豆は毎日食べても飽きない ![豆の料理法]

「豆」の料理の仕方を
知ってれば知っているほど、
お肉がなくても
豊かな食事を楽しめます。

みなさんもご存知、
「畑のお肉」と言われる豆類。

その名の通り、豆類には
良質なたんぱく質が
豊富に含まれています。

その魅力は、
肉類と比べる脂質や糖質が少なく、
体にたまることが少ないことです。

そのため
肉類過剰による肌のトラブル、
体臭、生理痛といった
排出現象が少なくて済みます。

植物性たんぱく質については
過去の記事をご参照ください
  ↓
ベジタリアン朝食だけで、たんぱく質は約25グラム
ベジタリアンが料理の種類に困らないのは何故?

<体にやさしい豆の選び方>

とはいっても
豆にも脂質は多く含まれているので
気になるポイントですね。

常食にはなるべく脂質の少ない
豆を選んでみましょう。

世界のマメ科植物はおよそ
650属、18,000種るようですが
実際、食用として用いられているのは
70~80種程。
日本で主に食べられているものは
15種類ほどです。

その中でも脂質の少ないものは順に
小豆、黒豆、レンズ豆、ひよこ豆です。

どれも昆布を一切れと煮ると、
昆布の陽性(引き締める)の力が
豆の陰性(緩める)を中和し、
ふっくらと炊くことができます。

小豆は、
ご飯と混ぜて小豆ごはんに。
また
薬膳の「小豆かぼちゃ」にもできます。
これは膵臓や腎臓の病気の特効薬です。

特に無農薬無肥料の小豆は甘い!
米あめで作った優しい甘さの小豆ようかん、
小豆とレーズンでつくったあんこなど、
精製糖なしでも楽しめます。

小豆の美容効果もみのがせません。
シミやくすみを取ってくれたり、
利尿作用があるため、
むくみや排毒を促してくれます。

黒豆は肺や大腸の働きを助けてくれます。
また女性ホルモンと似た作用を持つ
イソフラボンが婦人系疾患の予防・改善を
してくれ、薬膳効果も高く
是非取り入れたい豆の一つです。

黒豆ごはん、黒豆・小豆・大豆ごはんも美味です。
黒豆とブロッコリー、トマト、キュウリのサラダ、
黒豆コロッケ、黒豆スープなども好評です。

食べた次の日は肌の違いを実感できるほど
ツヤツヤです。
黒豆もまた美容効果の高い食材なのです。

ひよこ豆は
インドのアーユルヴェーダでは欠かせない食材。
ようやく最近では
日本でも手に入るようになってきましたね。

マッシュしてレモン汁や味噌を混ぜてペースト状にしたり、
みじん切り玉ねぎと一緒に混ぜて
ひよこ豆バーグにもできます。

また野菜と一緒に醤油や塩味だけのシンプルスープや、
サラダにいれても美味しいです。

ひよこ豆は
ご飯にもパスタにも合う
バリエーションの広い豆で
男子や子どもに大人気です。

ひよこ豆を粉にしたひよこ豆粉はとても便利。
イタリアではひよこ豆粉、オリーブ油、
塩と水を混ぜてオーブンで焼いたひよこ豆パンを
朝食、おやつによく食べます。

ここにベーキングパウダーをいれると
ふっくらできますが、
体調に合わせて作り方を変えて下さい。

※魔法の粉、ベーキングパウダーは便利ですが、
市販されているベーキングパウダーには
神経系に影響のあるアルミニウムが含まれています。
是非アルミニウムフリーのものをお求めください。
健康であれば排毒されるかもしれませんが、

腎臓が弱い方、
臓器が未熟な幼児には神経障害の症状が
でることも考えられます。
これにも諸説ありますが。
その他、
お腹が張りやすいかたも注意しながら食べて下さい。

<ミラクルな豆腐のバリエーション>

豆の加工品は日本食には欠かせません。
その代表は豆腐。

東洋医学の基礎になっている
陰陽論で豆腐を見てみると

大豆の陰性な部分を搾り取った豆乳に、
にがりという陽性のちからを
加えて固めたものです。

(簡単に言うと陽性は細胞を引き締め
陰性は緩める作用があります)

