アンチエージングやファースティングに:甘い野菜のスープ

毎年、排毒の季節2月を目安に数か月間
半日断食をします。

18時間は固形物は食べず
白湯、番茶、時折「甘い野菜スープ」で過ごし
食事を少しずつ減らしていく断食です。

この私が「命のスープ」と呼んでいる
「甘い野菜のスープ」は
こんな色をした野菜の上澄みスープです。

マクロビオティックをアメリカに広めた
久司道夫氏の提唱する代表的な養生メニューです。

※ 最近考案されたハーバード式野菜のスープはこれと非常に似ていて、
ガンや生活習慣病、心筋梗塞、脳血管障害に効果を上げています。

野菜のエキスを凝縮させたファイトケミカルなスープで
血糖値を安定させる薬膳として有名です。

飲んだと同時に体中の細胞一つ一つに
じわじわと染みわたり満足感と至福感が味わえる
一品です。

<甘い野菜スープの主な効能>

・ 血糖値の乱高下を防ぐ
自律神経のバランスが整う→結果、精神的な安定感を得ることができます。

・ 膵臓の負担が減る
糖尿病や膵臓の病気を緩和

・腸内環境を整える
水溶性の食物繊維やオリゴ糖が豊富に含まれているので腸内を大掃除。腸の働きを正常化してくれる。結果、やせやすいカラダにもなる。

・ 免疫力があがる
ファイトケミカルを定期的に摂取していると免疫力向上する。その効果は科学的にも研究されています。

※ファイトケミカルとは、植物が紫外線による酸化や、動物や昆虫などの外敵から自らを守るために作り出した、色、におい、苦味を持った物質。ポリフェノールやカテキン、フラボノイド、アントシアニン、カロテン類などが人間にとって有用なファイトケミカルとしてよく知られています。抗酸化作用により活性酸素を除去し、免疫力を高め、血管の老化を防ぎ、がんを予防、アレルギー反応を抑制し、美容効果、ダイエット効果があると言われています。

<甘い野菜のスープの作り方>

材料

・ 玉ねぎ、キャベツ、かぼちゃ、人参(同量をみじん切り)
・ 全体の3~4倍の水

※ファイトケミカルは、野菜の皮の部分に特に多く含まれています。できるだけ無農薬・自然栽培のものを皮をむかずにスープにしてみましょう。(玉ねぎ以外)

作り方
1.材料をすべてみじん切り

2.厚手のなべに、みじん切りした材料を陰性の順=(玉ねぎ、キャベツ、かぼちゃ、人参)に重ねて、ゆっくりと鍋の淵に沿って回しながら水を注ぐ。

3.蓋をせずに中火で沸騰。

4.沸騰したら蓋をして弱火で30~40分クツクツ煮る。

下の写真は40分煮込んだもの

5.煮あがったらざるで濾す。きれいに濾すと日持ちする。

※マクロビオティックでは、陰が強いものに火が入るよう、陰性から陽性の順番で並べて火にかけます。
※包丁の入れ方で味がずいぶん変わるので、丁寧にみじん切りして下さい。

飲み方

・ 一日1~4回、体調に応じて1カップ程を空腹時や食間に飲む。
(空腹時にとることで、ファイトケミカルの吸収率が高まる)
・ 集中して体質改善したいときは10日~1か月ほど続ける。

<こんな症状でお悩みの方に>

・体質を変えたい
・過食
・アレルギー
・婦人病全般
・胃腸不良
・すい臓の疾患
・大腸の疾患
・精神病全般
・神経病全般

春はかぼちゃを抜きにして、かぶをいれたり
秋はキャベツを抜きにしたり、アレンジできます。

私はまとめて作って、その都度、小鍋手温め
体調を整えたいとき、半日断食の時に飲みます。

綺麗に濾すと冷蔵庫で2,3日ほど持つので便利です。

<甘い野菜のスープの魅力>

血糖値を安定させてくれる甘い野菜のスープの魅力は

1.○○したい!という欲求・執着からくる
心の不安定さ落ち着かせてくれます。

2.すい臓の働きを助けてくれ
甘い物への欲求を抑えてくれる

3.抗酸化作用の強いビタミン、ミネラル、ファイトケミカルが
バランスよくしかも豊富に含まれている球形野菜の
エッセンスだけを効率よくとれること。

最後に、濾した後の残った野菜はアイディア次第で
様々な料理に使えます。

例えば、ベジー豆腐キッシュ

半日断食で小腹がすいたら、
このスープとヨガ、呼吸法が大変役に立ちます。
一度試してみて下さいね。

今日も読んでいただきありがとうございました。
皆さんの健康を心から祈って。

<2020年1,2月の冬のオンラインヨガの予定>

1,2月はアンチエイジングと冷えをテーマに
効果の高いアサナを選んでクラスを進めています。
初心者の方、お試しも歓迎

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