10月初め、
朝のマッサージ用に使っていた
ココナッツオイルが白く固まり始めました。
画像悪いですが固まった状態です ↓
これはオイルを変える時期だよ、
という自然からのお知ら.
毎年オイルの衣替えの目安にしています。
今日は私が普段マッサージ用に使っている
オイルのうち2種類のオイル、
ココナッツオイルとごま油の使い方、
マッサージの方法について
アーユルヴェーダと陰陽五行の観点から
簡単な使い方とコツ、利点など私見を交えてお伝えします。
<夏にはココナッツオイル>
ココナッツオイルは主に夏に適したオイルです。
冷やす作用があるからです。
肌への浸透性が高く、さらっとべたつかず、
熱を逃がしてくれ、暑い夏に使いやすいオイルです。
インドの生命医学アーユルヴェーダでは
体質と体調によってオイルの種類を使い分けますが、
ココナッツオイルは比較的万人に使える
オールマイティーで使いやすいオイルです。
私の主な使い方は
鼻洗浄の準備のための顔マッサージ。
、
肌を柔らかくする作用があり
保湿に優れています。
外用としての効果も高く
発疹や火傷、炎症、その他の皮膚症状などに
内服としては免疫力の向上として
伝統的に用いられてきた万能オイルの一つです。
紫外線カットにも効果が期待できるようです。
<ココナッツオイルが固まる時期>
ココナッツオイルは
亜熱帯から温帯にかけて生息する
ヤシの木から採取された油です。
なので常夏生まれのココナッツオイルは
低温になると固まりやすい。
25℃以下で軟らかい固体
20℃カチカチの白い固体
科学的に言うと、
ラウリン酸という飽和脂肪酸を含んでいるため
低温で固まる。
(植物性ですが不飽和脂肪酸が多い珍しいオイル)
そしてこの固まるタイミング(9月下旬~10月初め)を
毎年のオイル替えの時期にしています。
<ココナッツオイルの効果>
インドの生命医学アーユルヴェーダでは
内(食)から外(皮膚)から合理的に
人体をケアーしてきました。
その一つがマッサージです。
皮膚は人体最大の排出器官であり、
腸の状態とも関係している大切なところ。
食としても使えるオイルを使ったマッサージは
「美容」として「健康維持」として
安全で効果的です。
もし何か副作用があった時でも、
ふき取ればすぐに効果が消失します。
うれしのはその使いやすさ。
分子量の小さい中佐脂肪酸が豊富なため、
お肌や髪の毛への浸透性が高く、
さらっとした質感がオイルのべたつきが苦手な人にも使いやすい。
また、ココナッツオイルには
豊富なビタミン、ミネラル、繊維質が豊富で
髪の毛からのタンパク質の流失を減らすので
美肌を保ち、枝毛、乾燥毛、縮毛、脱色剤で傷んだ髪のケアにも
効果的があることが知られていて
古代インドの時代から頭皮強壮剤として使われてきました。
<冬使用のごま油>
春夏が終わると
次はごま油の季節です。
ごま油は温める作用があるため
冬に重宝するオイルです。
寒い寒い冬でも唯一凍らない温熱性のオイルです。
(東北ではオリーブオイルが凍ったことがあった!)
抗酸化物質がいくつも入っているため
大変酸化しにくく、これも保存性に優れ、
活性酸素からのダメージから細胞を守り
老化を遅らせる効果が知られています。
うがい、点鼻、顔のマッサージ、全身マッサージに
そして食用に、ごま油は自然の贈り物。
<1分で分かるゴマと老化>
ゴマの抗酸化物質は「ゴマリグナン」が有名です。
私たちの体内では常に活性酸素が発生し
細胞が酸化されることで老化が進んでいます。
活性酸素が増えると、肝臓の働きが鈍くなり、
だるさ・肌 のハリが無くなり
動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールが増え、
生活習慣病にかかりやすくなります。
ゴマリグナンの中には、セサミン、セサモリン、
セサミノール、セサモール、エピセサミン等など
たくさんの抗酸化成分が含まれていて
活性酸素を撃退し、若返り(アンチエイジング)に
効果があると注目されています。
その他、肝臓機能を改善し、
コレステロールを減少、
脂質代謝を促進する、
抗うつ作用
などなど
数えきれないほど多くの効果と効能が
研究により明らかになっています。
<朝のセルフマッサージ法>
ごま油を使ったマッサージや浄化法を紹介します。
私の朝は、歯磨きからはじまります。
その後、舌を掃除し、舌苔を見て内臓の調子をチェック。
次にキュアリングしたごま油を数分口に含みうがいをします。
うがいの効果はとても高い!
