髪の美しさ=内臓の美しさ:酢リンスを日常に取り入れてみよう
酢リンスの利点をシリーズでお伝えしてきました。
今日は、酢リンスとアーユルヴェーダを使って
髪質を一段アップする方法をお伝えします。
過去の記事です↓
酢リンスを使いたての時は
髪がごわごわしたり、きしんだりします。
それは長年リンス・トリートメントという名前の
「化粧」を、連続してほぼ24時間していたためです。
では、酢リンスしてもごわつかない、
素っぴんの髪を復活させるにはどうしたらいいのでしょうか?
何歳からでもおそくありません。
やってみましょう。
自分の髪質を知る:アーユルヴェーダ式髪質の見分け方
みなさんは、自分の髪がどんな髪質か
はっきりと把握してらっしゃいますか?
まずは、自分の髪質をアセスメントしてみましょう。
アーユルヴェーダ※の「ドーシャ理論」は
自分の髪質を知るのにはとても役立ちます。
※ アーユルヴェーダは、サンスクリット語のアーユス(Ayus/生命)とヴェーダ(Veda/科学)を組み合わせた「生命科学」という意味で、約5000年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療です。中国医学、ユニナ医学と並んで世界三大伝統医学として知られています。科学的検証もされ、統合医療(integrative medicine)の一つとして、欧米ではジョン・ホプキンス大学病院やMDアンダーソンキャンサーセンターなど大きな病院でもがん治療の一環として積極的に取り入れられています。
※ アーユルヴェーダでは体質は「プラクリティ」という、生得的な変化しない要素(ジャンマ・プラクリティ)と生活様式でできる後天的な体質(デハ・プラクリティ)で成り立っている、と考えます。自身の体質傾向をしることで、なりやすい疾病・不幸な状態になることを防ぐことができる便利なツールです。
ドーシャとはサンスクリット語で
「問題を引き起こす可能性のあるもの」
「病素」「増えやすいもの」「濁り」という意味があり
そこより転じて「体質」と訳されています。
ドーシャには3種類あります。
1.ヴァータ(風の性質)ーVATA
2.ピッタ(火・水の性質)ーPITTA
3.カファ(水・土の性質)ーKAPHA
では、ご自分の髪質を自己チェックしてみてください。
1.ヴァータ(風)タイプの髪:細く、くせ毛、もつれやすく傷みやすい、髪の量も少なく、乾燥しがちで、白髪が多い傾向。
2.ピッタ(火・水)タイプの髪:ウェーブのかったくせ毛、通常茶色または赤みがかっていて、髪の量は中程度。
3.カファ(水・土)タイプの髪:太くてまっすぐで、髪の量が多くつややかな髪質。
※ 3つのタイプにぴったり当てはまることはむしろ少なく、どのタイプが優勢か%で見てみましょう。(例:細いく乾燥してるが、髪の量は中緯度 → ヴァータが80%、ピッタが20%)
※ 「5,6歳ころの自分」、「今の自分」の両方をチェックすることで、体質の変化(先天的・後天的)を知ることができます。
月に1回、または週に1回のオイルマッサージ
初めて聞かれる方は抵抗あるかもしれませんが、
髪へのオイルマッサージはつややかな髪にするためには
大変役立つセルフケア―です。
一般的には
1.ヴァータタイプには、太白ごま油、ブリンガラジオイル、ホホバオイル
2.ピッタタイプの髪には、ココナッツオイル、ブリンガラジオイル
3.カファタイプの髪には太白ごま油
髪が乾燥しがちな時には、
ココナッツオイルを髪の毛先のみにつけると効果的です
(ココナッツオイルはすべてのタイプに使えます)。
髪の成長と一般的な健康をサポートするのには
ブリンガラジオイルが有効といわれています。
骨、歯、髪、視覚、聴覚、記憶力を維持し、
老化を防ぐと言われています。
その他髪にできること:
□ 化学薬品が含まれるものは使用しない(髪は皮膚の一部、つまり臓器の一部です)
□ 太陽にあたりすぎない。髪の毛の乾燥や毛包を傷つけないようにしましょう。
