食べ物を変えると3か月で体は変わる:白砂糖で体が冷える!?:冷え改善 vol.3

<女性は冷えやすい?>

女性に多いと言われている”冷え”。
指先、足先が冷たくてなかなか寝付けないという経験ありませんか?

2019年に実施された
20~60代の男女
計1,000人のアンケート調査によると、

約6割の人が冷え性であり、
その内、女性は7割以上が
冷え性であることがわかりました。
※1

冷えを感じる部位はどこか?
という質問に対しては

1位「足先」
2位「手先」

ということで
末端に冷えを感じている方が多い

しかも比較的若い30代の層が最も多い
ことが分かりました。

若くても冷えている現代人、
何故でしょう?

夏でも靴下が欠かせなかったり
冬のあの寒さ、つらいですね。

食事内容、ストレス、睡眠不足、運動不足、
様々な原因が複合的に重なっての結果ですが、

冷えは万病のもと、
症状の出ていない(未病)状態の内に
早めの対処が必要です。

今日は食事と冷え、
特に「白砂糖と冷え」について
そして理郎の甘味料についての話です。
お役に立てば幸いです。

<冷えた時の体はどうなってる?>

身体的に見てみると
冷えの主な原因は
「血液循環の悪さ」です。

血液が循環しないと、
体も頭の酸欠&栄養不足になり、
動きや判断力もにぶく、新陳代謝も落ち、
体を掃除してくれている内臓の働きも悪くなってしまいます。

体を冷やす食品には主に
冷たい飲み物、清涼飲料水、
夏野菜、一部のスパイス、果物、
砂糖菓子、カフェイン、酒類、etc…

これらを取りすぎた時
血液循環が悪くなり体が冷えだします。

とくに白砂糖や精製穀物が体を冷やすことはずいぶん前から
自然食界では指摘されてきました。

<白砂糖はなぜ冷やす?>

実際、精製穀物で作られた麺、
砂糖菓子、ジュースなどは
冬より夏に多く消費されています。

でも、どうして白砂糖を代表とする
精製食品は体を冷やすのでしょう?

これはずっと不思議に思っていた疑問でした。

実感としては「そうだ」と感じますが
甘いもの=冷やす

疑問だけが数年浮遊している状態でした。

ところが
今回、ある人との会話がきっかけでその謎が解けました。

それは、

冷えは循環が悪くなって起こる、
という視点で見ると分かりやすく簡単でした。

慢性的に白砂糖や精製粉を取っていると
これらを分解するためにミネラル・ビタミンを体から必要量取ってしまいます。

食品に含まれていたら問題ありませんが
白いものは皮に含まれているミネラル・ビタミンをそぎ落とした部分です。
ということは、体からこれらが奪われてしまうことになります。

ここまでは、今までOKでした。

ではなぜミネラル・ビタミンが減ると体が冷えるのでしょう?

ここからは医学博士でもあるある人のおかげでした。
長年腑に落ちなかった疑問の答えをシェアーしたいと思います。

ビタミン・ミネラルは体の新陳代謝に必要な大切な物質。
これらは甲状腺で体に熱を作るホルモン生成を助ける、
というのです。

結果、
ミネラル・ビタミンが体内で少なくなると
熱を作り出すためのホルモンの出が鈍くなり、

同時に、
運動不足や食事により
血液の質が悪くなっている場合、
循環が悪くなり、
冷える。

精製糖が直接冷えを招くのではなく
間接的に甲状腺の働きを弱らせる、

ということ。

なるほど、気持ちよく解決。

ヨガでもたくさんのどをのばしますね。
喉を伸ばすポーズでは肩甲骨も同時に動かしているので
あたたまりが早いのかもしれません。

※肩甲骨周りには熱を作り出すブラウン細胞が集中している

<人間はみんな甘党?>

でも、甘いものが人生からなくなったら
楽しみがなくなる!

そうですね。
分かります。

甘いものは頭だけでなく
(→体は欲してないときありますね)
心を緩め
幸せにしてくれます。

実は私たちはもともと甘党です。
赤ちゃんが一番敏感な味は「甘み」です。
苦いもの、すっぱいものは激しく拒絶します。

母乳が甘いので生物的に甘みを
感知しやすくなっているのでしょう。

ちなみに塩味を感知できるのは
5,6か月になってから。
(なのでこの時期まで塩味は控えてくださいね)

とういことで、
安心してください、
私たちはもともと
甘いものが大好きな生き物

問題は、
現代の食事は甘いものが多すぎる、
ということ。

野菜や炭水化物にも糖(天然糖)が
たくさん含まれていますが、

さらに私たちは、
和菓子、ケーキ、お菓子、パン、
「おやつ」として習慣的に食べていますね。

中食や外食の和食にも
砂糖はたくさん使われています。

これが問題。

砂糖接種が慢性化すると
次第に体の糖分処理が追い付かなくなり
冷え、老化、肥満、
様々な病気という形で
私たちに警笛をならしています。

みなさんは大丈夫でしょうか?
まずは1日から1週間の食事を見直して
冷える食品をどのくらい食べているか
調べてみることは冷えをなくす第一歩。

<理想の甘味料は?>

それでも、甘いものはやめれない、
という方のために、
理想の甘味料を紹介します。

理想の甘味料は、
「野菜」
「全粒穀物」

です。

え?甘くないじゃない?
そんなの毎日食べてる!

そうですね、
白砂糖になれてしまった私達の舌や脳は
野菜や穀物の優しい甘みを感知できなくなり
満足感を得ることが難しくなってきています。

人参、大根、ごぼう、かぶ、カボチャ、玄米、全粒粉、コーン、、、

天然糖質がたくさん含まれている野菜を
低温で料理し、100回程噛んで食べると

甘さにこんなに種類があったのか、
と驚かされます。

天然糖質は
血糖値を穏やかに上げ、
腸にも負担が少ない理想の甘みです。

でもやっぱり
「しっかり甘い」ものを食べたい?
そんな方には、

次におすすめの理想の甘み
「甘酒」はいかがでしょう。

穀物を発酵させた甘酒、
特に玄米甘酒は
ビタミン・ミネラルに加え

お腹の腸内細菌を育て整える
アミノ酸、繊維が豊富で
いい油脂もいい具合に配合されています。

甘酒の素晴らしいところは
抽出・精製された部分食ではない
唯一の全体食(一物全体)の甘味料だということ。

全体食(Whole Eat)は
現代科学ではまだ分かっていない栄養素の働きが
私たちの体を整えてくれます

甘酒は
蒸しパン、プリン、あんこ、ウイロウ、お団子、カレー、、
様々な料理に使え、
腸を整えながら食を楽しめる甘味料。

でも、これも甘みが足りない?

そんな方は
「米飴」がおすすめです。

一物全体ではなく
部分抽出したものですが、

米から作られた自然糖は
血糖値を緩やかに上げ
体に負担なく吸収されます。

これも、白米、玄米、麦と様々な種類があり

季節や料理にあわせ使い分けると
料理のバラエティーが広がります。

ただ、体調が悪いときはお勧めしません。

甘味料の話は尽きませんが、
続きはヨガの後の薬膳クラスで。

ということで、
まずは白い甘いものを10日ほどやめてみましょう。
体の変化を感じたら1か月続けてみて下さい。

1か月続けると習慣になり
3か月続けるとライフの一部になる、
ということわざがあるように、

まずは一か月。
体の変化を楽しんでみませんか?
自分の意志と体は別物であり一緒であり
逆らえないものであり、コントロールできるものであり、

ここからはヨガになりますね。
変わるものと変わらないもの、
ヨガと瞑想で気づいて深めていきましょう。

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