今日、4月22日はアースデー(Earth Day)
地球環境について考える日。
1970年にアメリカではじまり、
今年で50周年記念を迎えます。
<地球の日って?>
地球の日、アースデー(Earth Day)は
1970年にアメリカのG・ネルソン議員が
地球のことを考える日として提唱しました。
2009年、国連は正式に記念日として制定、
この日を「国際母なる地球デー」
International Mother Earth Dayと決め
翌2010年から実施しはじめました。
United Nations - International Mother Earth Day
世界各国で50周年を記念する
自然環境に関するイベント、
講演会やワークショップが開かれています。
今年は新型コロナへの対策のため
オンラインでイベントが開催。
↓
アースデイ東京
過去の記事
地球の日=私の日
も参照ください
<新型コロナ対策により澄んだ空気を取り戻した地球>
新型コロナウィルス感染拡大を止める対策として
各国が実施しているロックダウン(都市封鎖)が
地球環境改善に大きな影響を与えているようです。
ロックダウンにより工場が封鎖され、
交通、運輸が制限された結果、
大気中の汚染物質や温室効果ガス、CO2が急減
といった環境へのプラス効果があったことが
世界中で報告されています。
二酸化窒素による大気汚染は
地球温暖化の大きな要因です。
インド北部では、200キロ近く離れた
ヒマラヤ山脈が数十年ぶりに見晴らせたとのこと。
新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)によって
全土の大気汚染が大幅に改善した、とCNNが報道。
また、デリーでは微小粒子状物質「PM10」が最大で44%減少。
工場が閉鎖され、道路から車が消え、
空の便も運航を停止したため、
ここ数週間で85都市の大気汚染が劇的に改善。
インドでは全土が外出禁止措置がとられており
罰金や体罰が課され、
外を走ることもできません。
CNN-インド北部から数十年ぶりにヒマラヤ眺望、新型コロナ対策で大気汚染改善
こちらは中国の大気汚染を比較した
NASA(アメリカ航空宇宙局)と欧州宇宙機関が公開した衛星画像。
画像の質が悪いですね。
綺麗な画像はこちらを見て見て下さい。
https://www.bbc.com/news/world-asia-51691967
左は、新型コロナウイルス対策で
1月下旬から行動制限が実施される前、
右は湖北省武漢などを封鎖した後の状態。
赤色やオレンジ色が大気の汚染が重度のことを示していますが
たった1ヶ月でほとんど消えてしまっています。
インドの衛星画像です。
また、NASAは
アメリカ北東部上空の大気に含まれる
窒素酸化物は30%も減少したことを確認。
これは工場だけでなく、乗用車やトラックが
街から姿を消したのが大きいようです。
コロンビア大学の研究によると
乗用車やトラックの排出する一酸化炭素排出源となる
一酸化炭素の量が50%減少。
上空の二酸化炭素量は5-10%減り、
メタンも大きく減ったという。
汚染物質の量は通常の3月の半分に満たない、
とのこと。
人間の活動がどれだけ地球環境を悪化させていたか、
新型コロナウィルス対策によって浮き彫りになりました。
これを見合わせ、科学者や環境保護活動家の間では
新型コロナ後の工業生産や経済活動のあり方を根本的に見直し
本格的に地球温暖化を阻止するため行動すべきだ
という声があがっています。
<私たちがMother Earth – 地球にできること>
地球はもうまったなしの状態です。
世界中の一人一人が心がけがとても大きな力になることが
今回のことで証明されました。
では、毎日のくらしで私たちに何ができるのでしょう?
数分だけ時間を取って今、今日、この瞬間から、
地球環境を守るために自分にできることを、
すべきことを考えて見ましょう。
・電気をこまめに消す
・ペットボトルを消費しない
・野菜は皮まで食べて生ごみを減らす
・体を洗うときはシャワーを控え湯船のお湯を使う
・水を流したまま洗い物はしない
・キャンドルナイトの日を作る
・洗剤をエコなものに変えてみる
・自動車をなるべく使わないで歩く、自転車を使う
・ごみの分別(再利用できるもの)をもういちど見直してみる。
・肉なしデーを1か月に1回作ってみる
まだまだ日常レベルでできること、
たくさんあります。
日常で知らない間にしてしまっている
自動的・無意識的行動がたくさんあります。
少しの心がけで地球は変われそうです。
地球を守る=自分と大切な人を守る
命を考える時間、作ってみて下さい。
外出自粛のためカラダの行動範囲は小さいですが
ココロの視野は大きくできます。
人類の精神的なレベルが
アップできる時期なのかもしれません。
みなさんの健康を心から祈って。