捻挫や打撲もあとかたなく完治 [里芋湿布の作り方・使い方]

男の子は本当に怪我が多く
いつ何が起こっても対処ができるよう
日頃から備えをしておくことが
親には必要だなとつくづく感じているこの頃。

今日は、捻挫や打撲、炎症を治す時の
自然療法についてです。
子どもたちだけでなく、
私たち大人、年配の方々にも
安全に使える妙薬です。

<里芋湿布・里芋パスター>

自然療法にはさまざまな湿布がありますが、
里芋で作ったこの湿布は知っておくと大変役立つ代物です。

里芋湿布はあらゆる炎症の万能薬で、
昔から「いもぐすり」と呼ばれて愛用されてきたと聞きます。

捻挫や打撲した時、
すぐにはっておけば跡形なく治ります。

骨にヒビが入った時、そして骨折の時も
痛みをとって腫れを抑え、
治りも早いです。

やけどにも時々使います。
痛みが治まり、あとが残らないのがうれしい。
(やけどの時は里芋をすりおろしたものだけを使います。)

でも
やけどはたいていは急いで手当てが必要、

しかも料理中が多い私は、
台所常備薬の

「ビワの葉エキス」「ごま油」「豆腐」を
痛みがひどいときは「豆腐パスター」を
使うことがほとんどです。

特にビワの葉エキスは
その即効性に驚きと感謝の連続です。
    ↓
やけどにはビワの葉エキス [ビワの葉エキスの作り方・使い方]

歯が痛む時も役立ちました。
痛い幹部を顔の上から貼っておくだけ。

ビワの葉エキスも役立ちます。
   ↓
歯痛にもビワの葉エキス

興味深かったのは
父が背中に50cmくらいの大きいな打撲をした時、
里芋が足りず、一部しかできなかったのですが、
翌日、里芋湿布の部分だけが打撲あとが薄くなっていたこと。

取り外した里芋湿布は黒くなり、匂いもきつかったの
印象的でした

夫の父がガンの時も
里芋湿布をするとどす黒く臭くなっていました。

これは、里芋に含まれるカリウム(陰性)が
炎症や瘀血(体内に溜まった毒素、古いナトリウム)を
吸い出してくれているということのようです。
※1

ねんざ、打ち身、やけど、炎症の他には
以下のような症状にも効果があります。

内臓の痛み、リューマチ、神経痛、ガン、
痔、喉の痛み、関節痛、あらゆる腫物。

<里芋湿布の作り方>

では、里芋湿布の作り方です。

必要なもの:

・里芋
・生姜(里芋の10%)
・粉(小麦粉など、里芋の同量)
・木綿の布、または和紙など
・おろし器

作り方:

1、里芋の皮を厚く向きすりおろす。生姜を皮ごとすりおろし、粉とまぜあわせる。

        ※皮の下にかゆみ成分があるので厚めにむきます。

        ※量が多い時はフードプロセッサーが便利です。

       ※ 耳たぶより少し柔らかめがめやす。

2、布に暑さ1センチほどにのばして包んで、幹部にはる。

ポイント:

・里芋湿布は4~5時間で貼りかえます。

・かゆい人は幹部にごま油を塗ってから湿布をするとかゆみが和らぐ。

・基本的には生姜湿布した後に里芋湿布をするのが原則。

・打ち身、関節が赤くはれて痛む時、やけど、盲腸炎の初期など炎症を起こしているものに対しては里芋湿布だけでオッケー。

<超簡単な里芋湿布>

効果は素晴らしいのですが
「なかなか大変そう」
「里芋なかったらどうするの?」
そんな声、たくさん聞きました。

(実は、里芋ほどの力はなくても
じゃがいもで代替できます。)

少し面倒を感じた時は
市販の「里芋粉」が便利です。

打撲した時も、喘息の発作が起きた時も
火傷した時も、

里芋の皮を剥いて、生姜もすって、粉と練って、
といってたことをしなくても
水とまぜて貼るだけですぐに使えます。

こちらが里芋湿布の粉。

粉上の里芋粉と生姜粉がすでに一緒になっています。

そして水と練るとこうなります。
これを包んで患部にはります。

<私が市販の湿布や痛み止めをやめた理由>

軽い捻挫や打ち身くらいなら、
湿布のほうが楽でいい。

確かに
昔は私もそう思っていました。

薬や湿布は確かに便利ですね。
私もかつては使っていたし、

必要なら使ってもいいと思っています。
日本のお医者さんはすぐに処方してくれ
薬局でもすぐに手に入ります。

でも、私が痛み止めや湿布をやめたのは
その副作用を知ったからでした。

飲み薬と違って副作用が少ないイメージがある湿布ですが、
湿布薬に使われている鎮痛剤()は

湿布を貼った箇所が紫外線を浴びると
湿疹、はれ、水ぶくれが起こるケースがあり
注意が必要、とのこと。

薬大国の日本。
薬はサプリのように日常となっています。

特に湿布の売り上げは年間約530億円。
一方欧米では1億3000万ほどといわれています。

住んでいたアメリカでは
湿布じたいを見つけることが困難でした。

どうやら湿布を貼って治す、
という考えじたいが浸透していないようです。

アメリカ人の医療関係の話によると、
湿布の効果のエビデンスがないため、
あまり使わない、とのことでした。

こうして
子どもが小さかったこと、
アメリカでの環境がプラスして
代替薬の里芋湿布が
我が家の薬箱にくわわりました。

薬は便利ですが、必ず副作用がある、
そしてゴミと地球環境の問題もある、

このことを念頭にいれて
しっかり注意書きを呼んでから使う習慣、
そして代替薬も用意しておくこと、大切です。

何より自然の薬は
使い道がたくさんあること
副作用がないことがうれしい。

自然の恵みを使いこなす。
ケガや病気があるたびに
自然の力と、体の治癒力に畏敬の念を感じます。

では、次回のWSのお知らせです。

2019年6月28日(金) ママのための勉強会 @ 東京武蔵野市
2019年8月6日(火) 夏のヨガ @ 宝塚
2019年8月3日(土) 脳と心のための勉強会 脳HOW @ 大阪梅田

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