春夏になると無性に食べたくなるものがあります。
それは、あのジューシーで元気がでてくる
かんきつ類。
みかんから始まり、
いよかん、デコポン、八朔、ぽんかん、
甘夏、夏みかん、日向夏、ニューサマーオレンジ、、、
週を追うごとに
次々とでてくる
柑橘類。
色といい香りといい味といい
飽きることなく
楽しませてくれます。
<柑橘類を西洋医学的にみてみる>
栄養学的には
「天然のサプリ」
といわれるほど、バランスよく
カルシウム、カリウム、葉酸、マグネシウム、
ビタミンB,Cなどを含んでいると言われています。
ビタミンCの美容効果は有名ですね。
お肌の張りを保つコラーゲンの生成に大きな役割を果たし、
細胞の修復再生に一役買っています。
風邪の予防にも効果発揮です。
すっぱさの元
クエン酸は疲労を緩和してくれます。
柑橘類は果物のなかでも抗酸化物質を非常に多く含み、
(カロチノイド、ポリフェノールなど)
様々なダメージから細胞を守る働きがあり、
アンチエイジングに効果です。
また
体内の免疫システムをサポートし、
ガンの増幅をコントロールする働きも認められています。
CSIRO(オーストラリアの研究機関)や
世界がん研究基金の調査では、
https://www.csiro.au/
柑橘類をよく食べると、胃ガン、口腔ガン、食道ガンなどの
ガン予防につながることが判ってきています。
アメリカ国立ガン研究所でガン予防に効果がある
【デザイナーフーズ・リスト】にも柑橘類が進められています。
https://www.cancer.gov/
<日々の生活で柑橘類を楽しむ>
私は無農薬のものが手に入れば
皮を天日干ししてストックしています。
お風呂に入れると
冷え症予防にも抜群です。
リフレッシュもでき
じめじめしているのに
体は冷える梅雨に重宝します。
また、乾燥し皮を蚊取り線香のように使って
虫よけ(主に蚊よけ)にも使っています。
蚊取り線香のように長く燃えることはありませんが
夏の朝一番にたく柑橘の匂いは
エネルギーを与えてくれます。
リフレッシュ効果
不安やイライラの解消
といった柑橘類のアロマ効果は有名ですね。
その他
交感神経が刺激され新陳代謝があがり
体温が上がるので
消化不良、下痢、便秘
冷え症などにも効果を発揮します。
<認知症予防・改善にも柑橘類!?>
今、柑橘類に多く含まれる
「ノビレチン」がアルツハイマー病の
根本治療薬になるのでは
と注目されています。
「ノビレチン」はポリフェノールの中のフラボノイドの仲間です。
抗酸化作用、アンチエイジング、デトックス作用があるとのことで
数年前から日常でよく見聞きするようになりました。
血糖値の上昇を抑え、発がん抑制作用や、
慢性リウマチの予防や治療にも
効果があることもわかってきています。
マウスにノビレチンを入れると、
神経細胞突起が伸び始めたとか。
また記憶障害の改善に重要とされている
情報伝達分子が活性化したとの報告もありました。
(東北大学の抗認知機能性食費院開発の研究ページです)
面白いことに
柑橘類の匂いの方も効果が期待されています。
脳の血管が拡張され、脳への血流(栄養)が増加するので
認知症の原因と考えられている「衰えた神経細胞」を
活性化できる、とのことでした。
<古来からの智慧より>
5000年からの人類の智慧、
インドの生命医学、アーユルヴェーダでは
オレンジの食べ物は子宮機能を向上させ
気持ちを持ち上げてくれる食べ物として
更年期、婦人病予防に勧められています。
魚の毒消しとしても使われてきました。
サーモンにはレモンを付けますね。
私達日本人の身近なところにもあります。
例えば、さんまにすだち。
こうやって書いてみると
たくさんの恵みを与えてている柑橘類。
6月が終わりに近づくと
もうそろそろ食べおさめ、
今週で今季最後かな?