アーユルヴェーダマッサージ:顔マッサージで体の心の老化を防ぐ

<アーユルヴェーダ的マッサージ>

アーユルヴェーダのマッサージは
マルマポイントという、
中医学のつぼ(経穴)にあたる体のポイントを
オイルを使って働きかけることで
体の様々な部位を活性・鎮静し、
バランスを整えていく方法をとります。

もともとマルマは人を傷つけるために
発見された「急所」でした。
特に体の真ん中にあるマルマは致死的な場所。

このような急所であるマルマに
オイルマッサージやヨガのポーズをし

適度に刺激しながら、人を傷つけるのではなく、
むしろ病気や不調を癒し、老化を防止し
その人の美しさを内側から引き出していくのが
マルマ療法です。

アーユルヴェーダ的マッサージでは
体質や体調にあったオイルと精油を使って
マッサージをします。

オイル選びについては過去の記事を参照ください
アーユルヴェーダのマッサージ:あなたの体質にあったオイルを選ぼう

※アーユルヴェーダ:
アーユルヴェーダとは、5,000年以上前にインドで生まれた世界最古の「予防医学」のひとつ。サンスクリット語のアーユス(生命)とヴェーダ(科学)という言葉が組み合わされてできました。個々の体質に合わせた食事、運動をして生命力を最大限に引き出していくのがアーユルヴェーダの方法。身体に良いと言われる食事法や健康法も、その人の体質によってはよいとは限りません。

<顔のマッサージ:シャンカ・マルマ>

オイルを使った顔マッサージは
むくみやシワの予防・改善をし
肌を健康的にして肌ツヤをよくします。

優しく丁寧にすることで
肌のキメが整い、徐々に毛穴が目立たなくなってきます。

今日はたくさんのマルマのなかから一つ。
一日の疲れを癒し、
深い睡眠と回復力を高めてくれる
シャンカ・マルマをご紹介します。

場所はここ

眉毛の終わり部分、
いわゆる「こめかみ」

親指で円を描くように
時計回りに10回
反時計回りに10回

吐く息を長くしながら
マッサージをすると

神経が鎮静され
睡眠を深くして
次の朝、活力みなぎって
活動できます。

本当に疲れ切ったときは
5分ほど、優しくマッサージしましょう。
終わった後のすっきりさはやみつきになります。

でもここが傷つくと脳障害が起き
致死的な状態に陥る危険な場所。
優しく優しくマッサージしてください。

美容面では
イライラを鎮め、顔全体をリフトアップ。

大きい円を描きながら
やさしくオイルを刷り込んでください。

ちなみに
頭痛を治したい時
ここに梅干しを張るのは
日本の知恵ですね。

<疲れた時はごま油>

オイルは体質と体調で変えますが
ごま油を塗ると効果がより高くなります。

人の体は40歳過ぎから老化現象が現れます。
その原因の一つとされる活性酸素。

体内を酸化させ老化を早め
病気へと体を導きます。

ごま油には体の酸化を防ぐ抗酸化作用があり
体内にたまった老廃物を排出し
血液のうっ血、凝りや痛みを取ります。

食べるだけでなく、マッサージに用いても効果的。

またお腹まわりや二の腕・太ももなどは、
オイルを使ってもみほぐすことで、
脂肪が燃焼しやすくなるといいます。

美肌、美髪にも効果がある自然の恵み。

「キュアリング(100℃前後で加熱し、自然に常温に戻す)」
という処理を施したセサミオイル。してからお使いください。

料理用に使う焙煎ゴマ油ではなく、
色も香りもない、生のゴマを加熱なしで絞り、
脱色脱臭処理したオイルがおすすめです

キュアリングの方法
  ↓
キャリング

マルマは全身に107個。
体全体をひとつのマルマと考え
合計108個あるとされています。

これらのマルマを刺激することで、
体内の経路の目詰まりを取り
心も解きほぐしていきます。

実際のマッサージ法については、
ビューティーヨガのクラスでお伝えします。

では、皆さんの健康を心から祈って。

<2021春ヨガのスケジュール>

4,5月は体中のデトックスをしていくヨガクラスです。
5月は下半身のデトックス!

詳しい内容はこちらから↓

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