ウィルス対策~ 体温を上げる

今日はウィルスと細菌対策の続き、
体温についてのお話です。

<お腹を温めるだけで免疫力が上がる>

自分の平均体温はご存知でしょうか?
季節、一日、気分によっても体温は変化しますが、

もしあなたの平均体温が36度以下なら
この記事はお役にたてるかもしれません。

低体温※の環境下では
空気中のウィルスや細菌から体を守ってくれている
免疫細胞の活動性は低下し私たちの体は手薄状態です。

しかもウィルスは乾燥・低温を好み増殖します。

ではこの低体温を環境を
最も健康的で免疫力が高まる体温と言われている
36.5℃~37℃をへと上げるにはどうしたらいいのでしょう?

いろいろ試してるけどムツカシイ!

そう思われている方、
朗報があります。

とても興味深い研究がありました。

お腹や腰が冷えているリンパ球減少症の男女6人(28~70歳)を
睡眠中や日中に湯たんぽで胴体や四肢を温めたところ、

白血球中の好中球(感染症や炎症を抑える)
には大差はありませんでしたが、

免疫を司るリンパ球の数が2倍以上に増えた、
という報告でした。

Use of hot water bottles can improve lymphocytopenia.

お腹を温める。
これだけで免疫力が上がる。

これなら今日からでもできそうです。

昔から使われてきた湯たんぽや
生姜湿布こんにゃく湿布などの手当法は
科学的にも正しい人間の知恵だったようです。

※深部体温(直腸の温度)が35℃を下回れば「低体温」と診断されます。
手先や下半身が冷える「冷え症」とは違う。

<体温を上げる食事:葛と梅しょう番茶>

お腹を外から温める方法以外に
内から温める「食」をみてみましょう。

私たちの体は食べたものからできています。

体温を上げ、ウィルスや細菌から身を守れるかどうかは
「毎日の食事」によっても大きく左右されます。

間違った食事は免疫反応を弱め
ウィルスや細菌が好む体内環境を作ってしまいます。

では、どんな食品が体を助けてくれるのでしょう。
今日は2つ、その代表的なものを取り上げます。

体温を上げる食品、
特にウィルス・細菌対策として積極的に取り入れたいものは
発酵食品、食物繊維 (詳しくは過去の記事をウィルス対策~発酵食品と食物繊維

そして、今日取り上げるのは

梅干
です。

葛根湯でおなじみの葛は
血流を良くし体を温める作用があり
東洋医学では昔より上薬として珍重されてきました。

確かに、葛を食べると
お腹が温かくなりますね。

それは、
葛の中に含まれているサポニンの作用。

サポニンは
血液中のコレステロールや脂質を運んで
血流を改善してくれます。

特に葛の根には
血行を促進させる働きがあるため
陰性の風邪(悪寒がする風邪)に利用できます。

また、不思議なことに
温めるという逆の作用もあります。

葛は解熱剤として
微熱をとるパワーも優れています。
解熱剤と違い、体に負担なく、おだやかに熱をさげます。

より詳しい葛の効果についてはこちらを
薬膳としての葛

梅しょう番茶

感染症の予防として最強の手当法で
内臓全体を温める効果がある
昔より伝わる薬膳茶です。

飲むと体の芯から温まり、
悪寒がするとき、
体力が落ちた時、
疲れた時、
腹痛、頭痛、貧血、
動悸、胃腸強化に
大変効果があり、

ウィルス予防としても
最高の薬膳です。

作り方は

梅干しと醤油をすり鉢で摺ってペースト状にし、
小さじ1杯と生姜汁数滴をコップに入れ
煮出した熱々の三年番茶を150cc~200㏄ほど注ぎ
熱いうちに飲み干します。

梅干のクエン酸と塩が
強い抗菌・殺菌力と排毒を、

生姜の成分が血行や代謝を促し、

20種類以上のアミノ酸、
生きた酵素が入っている醤油、

強い殺菌効果のある
三年番茶のカテキン(渋み成分)

