「味噌使い」になろう!体が喜ぶ・家族も喜ぶ(味噌vol.2)

それぞれの体質、体調、季節に応じて
今の「私」に必要な「みそ汁」が作れたら

みそ汁は
私たちの体を整え
若さを保ってくれる
「命のスープ」
として働いてくれます

みそ汁を作るために
まずこの4点を踏まえて
作ってみると

体が「喜ぶ」「おいしい」「またほしい」
みそ汁ができあがる

1.季節によって味噌を選び分ける
2.年齢によって味噌を選び分ける
3.男女によって味噌を選び分ける
4.体調によって味噌を選び分ける

前回は
1.季節によって味噌を選び分ける
をお伝えしました

過去の記事 ➡
味噌で子どもも大人も脳育・腸育!:季節・体調にあった味噌選び・おいしいみそ汁とは?

今回は
2.年齢によって味噌を選び分ける
を東洋医学的な視点と
私の20年の食養経験からお伝えします

日本に住む人にとって
味噌の知識、
一生ものです!

<年齢によって味噌の種類を変えてみよう>

年代によって体質は変化してきます
体質の変化とともに味噌をかえてみると
おいしく感じると同時に
健康・美容にも役立ちます

● 子どもたち

一般的に、
幼児、児童、青年の
子どもたちは

体温が大人より高く、
身体的・精神的成長も留まるところを知らず
大変活発でエネルギーの塊です

東洋医学的に言うと
エネルギーが満ち満ちている状態
「陽性=引き締める力」の年代です

なので、冬でも
体を温める「豆味噌」より
※前回の記事を参考下さい
軽めの「米味噌」を摂ることで

体に熱がこもりすぎず
でも冷やし過ぎず
ちょうどいい「中庸」の
バランスをとることができます

体に熱がこもると、それを発散させようとして
冬に冷たいアイスやジュースが欲しくなったり、
微熱・高熱をだして体から熱を逃がそうとします

ただ、スポーツ部などで
運動量の多い子どもたちには
タンパク量の多い豆味噌は
時には必要になってきます

● 成人

一方、成人は子どもたちに比べて
精神的にも身体的にも成長は止まり
陰性(緩める力、静か、熱が逃げる)
へと向かいます

とくに脂肪の多い女性は
男性よりも冷えやすく、

ましてクーラーの部屋に一日いて
汗をかかない生活が続くと

内臓が冷えて、代謝が落ち
老化が進み
免疫力も落ち始めます

そんな時は
夏でも体を温める「玄米味噌」が役立ちます

● シニア

シニア世代では
(持病があったり運動量によりますが)

体の水分が減り、体が硬く縮んで
陽性に偏ってきます。

「麦味噌」を中心に
軽いみそ汁を食してみましょう。

食物繊維が腸の働きを促進し
老廃物の排毒を助けるため

病気の予防・美容的にも
シニア世代にもみそ汁は大切です

ただ、長年のベジタリアンの方は
陰性よりになっていることがあるかもしれません
そんな方には玄米味噌や米味噌を中心に作ってみましょう

でも、ここで一つ疑問が湧いてきますね
年代の違う家族のみそ汁はどうやって作ればいいでしょう?

私はこんな風に調節しています
1.家族で一番疲れている、必要としている人のために作る
2.薬味で調節

詳しくは次回のコラムで
お話ししたいと思います。

では、みなさんの健康を心から祈って。
今日もありがとうございました

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