豆腐は体を緩めて冷やす陰性食品。
夏の暑い時、いい具合に体を冷やして
熱が出た時の手当てとしても
よく使われます。

いくつかレシピを紹介します。

・豆腐や厚揚げを崩し炒めし、
かぼちゃや裏ごしコーンを加えると、
スクランブルエッグなどの
卵の食感や味に近くなります。

・豆腐をフードプロセッサーでペースト状にして
葛粉と白味噌、塩、
好きな具を入れてオーブンで焼くと
キッシュに早変わり。

・豆腐に米あめ、メープルシロップと塩、
レモン汁、バニラエッセンスを加え
フードプロセッサーで混ぜると
生クリームも顔負けの豆腐クリームに。
ケーキ作りにはかかせませんね。

豆腐は
不飽和脂肪酸をたくさん含み
植物性脂肪はコレステロール値も気にならず、
胃にももたれまぜん。
少々食べ過ぎても大丈夫です。
(でもほどほどに。)

・豆腐マヨネーズは最近
市販もされていますね。

作り方は簡単。

梅酢かレモン汁、塩、水切り木綿豆腐、
白味噌、お好みでメープルシロップを加え
フードプロセッサーで撹拌します。
冷蔵庫で数日しか持ちませんが、
手作りは格段に美味しい。

・味噌に水切り豆腐を1週間ほど付け込んだ
豆腐チーズはクリーミーで奥深い味。

・豆腐を凍らせると、
高野豆腐とも豆腐とも違う
違った食感になり、
炒めものなどに重宝します。

<毎日腸活!日本の豆発酵食品たち>

日本を代表する調味料
味噌、醤油を忘れてはいけませんね。

必須アミノ酸がせいぞろい。
酵素が腸を整えてくれ
豆そのものでは補えない微細な栄養素が豊富。
毎日食べても負担にならない万能食です。

「ごはんとみそ汁」
やはり日本食にはかかせない
代表メニューですね。

納豆も大切ですね。
納豆はそのまま食べても、
チャーハンにしたり、
おやきや揚げ物にしても美味しい。

インドネシアの発酵食品テンペも便利です。
巻きずしや生春巻きの具として、
醤油とみりんでシンプルに焼いても美味しい。
下準備がいらないので使いやすいです。

その他、植物性たんぱくを使った料理の
話題は尽きません。
長くなったので続きはまたいつか。

体への負担、環境への負担を少し減らすために、
また、いつもの食卓に新風をいれるためにも
時たま肉なしベジタリアン生活、
少しだけ日常に取り入れてみませんか?

関連記事

  1. アンチエージングやファースティングに:甘い野菜のスープ

  2. no.28. 半日断食~ベジタリアン が 料理の種類の困らな…

  3. 「味噌使い」になろう!体が喜ぶ・家族も喜ぶ(味噌vol.2)…

  4. 生命力を高める食べ方 – 血液の質を良くするため…

  5. 小豆カボチャで食後高血糖を下げる

  6. 何歳からでもできる!アーユルヴェーダで艶髪を復活!

  7. アスパラガスの苦み成分は春のデトックスを促進

  8. 今年の12月29日はこころも大掃除をしよう!

  9. 夏の救世主 梅ごぼう

  10. くず [成分プエラリン] が自律神経をやわらげる

  11. 食べたいものを食べる 私の体験より

  12. 真夏はクーラーにもアイスクリームにも頼らない! –…

  13. 日本の夏を乗り切る体づくり [食事から体をつくる]

  14. 秋のデトックス食材をフルに活用する [小豆など]

  15. 梅肉エキスで子供の腹痛も治った.

  1. 2024.09.17

    実は心も食べ物でできている!?

  2. 2024.09.11

    古典ヨガと現代日本:Vine Artsヨガのクラス

  3. 2024.08.12

    猛暑から体を守る食:「寒天」

  4. 2024.08.07

    イエローストンのオオカミたちとマスタークラスの終わりの言…

  5. 2024.08.05

    心の牢獄から抜け出す(シンキング・シップ・ジョーク)

  1. 2020.05.01

    5月9日はオンラインヨガクラス

  2. 2019.11.26

    心理学・アートセラピーの年末ワークショップ

  3. 2019.10.31

    脳HOW no.6.「睡眠力」

  4. 2019.07.17

    Women’s Life はじまります!

  5. 2019.05.05

    no.5. 脳HOW

  6. 2019.02.04

    第5回 脳HOW 腸=脳=心

  7. 2018.12.22

    「ママのための勉強会 in 東京