このトリプルパワーで
血液をさらさらにし

体中に酸素と栄養を毛細血管まで運び、
ウィルスに対抗できる
体内環境をつくってくれます。

体温が36.5度以上あれば合格ですが、
それ以下の場合は低体温として
体温を上げる食事や運動してみましょう。

※一般に若い世代は体温が高く、
女性よりも男性の方が体温が高い。

<体温を下げる注意したい食品>

体温を下げる食品は避けるよう注意が必要です。

砂糖全般、生の果物、ジュース類など甘いもの
添加物の多い加工食品、清涼飲料水など。

特に白砂糖には気を付けましょう。

白砂糖は体を冷やす作用があるため
白血球(ウイルス等から身体を防御する)
の働きを低下させます。

白砂糖を食べた後の数時間の間は
免疫の働きが弱まると言われています。

また中毒性も強いため
またほしくなるのもこまったところ。

でも、どうしても甘いものが欲しい!
そんな時は、

たんぱく質※が足りていないことも多いので
その辺もチェックしてみましょう。

※豆腐は陰性(体を冷やす)ので
食べる時は温めるか、
体温が低い時は控えましょう。

どうしても甘いものが欲しい時は
ドライフルーツや葛練り、
温めた甘酒など、
天然の甘さ(多糖類)で代用してみましょう。

<体温を上げるには筋肉運動>

体を内部から温めるためには
食べ物だけでなく、自分の力で温めることが大切です。

その代表的な方法の一つは
運動です。

つまり、筋肉をつけること。

筋肉は最大の熱産生器官なので
筋肉がつくと自然と体温は上昇します。

人間の筋肉の約70%は下半身にあるので
下半身、特に大腿部の筋肉をつけることが重要です。

中でもお勧めは「歩く」こと。
一番落ちやすい大腿部の筋肉が
無理なく鍛えられ、

心拍数が安定したまま
骨盤が左右にしっかり動き、
腕を動かすことで
全身運動をすることができます。

最低30分は歩いてみましょう。
できたら5000歩以上。
1万歩歩けたら理想です。
(大人の足で10分=1000歩)

日本人の体温は
過去50年間低下傾向だと言われています。
便利な社会になった代償でしょう。

「人は足から老いる」という言葉があるよう、
足腰を鍛えることは体を維持するのに重要です。

<体温をあげるには呼吸法>

運動の他に、体温をあげる理想の方法があります。

それは
呼吸法です。

呼吸によって
酸素が取り入れられ

血液の中のヘモグロビンと結びつき
酸素と栄養が全身にめぐり、

また
組織から老廃物が流れていきます。

数日食べなくても私たちの体は維持できますが
数時間でも呼吸しなければ生きることはできません。

一呼吸一呼吸が、
私たちの命を維持しています。

呼吸コントロールにより
体だけでなく心のコントロールもでき、
生命力を高めることができます。

呼吸法は
血流をよくし、排毒を促し、
精神を落ち着かせ、
思考をシャープ働かせ
集中力や記憶力も高めてくれます。

抗ウィルス呼吸法として有名なのは

スーリャ ベーダ プラナヤマ
Surya Bheda Pranayama
と呼ばれるヨガのプラナヤーマ呼吸法です。

この呼吸法を数分行うと
体の芯からあつくなってきます。

とてもパワフルな呼吸法で、
体温があがり、免疫力が上がるため
生命力強化になります。

方法は、

1.心地よい姿勢で座る(あぐらなど)
2.目を閉じ、全身リラックスさせる
3.右手の小指で左鼻孔を閉じたまま、右の鼻孔から息を吐き出す。
4.大きく吸って、10秒止めて、右から吐く。これを10回セットで行う。慣れてきたら5分までやってみる。食後は避ける。長くしすぎない。

もし、体のどこかが痛むとき
この呼吸法をすると
体の痛みが軽減します。

精神的には鬱を軽減し、
また、思考を機敏に鋭敏にし
頭と心の活気を取り戻します。

ただし、
以下の症状のある方は
この呼吸法はお勧めしません。

心臓疾患、高血圧、てんかん、甲状腺機能低下、
消化性腫瘍、胃酸過多、不安神経症

この他にも
ヨガの呼吸法には

熱を下げる呼吸、
脳下垂体を刺激しホルモンバランスを調える呼吸
記憶力や思考力などを高める呼吸法もあり、

呼吸をコントロールするだけで
体だけでなく、
脳や心も調整し向上させることができる
すばらしい知恵です。

実演の方は、またヨガの時間に。

まずは、
自分の平均体温を正確に測ってみることから始めて見ましょう。

正確な図り方はこちらを参照
  簡単な図り方
  もう少し詳しい計り方

※一般に若いほど体温が高く、女性より男性が高く、
また測る時間によっても変動します。(朝が一番低く夕方にかけて高くなり、寝る直前で低くなる)

みなさんの健康を心から祈って。

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