<大根でデトックス!>
春、私たちの体は冬にためた老廃物、
皮下脂肪や古塩を体外に出して
春夏の軽やかな体になろうと肝臓が働き始めます。
犬や鳥が冬毛から春夏使用の
風通しのいい毛に生え変わるように、
私たちの内臓や血液も衣替えです。
この時期に排出する量が多くて出し切れないと
体は肌から出したり、熱で出したり、
鼻水、くしゃみ、
倦怠感、むくみ、頭痛、花粉症
といった形で
なんとか排出しようと試みます。
体の排出を手伝ってあげる方法は
運動と食事。
特にこの時期の排出を
手伝ってくれる食材があります。
その中でも優秀な食材はこれ
大根
大根はデトックスを助けてくれるこの時期大切な食材。
大根の煮もの
ふろふき大根
大根ステーキ
大根プレスサラダ
大根おろし
切干大根
たくあん. etc…
形替え、料理法変えながら
日本人の食文化に大きく寄与している食材の一つ。
体の毒出しをしてくれる大根。
その成分の95%は水分ですが、
これらが腸内の便を柔らかくし、
豊富な不溶性食物繊維が
腸内の善玉菌のエサとなり、
善玉菌を増やし腸内環境を整え
排出しやすい状態を作ってくれる
と考えられています。
そして有名なのは大根の豊富な消化酵素たち。
でんぷんを分解するジアスターゼ、
たんぱく質を分解するプロテアーゼ、
脂肪を分解するリパーゼなど、
これらが消化不良を解消し、
胃腸の働きを助けてくれます。
むかしから
刺身には「けん」や「つま」
焼き魚には大根おろし、
ごはんにたくあんをつけるのも
こういった理由。
科学を知らない時代でも
「体」で「必要」を感じ取っていたんですね。
現代の私たちにかけてしまった
ものかもしれません。
<大根の料理法でデトックスが変わる>
料理法を変えることで目的別に
デトックス効果を上げることができます。
この冬、体にたまった動物性からとった脂肪を溶かしたいときは
大根の煮物
(春なら蒸し大根やプレスサラダがいですね)
最近とった動物性脂肪を排出したいときには
大根おろしやかぶおろし
昔から溜まっている古い脂肪の排出には
切干大根
切干大根の薬膳「切干大根茶」の過去の記事
こんな風に使い分ける知恵を少し持っているだけで
生活コントロールと食を両方楽しむことができますね。
<玄米粉の大根餅の作り方>
大根と切干大根をダブルに使った
デトックス料理を紹介します。
デトックスには小食と半日断食が
一番の近道ですが
時にはハレのお楽しみ食事も取り入れながら
小食を楽しむとストレスなく
デトックスを進めれます。
改良に改良を重ねてきた我が家の一品
点心の玄米粉を使った大根餅です。
<材料>
・大根
・切干大根
・ごま
・ネギなどの青物
・塩
・玄米粉(今回は発芽玄米粉)
<作り方>
立派な無肥料無農薬大根が農家さんより送られてきました。これを贅沢に使って作ります。では、スタート。
1.大根を薄い短冊切りにし塩をすりんでおく。切干大根は水につけておく。ネギは輪切り。
2.大根の水分をきって、切干大根を食べやすい大きさに切り、大根、切干大根、切干大根をつけた汁、ネギ、ごま、必要なら塩、玄米粉をボールにいれて混ぜ合わせる
3.蒸し器にセッティングし、30~40分程中火で蒸す。大根に透明感がでてきたら、祖熱をとり冷蔵庫で冷えかためる。
4.食べやすい大きさにカッティングし、フライパンにごま油を熱し表裏軽く焼き、お好みで醤油などをかけていただく。
「蒸し料理」は春にぴったりの料理法。
長くコトコト煮る冬の料理は体を温めますが、
蒸気の力を借りて軽く料理するこの方法は
体も内側から軽くしてくれます。
最後は大根葉もしっかり活用して下さいね。
こちらは塩もみ大根葉とゴマの混ぜご飯。
大根葉のビタミンC、カルシウムは
野菜の中でもトップクラスの食材です。
そして、最後はヨガでリンパのうっ血をとり完全デトックス!
皆さんの健康を心から祈って。
<2021春ヨガのスケジュール>
2、3,4,5月は
排毒のヨガメニューをオンラインでお届けします。