風邪かなと思ったら、細胞をよみがえらせ免疫力をつける命のスープ [玄米クリーム]

パーキンソン病、高血圧、
過去には胆石、血液増多少、脳梗塞(数回)、、

病気の巣となってしまった
父の体は(75歳)
とうとう耐えきれない
瀬戸際まで来ているようで

担当医より「断食するように」
とのお達しがでてしまいました。

でも、
食べるのが生きがいである父は
「無理です」と即答。

ところが
「命がかかってますよ」
という先生の言葉に少し心が動き、

玄米クリームを使った断食を
2週間することになりました。

<玄米クリーム>

玄米クリームは食養の一つで
玄米を炒ってから、長時間煮込み、
エキスだけを絞り出したもの。

玄米の生命力を凝縮させた
命のスープです。

末期がんで何も食べれなくなった舅(しゅうと)も
これだけは最後まで食べることができました。

風邪のとき
微熱があるとき

など不調な時に
体にエネルギーを与えてくれます。

玄米クリームは病人だけでなく
様々な人生の場面で使うことができます。

・離乳食
・母乳替わり
・介護食として
・断食中の飲み物として
・様々な病気の食養として
・重病人の主食として

玄米は解毒作用が高い穀物です。
炒って消化を良くし、
そのエキスだけを絞った玄米クリームは

・便秘緩和・解消
・疲労回復
・アレルギー体質の改善
・胃腸トラブル

など、その他たくさんの
マイルドトラブルの食養としても
活用できます。

玄米のエキスには
体内の酸化熱をとって炎症を沈め
良い血液を増やし、
痛みを緩和する力があります

そして細胞の老化を遅らせ
体を温め、免疫力を上げ、
何より消化抜群なので
胃腸に負担がかからず
万人に向いた食養です。

<玄米クリームの作り方>

玄米クリームを作るのは大変!
という声をよく聞きますが、
作り方はとてもシンプルです。

子どもたちが熱をだしたとき
夜中でもよく作りました。

少し時間がかかりますが、
手作りの効果はとても高く、
(無農薬無肥料玄米は理想)
時間をかけるだけの価値ははあります。

<材料>
玄米(1/2cup)
水(5cup)
自然塩(小1/10)

<作り方>
1.玄米を弱火で炒る。ぱちぱち音がして、
  きつね色になるまで

  私は玄米は浸水したもの、
  発芽玄米にしたものを使っています

  しっかり炒りるので、
  20~30分かかることもあります。

2.別鍋で沸かした湯(5cup)に
  1と自然塩を入れフタをし
  弱火でふきこぼれないように2時間煮る

3.木綿布(水にぬらし水気を良く切る)に2を入れ
  絞り出す。熱いので木べらを使ってもいい。
  (時間がない時はミキサーでもOK)

4.よく絞り出した3をもう一度
  鍋にいれひと煮立ちさせる。
  (必要なら好みの塩加減に味付る)

飲むときは2~3倍に薄めて飲みます。

<玄米クリームのバリエーション>

離乳食や母乳の足しに

玄米クリームを水(2~3倍)でのばします。
塩はお好みで。

解熱剤として大根おろし入り玄米スープ

玄米クリーム(小1)
水(1cup)
大根おろし汁(大1)
自然塩(少々)

