冷たいものがしみたり、キーンときたり、
ズキズキ痛くて夜も眠れなかったり、
集中力はなくなり、無気力にさえなります。
痛みは主観的で人によって同じ痛みでも随分と感じ方がちがいますが
一説には、歯痛は痛みの中でも上位に上るほどの痛さだとか。
<虫歯を自然治癒する>
妊娠中の歯の治療に懲りた私は
なんとかして歯医者に行かなくても
虫歯を治す方法をいろいろと試してみました。
(妊娠中は女性ホルモンが増えることで
唾液の量が減り、歯周病や虫歯になりやすい環境になるそうです)
試したなかでも、理論的にも実用的にも合格だった
とてもよく聞いたお手当をシェアーします。
<良く噛む>
一口最低30回噛みます。
唾液は消化酵素としてだけの役目ではなく、
虫歯を予防する効果があると言われています。
(日本咀嚼学会)http://sosyaku.umin.jp/
簡単に言うと、
虫歯は4つの要因が重なって起こるようです。
歯、砂糖、細菌、時間。
虫歯のカラクリは
① 歯の中に住んでいるたくさんの細菌が
口から入ってくる砂糖(酸性)に反応。
② すぐに乳酸を作り、歯に付着。
③ 歯が溶け始める。
ところが唾液がたくさん出ると
唾液の中のカルシウムやリンなどのミネラルが
歯の表皮にくっついている酸が溶けるのを防ぎ、
虫歯からのダメージを救ってくれる。
これは体の中と同じですね。
ミネラルは酸化から体を守る。
一口最低でも30回。
唾液としっかり混ぜ飲み込む
良く噛むと、消化を助け胃腸が疲れにくくなり、
顎が強くなり、脳が活性化、
虫歯もなりにくい。
さらに、高血圧や糖尿病、肥満などの
生活習慣病も予防できるとの報告があります。
30回噛む。
始めは多いように感じますが、
慣れると、今度は噛まないと
呑み込めなくなる。
今日からでも簡単にできる健康法。
<砂糖を断つ>
虫歯の4つの要因の一つ、
砂糖を減らすことはかなりの効果が期待できます。
砂糖消費量と虫歯には相関関係があります。
日本人と、消費量が日本人の1/3である
「アフリカの原住民」とを比べたところ
6倍もの差があったという報告がありました。
アフリカの原住民の歯磨き事情は日本ほどよくありません。
高機能な歯ブラシの代わりに、
木でつくられた爪楊枝のようなもので磨くだけ。
もちろん歯磨き粉もありません。
それでも、虫歯は平均0から2本というから驚きです。
ちなみに日本の虫歯の平均は約5本!
日本人は砂糖摂取量が戦後多くなりました。
少しの意識でずいぶん変わってくるかもしれません。
<玉ねぎ汁>
生の玉ねぎをすりおろし、ガーゼに入れて絞り、
ガーゼに包んで痛い歯で噛む。
急ぐときは生の玉ねぎのひとかけらを
痛む歯で直接噛む。
これは即効性があり、
効果も抜群です。
玉ねぎにある消毒・抗菌作用を利用しています。
<アロエ>
アロエを2,3cmほどに切って
中のゼリー状の部分を痛い歯で噛む。
かなり傷むときはそのまま当てておく。
アロエの中にあるアロエチンという成分は
強い殺菌、抗菌作用があり
口の中の菌の繁殖を抑え消炎作用があるとのこと。
吹き出物や歯槽膿漏の予防にもよいと言われています。
確かに、玉ねぎにも負けないくらいよく効きます。
<ツボ押し>
合谷:ごうこく、承漿:しょうしょう
を強めに押し続けます。
次第に少し痛みが和らぎます。
合谷は万能のツボ。
歯痛はもちろん、
風邪のひきはじめや目、鼻、首から上の症状、
そしてストレスなどあらゆるところに
効果があると言われています。
場所は
親指と人さし指の骨がまじわったところから、
やや人さし指の骨の内側にあるへこみです。
骨の内側に向けてぐっと数秒押し、数秒離すを繰り返す。
承漿は
顔の代謝に効くようで
肌のトラブルや法令線予防、肌のむくみにもいいツボとのこと。
場所
下唇の下で少しくぼんでいる部分の中心部分です。
合谷同様、ぐっと数秒押し、また数秒離すを繰り返します。
<ビワの葉エキス>
最後に、とっておきのお勧めはビワの葉エキス。
歯痛をおさめるときの方法は
ビワの葉エキスを水で2~3倍に薄めて
口にしばらく含んで出します。
ビワの葉エキスの作り方はこちらを参照ください。
ビワの葉エキスは
口内炎、切り傷、やけど、虫刺され、
胃痛、うがい薬、などの万能薬。
家庭の常備薬として重宝する
自然の薬の一つです。
私は日ごろから
定期的にビワの葉エキスで
口腔内を消毒殺菌しています。
ビワの葉にはアミグダリン(ビタミンB1)という
殺菌作用のある成分が含まれています。
このアミグダリンは
血液浄化作用、抗がん作用、鎮痛作用もあると言われているため
風邪予防、疲労にも効果があり、
その他、のどが痛む時、咳がでる時、
うがい薬としても使えます。
副作用がないので
安心して使えるのが何よりいいところ
自然の力を借りて
歯もそして風邪予防も同時にしてみましょう!