新型コロナの影響で
学校のオンライン授業が始まり、
子どもたちがPCを使い始めると
私は自動的にPC断ちの日々が始まりました。
なかなか記事を書けないのですが
一方、
湧き出てくる疑問をインターネットにたよらず
深く考え、それを寝かして熟成させ、
体全体を使って味わう、という時間が増え
ココロとカラダの満足感は増えている実感があります。
インターネットによりどんな情報もすぐ手に入る現代、
自分で咀嚼し、知恵にする前に、通り過ぎ、を繰り返し
情報も人間関係も表面だけで通り過ぎることが多い昨今。
どれだけPCにたよっていたか、
これが本来の姿だったね、と
反省する日々でもあります。
<水毒になってないですか?>
さて、前置きはこのくらいにして
5月が明けると
すぐ梅雨が始まりますね。
「梅雨寒」という季語があるように
梅雨は気温が低く、湿気が多いため
カラダが冷えやすく、代謝が落ち、
だるさやめまいなど不快な症状が出やすい時期です。
さらに水分量が多すぎたり
汗をかかない生活が続いたり
胃腸、腎臓の働きが悪いと
代謝が悪くなり
余分な水分や老廃物が
どんどんカラダにたまって
冷え、むくみ、だるさ、頭痛
関節の痛み、おりもの、下痢・便秘
などのカラダの不調が始まります。
東洋医学ではこの状態を
「水毒」といいます。
カラダの水はけが悪い状態なので
水を抜いてあげると、新陳代謝が上がり、
肌のトラブルや冷えも治まってきます。
この助けをしてくれる大切な
日本伝統の食材は「乾物」です。
乾物の力で水毒を摂り
カラダ中の掃除をすることができます。
<切干大根は栄養の宝庫>
乾物は、太陽に干すことで栄養価を何十倍にもあげ
長期保存することを可能にした先人の知恵。
特に物が腐りやすい梅雨の時期には重宝されてきました。
私の家でも
食品が買いに行けなかったり
災害がおこっても
いつでも対応できるように
乾物はいつもストックしています。
乾物の中でも切干大根は
カラダに蓄積した老廃物を出すには
大切な食材
こちらは母が毎年送ってくれる
丸きり大根
千切りよりも出汁を良く含むので
煮物に最適です。
生のまま干した「切り干し大根」が最も一般的ですが、
大根を縦割りにして干した「割り干し大根」
大根を茹でてから同様の加工を施した「ゆで干し大根」
薄い短冊切りにした大根を乾燥させた「平切り大根」
寒風と氷点下になる気候を活かした「凍み大根」、「寒干し大根」など
ゆでてから干したもの、蒸してから干したものなど
大根の切り方や太さ、製法、地方によって
さまざまな呼び名があるようですね。
切干大根の栄養面は大変優れていて、
天日に干すことで
太陽の光を浴びることで大根の甘味・うま味、
栄養がぎゅっと凝縮。
生の大根に比べると、
カルシウムは22倍
カリウムは14倍
繊維は16倍
ビタミンB1,2,は約20倍
鉄も16倍!
(日本食品標準成分表2015年版参照)
<デトックスには切干大根茶>
切干大根は煎じてお茶にすると
体に蓄積した老廃物や脂肪を
溶かして排出する強い力があり
昔から薬膳として使われてきました。
ダイエットやメタボリックの
改善にも役立ちます。
外食や中食で高脂肪高タンパクな食事が続いた時、
季節の変わり目の体の大掃除に
数日から1週間ほど飲みます。
(それ以上続けると体力が落ちることがあるので注意)
無農薬無肥料のものでつくれば
子どもも安心して飲むことができます。
切干大根茶の詳しくはこちらを↓
切干大根茶
<梅雨を快適に過ごすポイント>
・梅雨は体の水はけを良くするために
水分量を調整すること
・梅雨は冷えやすいので
体温より低い飲み物を控えること。
体温より低い飲み物は体にとっては「冷たい」飲み物なので
気を付けて下さい。
体が冷えると代謝も悪くなり
毒物がたまりやすく悪循環です。
・適度に汗をかいて体温を上げ
排毒を促すことも忘れず!
・そして時々、切干大根を使って
内臓の掃除をこまめにしておきましょう。
皆さんの健康を祈って
<お知らせ>
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