鍋に水と玄米クリームを入れてよく混ぜ、
大根おろし汁と自然塩を加え
沸騰直前に火を止め
暖かいうちに飲む。

無理なく穏やかに解熱してくれます。
塩は少ない方が効き目がある。

毎日の滋養強壮、食養として

食欲がない時、疲れた時、
体力を回復したいとき、

薄めた玄米クリームに梅干や鉄火味噌など
体を温める食材と組み合わせると
効果も上がってきます。

<どうしても時間がない時>

手作りが一番ですが、
時間がかかるのが玄米クリーム。

時間をかけた手作りのクリームは
効果も高く、味もいい。

でも、どうしても時間がない時は
市販のレトルトに頼ることもできます。

日持ちするので
いざというときに
常備しておいてもいいですね。

自然食品店で手に入りやすい玄米クリームです

コジマフーズの有機玄米クリーム

オーサワジャパンの有機玄米クリーム

ムソーの玄米クリーム

<玄米クリーム断食>

父が始めた玄米クリーム断食は
100gの玄米クリームをお湯で薄めたものを
朝と晩に飲む、

というシンプルなもの。
昼は抜きです。

そうすすることで
消化に使っていたエネルギーを
細胞修復へと回し、
体の生命力を高める、
というものです。

現代の日本は飽食です。
これは人類の歴史上初めてのことと聞きます。

自然界を見ると人間だけでなく
生き物は飢えに対処できるような
システムは持ち合わせていますが、

飽食に対する対策はなく
人間ではインシュリンを出す
といったことくらいで他に見当たりません。

一方、飢えの状況では
細胞は活性化し、頭脳は明晰になり
体が「生きよう」と生命力を高めます。

でも、お腹いっぱいで満たされている時、
体は動きにくく、頭は眠く、
すべてがいったん「休憩」

それが続くと
体の機能が鈍くなり、
さらに免疫力も落ちてしまう。

そう考えると
時々断食・小食にすることで
細胞の元気(気を元に戻す)を取り戻す方法は
生命力を高めるのに役立つかもしれません

父の玄米クリーム断食の効果がどうだったか
また報告したいと思います。

<少食や断食は免疫力を維持し生命力を高める?>

腹八分目、医者しらず
腹六分目、病気知らず

ということわざがあるように
お腹いっぱい食べない、
というルールは

私たちの
自然治癒力を高め、
頭脳を明晰にしてくれる
早道だと言われています。

少食にはどんなメリットがあるのでしょう?
個人の体験と、他の人の体験、
文献をまとめました。

1.少食は免疫力を維持し長寿につながる?

もう有名な話になりましたが

通常健康的とされるカロリー摂取量を
最大40%カットした
カロリー制限(CR:calorie restriction)が

マウスや昆虫、そして霊長類にも
寿命を延ばすのに効果があった
という研究報告がたくさんされています。

※米国国立老化研究所(NIA)(1987)
 ウィスコンシン大学の研究チーム(2009)

ただ、このサルたちは自然界でなく
ケージい入れられているため
運動の不足や精神的ストレスがかかっていること、
を考慮すると

カロリーを減らせば寿命が延びるかは
そうシンプルではなさそうですが、

世界の長寿の地域がどこも
少食であることを踏まえると

少食が健康寿命を延ばすのに
期待はできそうですね。

2.便通がよくなり宿便も排出される

私は1日1~1.5食ですが、
便通がとてもいい。

食べていなくても、
便はたくさんでます。

というのは、便の約3分の2は
腸内細菌の死骸や水分だから。

腸の蠕動運動が盛んになり
腸の大掃除を特別にしなくても
自然にできる体になってきます。

3.睡眠時間が短くなり、頭脳も明晰に

よく聞く体験であり、私自身の経験からも
少食になると睡眠が短くなります。

眠りの質が高くなり、
日中のパフォーマンスも高く、
ひらめきもよくなり
頭脳も明晰になります。

エジソンもコメントを残しています
「この小食主義が私の発明の要訣です」

4.体力がでてくる

少食を始めたころは
空腹感に、めないや頭痛、
脱力感がでてくることもありますが、

それを過ぎると
かえって力がて、
また体力もつき
仕事がはかどります。

5.細胞が若返る

細胞が飢餓状態になると
細胞がもともともつエネルギー
=生命力
「生きよう、治ろう、成長しよう」
という力が高まると言われています。

体の排毒する力も高まり、
浪費物が流れやすくなり、

体温が高くなるため
免疫力が活性化し、
ウィルスや細菌にも強い体ができてくる。

年齢を重ねるほど代謝が減るので
食の内容、量、質を変えていく必要があります。

病気になる前に体を調える。
まずは、生命力を高めること、
玄米クリーム作りから始めてみませんか?

みなさんの健康を祈って。

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