春から夏にかけて、私たちのカラダは
冬に貯めた皮下脂肪や
体にたまった古塩(老廃物)を排出しようと
解毒を担う肝臓がフル活動しはじめます。
体の老廃物を排出する方法は
大便、小便、汗、息
この4つ。
毎日のお通じの有無、色形
小便の回数、色、と量
毎日の運動による発汗、
呼吸の深さ
これに加えて食事による毒抜きも
肝臓を助け、カラダがうまくデトックスできるよう
大きな助けになります。
今日は
以前に紹介した切干大根茶の
飲み比べしてみました。
<切干大根茶を比較してみる>
比べてみたのは2種類の切干大根で
どちらも日本産の有機栽培、天日干しされたものです。
1つめは
愛媛県産の無茶々園。
栄養成分表示を見ると
100グラムあたり
蛋白質9.7グラム
脂質0.8グラム
炭水化物69.7グラム
入っています。
一方
島根県のやさか共同農場の切干大根は
タンパク質8.9グラム
脂質0.6グラム
炭水化物72.7グラム
入っています
若干エネルギーも栄養価も
島根県産の方が高くなっています。
見かけも少し違います。
右は無茶々園さんの切干大根。
色が濃く、香ばしいにおいがします。
一方左のやさか共同農場さんの切干大根は
しっとりとやわらかく
においもやわらかです。
<切干大根茶を比べてみて>
煎じてみるとこんな感じになりました。
味の方は
無茶々園さんのほうは
コクと深みがあり、
どっしりとした飲みごたえありました。
甘みも強めです。
一方
左のやさか共同農場さんの方は
さっぱりとさわやかで
後味が良く、穏やかな甘みが後で現れてきます。
気温が少し低めで
飲みごたえが欲しい時は
1つめ、
気温が高くなり、
さっぱりとしたいときは
2つめ、
という風に
気候と体の状態で
飲みかえると
よりデトックスが楽しくなってきますね。
では、作り方と飲み方です。
<作り方と飲み方>
切干大根 + 水(切干大根の4倍)
1.切干大根をサッと洗って水に数分浸す。
2.中火で蓋なしで沸騰。弱火で20~30分に出す。
3.熱いうちに漉し、煮汁をいただく。冷蔵庫で数日。
※一日1~2杯。1週間ほど続けてみる。
体力が落ちてきたら、数日だけ続けてやめる。
陰性(体が冷え気味な人)な人は注意しながら進める。
<切干大根茶はこんなときにいい>
外食が続き体に脂肪が蓄積していると感じた時、
肥満、肩こり、にきび、頭痛、
婦人系疾患(子宮筋腫、子宮がん、卵巣がん、乳がんなど)、
体臭、歯ぎしり、過食衝動、頭の中心部のはげ
私はカラダから余分なものを出したいとき、
小食にして数日続けます。
特に春夏は重宝しています。
<梅雨に乾物>
乾物はカラダの余分な水分(水毒)を排除してくれる
梅雨に役立つ食品です。
じめじめとした梅雨
カラダの中も水はけが悪くなり
これが冷え、胃腸トラブル、頭痛、肌のトラブルなど
水毒の状態を引き起こすと
東洋医学で考えます。
乾物は、太陽に干すことで栄養価を何十倍にもあげ
長期保存することを可能にした先人の知恵。
梅雨に乾物を食べきる、という言葉が昔からあるように
特に物が腐りやすい梅雨の時期には重宝されてきました。
乾物を使ってカラダも水はけを良く。
切干大根の過去の記事も参考にしてください。
↓
梅雨を快適に過ごすために乾物を使う [デトックスには切干大根]
皆さんの健康を心から祈って。