下がるだけで体調に変化を及ぼすと言われているので、
平熱が36度以下の人は低体温と考え

冷やさない生活習慣・食習慣を考え直してみましょう。
「冷え」は毎日の生活習慣が大きくかかわっています。
 
特に女性は筋肉量が少なく、ホルモンバランスが崩れやすいので、冷え性になりやすいと言われています。
年代では高齢者も、代謝が落ちているので冷えを感じやすくなります。

<美容にトマト>

けれども、トマト、
食材としてとても魅力的です。

子どもたちも大好き。
家族も笑顔になる。

鮮やかは赤色はテーブルをにぎわせ
レシピの幅も広がります。

トマトに含まれる
「リコピン」※
という抗酸化物質は

血管の老化を防ぐ物質の吸収を高め
美容にも大きい役割を果たしています。

血液をサラサラにし、
肌をきれいにし
食卓ににぎわいを与えてくれるトマト。

いい食べ方はないでしょうか?

<内臓を冷やさないトマトの食べ方>

東洋医学の基本理論
陰陽五行からトマトの調理法を見てみると

トマトはとても陰が強い食材なので
陽の強い食材の味噌、醤油、自然塩と一緒に調理し

さらに
「火」を使ってより陽性に調理することで
よりバランスのいい中和された形で
カラダへの負担を減すことができます。

栄養的にもトマトを加熱することは最適な方法のようです。
特にリコピンは体内吸収率が悪いことで有名です。

加熱することでたんぱく質構造に変化が起こり
約3倍リコピンを吸収しやすくなる、
と言われています。

さらに、たまねぎ、にんにく,
ブロッコリー,キャベツと一緒に
加熱することでリコピン吸収率が
上がることが研究で分かっています。

イタリア料理は美容にいいのかもしれません。

<手間をおしまずトマト料理を堪能しよう>

ちょと手間かもしれませんが
いったん、トマトに火をいれて冷ますと
より甘みもでて、酸味とのバランスが絶妙になりますね。

とくに発酵した味噌や醤油は
腸内の吸収をよくし
陰陽のバランスをとりながら
お互いのいいところを引き出すことができ
カラダをより中庸へと導くことができます。

今日から生のトマトサラダはレシピからはずして
ラタトゥイユにも味噌、醤油。
トマトスープにも醤油や塩こうじ
トマトサラダが食べたいときも火を通す。

もともと観賞用だったトマトを食べだしたのは
コロンブスの新大陸発見以降だそうです。

その後もしばらくは観賞用だったようで
こう見てみると人類の歴史の中では
トマトは比較的新しい食材です。

この新しい食材とどう向き合うか、
知識と知恵を使って
カラダを整えていきましょう。

みなさんの健康を心から祈って。
今日も長文を読んでいただきありがとうございました。

※リコピンとは、植物などに含まれる赤色やオレンジ色の色素成分・カロテノイドのひとつ。カロテノイドの中でも特に抗酸化作用が高く、日焼け・疲労・ストレス・喫煙・睡眠不足などで、体内に発生するしみ・しわ・たるみといった細胞の老化のもとになる活性酸素を除去するサポート役と言われています。

<参考資料>
https://ci.nii.ac.jp/naid/40006612920
https://ci.nii.ac.jp/naid/130007638533/
https://www.kagome.co.jp/library/company/news/2018/img/2018051401.pdf

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