今日から数回にわたって口癖の深層心理を展開したいと思います。
他人の口癖は気づきやすいですが、自分の口癖は案外分からないものです。
「えー」「だよね」「まあね」などが一会話にやけに多く登場したり、「まさか」「そんなわけないでしょ」などその人特有の「お決まりワンフレーズ」があったり。私たちの言葉のクセは、言葉を扱う仕事でない限り、年齢を重ねるごとに固定化されてきます。
でも実は、気づかず使っている言葉のクセは「宝の山」。それらは無駄で意味のないガラクタではなく、私たちの「潜在意識、無意識」を読み取ることができる「原石」です。
そして、潜在意識に直結している口癖を変えることで私たちの潜在意識を変化させることができます。潜在意識はアクセスが難しく変化させることも大変難しい、と言われていますが簡単に変えることができる部分もあります。
言葉と感情は密接な関係があるため、言葉遣いを変えると、まずはじめに「感情」が変化します。そして感情が変わると続いて「思考(価値観・物の見方)」が徐々に変化し、それに伴い「行動」が変化しはじめます。しばらくすると人間関係にも変化が現れ、時間の経過とともに人生そのものが少しづつ軌道を変えはじめます。
まずは形から入って中身を後から入れていく、日本の「道」のようなイメージをしてください。形=言葉を整えることで、中身=心(感情・思考)を変化させる。やり方次第では、口癖を見つけ、その言葉を変えるだけで今の生活に大きな変化が訪れます。やってみたいですか?
「できない」はない
試しに、普段何気なく使っている「できない」という言葉を「しない」「するつもりはない」に変えてみましょう。
「週末に朝6時には起きれない」
「明日までにこの仕事終えるのは無理!」
「甘いもの制限なんてぜったいできない」
私たちの人生には、いろんな「できない」ありますね。
まずは、日常の「できない」を見つけて、そしてそれをこう言い換えてみて下さい
「週末はもっと寝たいから6時には起きません」
「仕事を丁寧にしたいので明日までにはしません、もう少しまっていただけますか」
「甘いものは私のストレス緩和剤なので、2日に1回食べます」
どうでしょう?
心の奥でちょっぴり感情が変化したのが分かりますか?
どう変化したか分かりますか?
実は「できない」と言ったとき、私たちの心は「抵抗」を感じています。つまり「できない」=「したくない」ということなんですが、「したくない」という言葉を言うことで相手を傷つけたくない、または自分の欲を見せたくない。
そこで「できない」を使うと、その行為の責任が自分でも他人でもないものに転嫁できるんですね。つまり「できない」ということですべて都合の悪いものを煙に巻くことができる便利な言葉。
でも、実際、人生には能力的・時間的・物理的に「できない」こともたくさんあります。本当に無理な場合は必要な言葉です。問題は、「できない」と言ったとき、その責任が「自分」にはなく、他の誰か、または環境のせいにできることです。責任のあり場所が定かでないところです。責任を宙ぶらりんにできてしまう。なので誰も何も責められない。「仕方がないね」というしかない。本源は自分の心にあるのに。。。
私たちの心の抵抗を相手を傷つかないように、そして誰も責められないように表現できる「できない」という言葉、なんと便利なんでしょう。
私たちの自我の中には人には見せられない(?)欲求が渦巻いています
「週末くらいゆっくり寝たい「
「仕事おおすぎ!」
「スイーツで一瞬気持ちよくなりたい」
しかも、これらの欲求は、非常に強く、否定すればするほど、抑圧すればするほど、心の中で大きくなってしまう傾向がある、と言われています(経験的に納得しますよね)
「できない」は自分の欲求をマイルドに伝える便利な方法なのですが、残念ながら便利なものには大きなお返しがついてくるものです。本当の気持ちと言葉が一致していない場合、私たちは無意識的に「ストレス」を感じています。
そしてそれが重なると、心だけでなく体もストレスを感じはじめ、体調を壊すこともめずらしくありません。ただ単に「できない」をたくさん言っているだけなのに、頭痛や下痢、倦怠感、無気力感、、、、心身の体調が悪くなる、、、これは自分にも他人にも優しくない結果です。便利のはずだった言葉が双方を傷つけます。
試しに「できない」を10日間やめてみよう
それを解消するのが、「しない」という自分の意思を表す言葉です。「できない」を、「私は○○しない」に変えた時、内容が同じであっても、感情が変化します。そして、自分の感情・思考・行動を自分で意識的に「選択している」ことに気づくと思います。選択できることは自由であることに気づく。そこにはストレスはありません。
そして、自分で選択した感情・思考・行動には選んだからには「責任」がとれる。他人や環境のせいでも「仕方がない」のでもなく、自分が選んだもの、それでよし、と、自分の選択に自信が生まれ、そこから自分らしいウェルビーイングな人生を歩むことができます。
※感情・思考・行動に責任を持った生き方はゲシュタルト療法の知見です。ゲシュタルト療法は(精神分析医フレデリック・パールズ(通称フリッツ・パールズ)と、妻でゲシュタルト心理学者のローラ・パールズ、編集者のポール・グッドマンらによって1950年代に創られた心理療法で、実存主義哲学や現象学の人間観に基づいた、「気づきの体験」を通して自己成長を目指すアプローチです。
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