安眠はアンチエージングの鍵であり、何より健康の「土台」部分。どんなにいいものを食べていてもよい生活習慣を送っていても睡眠不足が続いていると、すべてが台無しになります。今日は「わたしにとってのよい睡眠とは?」と「そのための夜ヨガのコツ」について。
よい睡眠とは?理想の睡眠とは?
この赤ちゃんのように毎日寝れたら幸せですね。
一般には大人は7~8時間の睡眠が必要、だとも言われていますが、「わたし」は、はたしてこの一般に属しているかどうか?その指針はさまざまありすぎ、判断は主観に頼るしかありません。実際、厚生労働省が実施している国民健康づくり対策、「健康21」でも、「自分にあった睡眠時間があり、8時間にこだわらない」という記載があり、理想の睡眠時間は「分からない」というのが正直なところのようです。※1
3時間以上寝ると体の調子が悪い「ショートスリーパー」もいれば、一方、アインシュタインは10時間も睡眠をとり、夢の中で相対性理論を思いついた、なんていう話もあります。レオナルドダヴィンチは、数時間働き、数十分寝る、という得意な睡眠パターンをもっておられたとのこと。
では、「わたし」の理想の睡眠はどのように見極めたらいいのでしょうか?古来の賢人の智慧に答えを見つけてみましょう。アーユルヴェーダの古典書には良い睡眠は「健康と幸福」に非常に重要だとされています。
※アーユルヴェーダとは、5000年の歴史を持つインド・スリランカ発症の「生命科学」です。(サンスクリット語のアーユス(Ayus/生命)ヴェーダ(Veda/科学)世界3大伝医学の一つとされ、インドに限らず世界中で、病気の治療から日々の心身のメンテナンスにまで、幅広く実践されています。
良質な睡眠を得るためには
・眠くなったら寝る
・昼寝は夏以外はしない(昼寝は座ってする)
・足裏にオイルマッサージ
・早起きする(ブラフマムフールタの時間:日の出前96分から日の出理想)
・夕食は軽く
※ブラフマムフールタについて過去の記事↓
などといったことが書かれています。
ご存じの方も多いと思いますが、脳科学的にも、早起きし太陽をあびることは、睡眠に必要なメラトニンの原料、セロトニンが合成が促されるため、結果、適切な睡眠のリズムを作るスタートとなる、ということが分かってきています。※2
睡眠が足りているかどうか知るには、結局は主観に頼るしかないのですが、
・すっきりと目覚められたか(朝セロトニンがちゃんとはたらいているか)
・日中眠くならなかったか(食後の眠さは食べ過ぎ、という原因も考えられる)
今のところ、これらが睡眠が足りているかどうかを知る、自己チェックに使えそうです。
夜ヨガのすすめ
暑い真夏の夜はどうしても睡眠が阻害されやすいです。でも、ヨガを少しでもすると、4つの睡眠障害(入眠障害、中途覚醒、早期覚醒、熟睡障害)の緩和が期待できます。
では、夜ヨガは朝・昼ヨガと何が違うのでしょう?
夜のヨガのポイントは
・動きをできるだけゆっくり
・息を意識的に
・寝たポーズを多く
朝・昼ヨガはアクティブなヨガでも大丈夫ですが、夜ヨガはマットの近いところで行い、呼吸もゆっくりしていきます。
もっとテクニカルな部分では
・止める呼吸法(クンバク)はしない、もしくはやさしく
・必ずクールダウンする
・頭を心臓より下にしたポーズは避ける
・吐く息を長く(副交感神経を優位にする)
・立位を少なく
・骨盤をゆるめる
などなどなど、他にもたくさんありますが、朝ヨガ、昼ヨガとはまた違った趣になります。寝る前に10分でも試してみてください。「疲れた→寝る」といきなり寝てしまうと、脳が緊張したまま朝を迎えてしまうこともあり、寝起きがよくありません。「疲れた→ヨガ→寝る」、10分でも全身の総司令部である「脳」をクールダウンすることで次の朝の目覚めが変わってきます。これは私の体感するところ。
夜ヨガのおすすめポーズ
手書きで分かりにくいかもしれませんが、効果は高いです。是非是非、試してみてください。
・足の裏を合わせて、両手はお腹かひじをまげて上に、海の波の音をイメージしながら自然呼吸(3~5分)
・コブラポーズ(交感神経をしずめ、胃酸を下げ、よい睡眠へと導いてくれます)
1.うつ伏せになり、足は腰幅(下半身はできるだけリラックス)
2.両手は胸の横か、あごの横
3.手で床を押してひじを伸ばし切り、あごを少し上げ、眼を閉じ
4.自然呼吸(7~10呼吸)×3
※ どれもやさしく最後まで吐ききるのがポイント
※ 寝れないときの食として、夕食に本葛を使うのもおすすめ。
※ では、今日もgood sleepを!
みなさんの健康を心から祈って。
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