真夏はクーラーにもアイスクリームにも頼らない! – 上手に体の熱を逃がす方法

猛暑が続くと、いつの間にか
クーラーの中にいる時間、
増えてませんか?

汗をかかない日が続いていませんか?
手足が冷えてませんか?
便秘や下痢はありませんか?
だるくないですか?

快適に過ごせるようになった分、
体への打撃が大きくなった現代。
今日は、クーラーになるべく頼らないで
日本の夏を乗り切る知恵をお伝えします。

<猛暑をのりきる3つのポイント>

ある時は年中「春」の国。
ある時は気温40℃湿度80%以上の夏が半年もある常夏の国。
ある時は最低気温-13度、雪は1m以上も積もる土地。

この20年間、引っ越し約10回程、
さまざまな土地で暮らすチャンスがありました。

そのたびに、それぞれの土地で暮らすための
驚くような「知恵」を
たくさんの人から学ぶことができました。

今日は、その中でも
私が今でも実践している
「暑さの乗り切り方」についてです。

まずは、基本が大切です。
どんな気候でも3つの基本を押さえておくと
体のバランス、免疫力を上げることができます。

3つのポイントとは

1.食べ物(何を、どう、いつ食べるか)

2.呼吸法(呼吸で自律神経のバランスを整える)

3.生活リズム(睡眠の質と運動の方法、ストレスの有無)

そして、この3つを常に意識しながら
季節と体調に応じた過ごし方を実践していきます。

今回のテーマ、暑さを乗り切るポイントは…..

夏の旬の食べ物
夏野菜などの旬ものを使って、体の熱をこもらせず、上手に逃がしてあげる。
体温調節には食事で血液をサラサラに常に流れている状態にしておく必要があります。
梅干、海藻、発酵食品はいい血液作りにはとても大切です。そして、
体を温める根菜や肉類など冬の食べ物を多く食べてないか、チェックしてみましょう。

少食を心がける
食べることは栄養を取り込む作業であると同時に
食べ物には必ず毒素があり、解毒のために内臓の負担が多くなります。
細胞修復にエネルギーが行くよう、腹8分目、できたら6分目にしておくと

汗をかく
汗をかくと体温は下がります。
クーラーで涼む時間が長すぎると、逆に体に熱をため込んでしまします。
特に夏は一日一回汗を思いっきりかいてシャワーを浴びるよう心がけます。

早寝早起き
夏は朝早く活動し、暑い昼は休み、
涼しくなった夜に少し活動するのが理想です。
太陽の動き、季節に合った生活をすると
体の負担、ストレスが軽減され、
心も安定してきます。

体を冷やす呼吸法
呼吸は、自分でコントロールできる唯一の臓器です。
また体温を調節している自律神経とも深い関係があります。
ヨガには体を冷やす呼吸法があります。
1日に何度か呼吸法を取り入れて
上手に熱を逃がしていきましょう。
疲れもすぐに取れていきます。

<体を冷やす食べ物>

暑さ対策の中でも
食べることは、とても実践しやすいですね。

体を冷やすというと、
冷たい飲み物やアイスクリームを思い浮かべますが、
これらは内臓を冷やしすぎ、代謝が落ち、
血液循環が悪くなり、
リンパが詰まって、
結果、便秘や下痢、頭痛、むくみ、だるさ、
といった症状を生んでしまいます。

では、自然に体を冷やしてくれる
食べ物にはどんなものがあるのでしょう。

それは、
中医学で言う「陰性」の食べ物です。

簡単に言うと
夏野菜(キュウリ、大葉、オクラ、ピーマン、瓜、かぼちゃなどなど)

注意が必要なのはトマト。
陰性が強いトマトは冷やし過ぎて体をむくませやすいと言われています。
味噌や醤油といった陽性のもので煮込んで、いただきます。

スイカもいいですね。
でも必ず自然塩と一緒に陰陽調和を忘れず。

豆腐も体を冷やします。
ただ豆は消化があまり良くないので
冷奴には必ずたくさんの薬味を。

甘酒は夏の大切な食材。
体を冷やすだけでなく、
腸内環境を整え免疫力を高めます。

梅干しも大切。
直接体を冷やすわけではありませんが、
いい塩分とミネラルが暑さに対抗できる体を作ってくれます。
熱中症対策、穀物の消化アップなど、
たくさんすぎる効能があります。

葛や寒天は体の体温を調節するのに役立ちます。
冷やし過ぎず、暖め過ぎず。
寒天よせ、葛ゼリーなどは夏にはかかせないデパートリー。

海藻も毎日必要です。
よいミネラル、ビタミンの供給源。
血液の質を保ち、サラサラに。

血液サラサラと言えば
ゴボウはとっても必要なもの。

梅ゴボウはこの時期、
私たちの食卓に良く登ります。
梅ゴボウの記事はこちらを
夏の救世主 梅ゴボウ

クーラーやアイスクリームといった
直接冷やすものだけでなく、
全体の血液の流れ、質をよくするものを摂ることで
結果、体の体液の流れを高め、結果、免疫力を高めていきます。

<熱をこもらせる食>

では、逆に体の熱をこもらせるものにはどんなものがあるのでしょう?
どんな食材でも手に入る現代には、この知識も重要です。

体を温める代表は、
肉類、卵やオーブン料理。
体が温まるため
体を冷やす甘いデザートが欲しくなります。

ピザ、パン、焼き菓子、とんかつ、焼肉など
多くとってませんか?

飲み物では、豆を深くローストしたコーヒーも寒い国のもの。
体の熱をこもらせ、ぽかぽかしてきます。

麦茶やごぼう茶、梅酢ドリンク(梅酢+水)などにシフトしてみましょう。

スーパーへ行けば、どんな食材も手に入る現代。
どの食材を選ぶか、どうやって食べるか、
便利にはなったけど、「知識と知恵」が必要な時代でもあります。

先人の知恵を使って上手に夏を乗り切りましょう!
今日も読んで下さり感謝です。

<次回のワークショップのお知らせ>

◇ 女性の人生を本気で考えるワークショップWomen’s Life
  9月4日(水)10:00~11:30
  横浜中区です。

  申し込みは
 taatherapy@hotmail.com

  詳しくはこちらをご覧ください
  Women’s Life

◇ 宝塚 秋のヨガ
  10月19日(土)1:00~2:30

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