Your wish will come true.
(願いはかなえられる）

私たちは小さかった頃、何の疑いもなく、
本気でそう思っていませんでしたか？

おとぎ話によく出てくるこの言葉。
実は、心理学的にみても、現実世界で十分ありえるのです。
今日は、「人間心理が作り出す現実の世界」についての話です。

＜最近、褒めてますか？マイナスの言葉がおおくないですか？＞

「息子は音的センスにひいでていて、表現力がすごくいんです。」

「夫はアイデイァマンで、将来を見据える目をもっています。」

「この子は今は普通に見えますが、将来学力が伸びる能力を秘めています。」

家族への褒め言葉は
「自慢」として受け取られ、
居場所が小さくなることが多い、
そんな経験ありませんか？

「控えめ」を美徳とする日本文化では、
家族への賞賛や褒め言葉は
なかなか受け入れてもらえません。

なので、「思って」いても人前では言わない、
そのうち、「思う」こともなくなり、
小言や文句などマイナスを言ってしまってる？！
こともあったり！

でも、ちょっと気を付けなければ。
その思いは現実になります。

相手を心から信じ期待ていると
本当にそうなってしまう。

「ふつう」だった子どもが突出してしまう、
本当に天才になってしまう！

ドイツの心理学者ロバート・ローゼンタールは
これに関するとても興味深い実験結果を報告しました。

＜ピぐマリオン効果＞

彼は、小学生をクラスから5人適当に選んで
「この子は将来、天才になりますよ」
と担任の教師に伝え、

さらに、偽の知能テストを結果として見せ、
いかにも専門家らしくその子たちの潜在能力を絶賛。

教師は、「専門家」からのその推測を心から100％信じ、
この子どもたちに対して期待でいっぱいになります。
そして1年後の成績を見てみました。

とても大胆な実験ですね。

1年後、その5人の成績は、なんと！
でも予想通り、本当に群を抜いて上位になっていました。

面白い点は、先生の行動パターンの変化です。

ロバート・ローゼンタールは
この1年の実験で担任の教師が「期待する生徒」に
どのように接しているかを綿密に観察記録をしました。

その結果、
・授業中、指名する回数が多い、
・回答を気長に待つ、
・他の子どもたちよりもチャレンジングな問題に挑ませる、

などといった「効果的な学習」が促進されやすい傾向がある、
ということが分かりました。

相手を心から信じて接していると
相手はそのようになる。

そして、逆もありえる、
ということ。

これを心理用語で
「ピグマリオン効果」
といいます。

ピグマリオンは、
ギリシャ神話に出てくる王の名前です。

彼は彫刻に恋をし、
本物の人間になることを信じて
食事を準備したり話しかけたりして
世話をし続けました。

その姿をみかねた神は、
彫刻に命を吹き込み、彫刻は本物の人間に。
そして、彼の願望はかなった。

この神話がピぐマリオン効果の言葉の由来になっています。

ちょっと、家族との何気ない会話を
訪問者になったつもりで観察してみて下さい。

子どもたちに怒り過ぎてませんか？
（叱ると怒るは違う）
夫や妻のあら捜ししてませんか？
暇あったら自己否定してませんか？

マイナスはマイナスを呼び、
建設的な関係を生まないことは知っていても、
ついついやってしまう、マイナス日本語会話。

もし、こんな会話があったら、
ピぐマリオン効果のことを思い出してください。

そして、今からプラスの言葉かけをしてみてください。
「あなたはすごい！」

（心から思う言葉で、そして妄想でない程度に！）

数か月後、早ければ数日後
思いは伝わり、実現するはずです。

今日もここまで読んでいただき
ありがとうございました。
では、ワークショップのお知らせです。

＜次回のWSのお知らせ＞

◇　Women’s Life
9月4日(水）4回シリーズで横浜でスタートです

◇　秋のヨガ@ 宝塚
　　10月19日（土）ヨガレッスン 13:00～14:30
　　　　　　　　　　交流ティータイム　14:30～15:30

◇　アートセラピー体験ワークショップ @ 大阪
　　10月20日（日）10:30～12:00

申し込みお問い合わせは
taatherapy@gmail.com
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