□ ドライヤーをしすぎない。自然乾燥が一番ですが、冬は風邪をひきやすくなるため、ドライヤーの時間を調整しましょう。
□ 髪のお手入れは、シンプルを心がけます。体をいたわるように柔しく扱ってあげましょう。
「消化力」が髪質のキーワード
オイルマッサージは対処療法、
あくまで一時的なケアーです。
根本解決にはなりません。
以前のコラムでも書きましたが
髪質は「消化力」を良くすることで
大きく改善することができます。
というのは、髪の毛も「皮膚」の一部、
そして皮膚は「腸の状態」で大きく変化するからです。
詳しくは過去の記事をご参照ください↓
では、腸の調子を見てみましょう
□ 便秘がち、下痢がち
□ ガスがよくたまる
□ ニキビ・湿疹など肌トラブルがよくある
□ 食後眠くなる
□ 食欲不振
腸に未消化のもの(「アグニ」)
が溜まり始めると
上記のような「体からのお知らせ」が
目に見える形で表れてきます。
未消化のものがお腹に長時間溜まると
それらは腐敗しはじめ、
「毒」として体内をめぐりはじめます。
そして、体の細胞を傷害しはじめます。
(体内の毒物のことを「アーマ」といいます)
髪の毛への影響もすぐにでてきます。
循環が悪くなると
髪へ栄養は届かず、
髪はパサつき、やせ細り、抜け毛、白髪が目立ってきます。
消化力を高めるために今日からできること
消化力を高めるには3つのポイントを押さえて日常生活を送ってみましょう。
1.体に溜まりにくい食事に変えて予防する(予防力)
2.体を動かして燃やして流しやすい体を作る(燃やす力)
3.体の修復能力を高める(活力)
1.予防力:毒素(アーマ)のたまりにくい食事
腸に負担をかけない食事がどのくらいできているかチェックしてみよう
□ 食物繊維の多い野菜(ごぼう、れんこんなどの根菜)
□ 海藻などミネラルの多いもので腸を洗う
□ みそ汁で腸内細菌を活性化
□ 動物性を食べるときは毒消しとともに
(例:青魚ー大根おろし、豚肉ー味噌など)
腸に負担をかける食事や食べ方を避けましょう
□ 外食・中食(添加物、農薬、塩分過多)
□ 冬にアイスクリームやビールなど身体を冷やすもの
□ 三白(白米・小麦・白砂糖)を代表とする精製食品
□ 夜食(寝る3-4時間前には夕食をすます)
□ 組み合わせの悪い食べ方(例:きゅうり&トマト、ヨーグルト&レモン、豆類&チーズなどなど)
□ 毎食おなか一杯食べる
2.燃やす力:運動
毒素を排出するには4つの方法があります。
1.大便
2.小便
3.汗
4.呼吸
有酸素運動(20分以上)や定期的なヨガ・呼吸法は
この4つを促進させ、
たとえ毒素がたまっても燃やして排出できる体を作ってくれます。
(これがスローエージングの基本にもなる)
3.睡眠(活力)
良質の睡眠は「細胞の修復」を助け
髪質の向上へとつがります。
良質の睡眠は
心身の病気予防、健康増進には不可欠な
健康の基礎の「き」。
そのために夜の過ごし方は大変重要です。
・寝る1時間前には電子機器から離れ
・体をストレッチなどで温め
・心を日記や瞑想で温め
・10-2時に深い睡眠をとるよう心掛けましょう
(成長ホルモンによる細胞修復作業が起こる時間)
最後に、
持って生まれたあるがままのあなたの髪に感謝しましょう。
心の体への作用は大変大きいです。
(乗る気のしない誘いが断れないと体が重くなる。人前のスピーチ前には手足が冷える。忙しすぎると息が浅くなり肩がこる。悩み事があると眠れなくなる、など経験はありますか?ストレスがかかると血液のphは数秒後に酸性になるとか。笑ってガンを治した人もいます!心の体への影響は絶大です)
自分の髪に不満を感じる気持ちを手放し、
今の自分の髪、自分の本質に働きかけ、
生活を変えながら、体の変化を楽しみましょう。
こうすることで、ストレスから解放され、
人生に潤いと調和がもたらされます。
では、今日も長文ありがとうございましたー!
皆さんの健康を心から祈って。
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