梅肉エキスで子供の腹痛も治った.

腹痛に梅肉エキス

 
先日、家族の結婚式に参加しました。
食事の方は、ホテルシェフの計らいで
ベジタリアンフレンチを頂くことができ、至福のひと時。
ただ、お祝い事ということで、
ウェディングケーキだけはいただくことにしました。
 
予想通り、家に帰ると、
お腹痛い。。。と夫、次いで長男。
 
私は普段食べていないものは
食べた分だけ下痢して、
また戻ります。
 
さらに
腹痛が伴う時は
「梅肉エキス」
なければ
「梅干し」を一個まるまる食べます。
効き目は抜群です。
 
今回は梅肉エキスを持参していなかったので
梅干しで代用。
しばらくすると痛みは治まりました。
 
梅干しや梅肉エキスは
腹痛、便秘、下痢、頭痛、筋肉痛、
疲労、などなど万能薬。
いつも常備しておくと
とても役に立つ代物です。
 
 

梅肉エキスの殺菌力

 
梅肉エキスには強力な殺菌作用があり、
昔から、食中毒、赤痢、コレラなどの伝染病予防、
腹痛、下痢、便秘などにも役立ってきました。
 
これは梅肉エキスに含まれる
クエン酸の働きで、
弱アルカリ性に保たれている胃の中が
一時的に殺菌されるからだとか。
 
梅肉エキスの殺菌能力の実験がありました。
12種類の食中毒菌(※)
薄い濃度の梅肉エキス(0.5〜0.125%)と混ぜると
菌の増殖が抑制されたとのことでした。
 
※大腸菌O-157、サルモネラ菌、チフス菌、ネズミチフス菌、赤痢菌、シトロバクター、枯草菌、黄色ブドウ球菌、ミクロコッカス・ルテウス、コレラ菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
 
他にも面白い実験がありました。
細菌学者の大高興博士の報告によると
梅肉エキスから有機酸を取り除いた残りの物質を液状にして、
それをわずかに、赤痢菌・チフス菌・ぶどう状化膿菌に混ぜたところ
どれも10秒で死滅。
(Koubaien~「梅肉エキスを家庭の常備薬に」参照)
 

 

梅肉エキスって?東洋医学・西洋医学からみたその効果・効力

 
梅肉エキスは、完熟直前の青梅のしぼり汁を長~く煮つめたもの。
青梅1kgからわずか20-25gほどしかできません。
作るのには大変な手間と労力が必要なので
自然食品店で購入することもできます。
 
梅干しの効力を凝縮した梅肉エキスは
梅干しの20~30倍の効力があると言われています。
 
東洋医学的には
・殺菌消毒  
・疲労回復 
・内臓強化 
・血液浄化 
・ホルモンバランスの調整 
・動脈硬化の予防
・体力強化
などの効果があるようですが、
 
梅肉エキスの科学的効果のほうは
現在、18ほど明らかになりつつあるようです。
 
梅肉エキスの詳しい科学的効果に興味ある方はこちらを

梅肉エキス白書
http://www.meitanhonpo.jp/ume_white_paper_detail/
 
 

疲労回復には梅肉エキス [クエン酸の力]

 
クエン酸についてもう少し詳しくみてみましょう。
梅肉エキスには特に良質なクエン酸が豊富に含まれています。
その含有量はレモンの10倍!
 
クエン酸には疲労回復の効果が非常に高い。
何故かというと、クエン酸は摂取するとエネルギーを作りやすいから。
 
1つ1つの細胞内にはクエン酸回路(サイクル)があります。
クエン酸回路とは
生きるために必要なエネルギーを作り出し、
脂肪や乳酸を分解、エネルギーに変換してくれます。
いわば体内のエネルギー生産工場です。
 
クエン酸回路が上手く回らなければ、エネルギーが不足し体は疲労してしまいます。
このサイクルをうまく回してくれるのがクエン酸です。
クエン酸を多くとればエネルギー代謝がよくなり、疲れにくい体を作ることができます。
 
梅干し、梅肉エキスを常食していると
夏でも疲れ知らずの体の土台を作ってくれるかもしれません。
 

※クエン酸サイクルを発見した生化学者クレブス博士は、
この研究によって、
1953年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
 
 
クエン酸には殺菌力、疲労回復の他にも
様々な痛み(肩こり、首凝り、頭痛、筋肉痛)
肝臓病などの予防・改善に働く他、
尿路結石を防ぐという作用があるようです。
 
脳の神経疲労も和らげてくれます。
暑さで疲れた時、
忙しくて心身ともに疲れ果てた時、
梅肉エキス、梅干しや
梅酢ドリンク、梅しょう番茶を飲むと
す~っと疲れがとれていくのは
この作用のおかげなんですね。
 
以上述べてきた様々な効力の他に、
梅肉エキスにはまだまだいろんな効果があります。

夏バテ、胃痙攣、胃拡張、胃下垂、喘息、自律神経失調症、
冷え症、目のトラブル、夜尿症、歯痛、虫刺され、痔、ノイローゼ、、、
 
飲み方は、
私は直接小さなスプーンですくって
ごくっと飲んでしまいますが、

酸っぱすぎるときはお湯で薄めて
米あめやメープルシロップを加えると飲みやすいです。
錠剤型も売っているので、
苦手な方はそそちらが便利かもしれません。
 
何十年も保存が効くようなので
家庭に常備しておくといざという時に役立ちます。
少し高めですが無農薬のものがやはりお勧めです。

関連記事

  1. ウィルス対策~発酵食品と食物繊維

  2. 脳と心の勉強会ー第4回脳HOW

  3. 無農薬の紅大根 [浄化作用の強い春の赤い食材]

  4. 本物の酢は体温を上げ ウィルス対策にも

  5. 梅雨の快適な過ごし方~食べ物でカラダの毒をとる

  6. 絶対ストレスをためないために:毎日の4つの習慣

  7. しょうがの足湯:冷え改善 vol.6

  8. 寒い冬のためのスローエージング食(食事から整える)

  9. 理想の飲み物 [白湯]

  1. 2024.09.17

    実は心も食べ物でできている!?

  2. 2024.09.11

    古典ヨガと現代日本:Vine Artsヨガのクラス

  3. 2024.08.12

    猛暑から体を守る食:「寒天」

  4. 2024.08.07

    イエローストンのオオカミたちとマスタークラスの終わりの言…

  5. 2024.08.05

    心の牢獄から抜け出す(シンキング・シップ・ジョーク)

  1. 2020.05.01

    5月9日はオンラインヨガクラス

  2. 2019.11.26

    心理学・アートセラピーの年末ワークショップ

  3. 2019.10.31

    脳HOW no.6.「睡眠力」

  4. 2019.07.17

    Women’s Life はじまります!

  5. 2019.05.05

    no.5. 脳HOW

  6. 2019.02.04

    第5回 脳HOW 腸=脳=心

  7. 2018.12.22

    「ママのための勉強会 in 東京