詳しくはこちらをご覧ください。↓
スプーン一杯、朝のごま油で人生が変わる?!食べる、つける、浄化する、万能オイルを使いこなす。[ごま油でうがい編】
ごま油もココナッツオイルと同じく浸透性が高く、
口内から直接肌へとゴマの有効成分が染み込んでいきます。
(ほうれい線、シワにも効果的と言われています)
そして顔と耳マッサージ(耳の穴、鼻の穴も!)に移ります。
ツボを刺激しながらやさしく。
顔マッサージの方法は
1.両親指でアゴの骨にそって耳まで数回マッサージ
2.ほっぺを鼻から耳に向かって、目の周りを内から外へ向かって
3.おでこを眉から上に向かってやさしくマッサージ
耳もマッサージ。
耳には内臓のツボをはじめ、
たくさんの大切なツボが凝縮していています。
耳の前後、内側、耳たぶをマッサージすることで
代謝も上がり、体も温まる!
ついでに手もマッサージ!
指の付け根から指先、手のひら、順番に丁寧に。
手には全身の循環に関係する心臓や呼吸器のツボがあります。
言葉にすると複雑に感じますね。
いつか絵にして、またアップしてみます。
<夜のセルフマッサージ法>
時間がある週末によくするマッサージです。
お風呂前にまずは頭から。
洗髪するまえに、頭皮マッサージをすると
髪のつや、こしが保たれ
また活力、脳の活性化も期待できます。
頭にはたくさんのツボがあり、
眼精疲労、頭痛、不眠、脳の各機能、
そして高いリラックス効果があるため
頭マッサージは心理的にとてもよい影響があると言われています。
方法は、
頭頂にごま油を数滴たらし、
5本の指で側頭葉、後頭葉、
そして髪全体になじませてから
いつもどおり洗髪します。
とてもさわやかで気持ちよく、
目の疲れが取れ視界が広がります。
首、片、腕の筋肉もマッサージしてみましょう。
筋肉が柔らかくなり、血液循環がよくなり、
心身の緊張がほぐれます。
関節のマッサージは
リンパの流れを良くし
排毒を促します。
首をマッサージすると
若返りホルモン、パロチンがでてくると言われています。
両手で挟んで下から上に向かって数回マッサージ。
お腹やウエスト、太もももしてみましょう、
第2の心臓といわれる足裏は特に入念に。
そして最後にお風呂で洗って、
しっかり温もってリラックス。
(あまり疲れない程度に汗をかくとより効果的です)
◇マッサージ用には透明なごま油をキュアリングして使うことがお勧めです。
(→キュアリングすることで成分が変わる)
家庭でできるキュアリングの方法については
こちらをご覧ください。
◇なお、ゴマアレルギーの方は控えて下さい。
特にごま油のマッサージは
「アビヤンガ」という
消化力を上げ、髪や肌の美しさ、
子宮を浄化するなどの効果があると言われ、
若返りのマッサージとして
古来インドから行われているものです。
食事で内から、マッサージで外から
今日はほんの一部でしたが、
やりたい!これならできる!ものから
取り入れてみてください。
10年後の自分のために!(^^)!
<年末ワークショップのお知らせ>
12月27日(金)ヨガ+座学 @ 宝塚 11:00~13:00
12月29日(日)心理学講座ー心の栄養足りてますか?ー @ 大阪市梅田 12:30~15:30
12月30日(月)脳と心の勉強会 脳HOW @ 大阪 10:30~12:00
2月14日(金)ママのための勉強会 @ 東京都武蔵野市内 10:00~11:30