カパラバティ呼吸法で脳も内臓も肌も輝き始める

呼吸だけで心身を完全にデトックス!

「まずは出す」のが自然の摂理では理にかなっているようです。

昨日の呼吸法のクラスでは「吐ききることだけに意識した」カパラバティ呼吸法をポーズと共に行いました。

膨らんだ風船をボンっとおして空気を抜くような呼吸を50回~100回続けていきます。吸う呼吸は全く意識せず吐く呼吸にすべてゆだねてしまいます。

吐いて吐いて吐いて吐いて。

水が満杯入っているコップに水を注いでもこぼれてしまうように、栄養過多・消化不良を起こしている体にどんなに質のいいものを入れても体の中には入らず、むしろ毒素として体中をめぐってしまいます。

体と同じように、心の方も同じ摂理が働いています。

まずは自分からあげる。あげた後にもらう。でも、欲しいからあげる、という下心があると、うまくいきません。意識しない。期待しないであげてあげてあげてあげて。

これをを繰り返しているうちに、ヨガの本来の目的地であり出発地、瞑想(ディヤーナ)、祈りの境地へと向かうことができます。

「愛の便秘」

この明言は、師がおっしゃっていた印象的な言葉の一つです。

どういう意味かというと、

愛がほしいなら自分からあげないともらえない、そもそも、愛はあげる、という性質なのに、もらうことばかり考えてませんか?欲しいばかり思っていませんか?と。

普段私たちは、自分の足りないものに目が行きがちです。あれもこれも足りない。なんとかしたい。。。そこを埋めるため、本、インターネット、美容、友人とすごしてないか?実は自分は完全な生き物なのに、そこに気づかず、〇〇が足りない、こうなりたい、ああなりたい、あれ欲しいこれ欲しいあっちも欲しい。こういった欲望は自分が作り出したものです。そこばかりに意識を注目して普段生活してないか?

そういった欲望を吐き捨て、世界に与えていく感覚を養うのがカパラバティです。

すべてを吐き出しても「私」はのこります。しかもその自分はパーフェクトな生き物です。知らないうちに心臓は動き、免疫力は働き、肝臓は解毒してくれ、脳は睡眠中に日中のごみを処理しています。すばらしいシステムの上に「私」が生きています。これに気づきながら、そしてカパラバティの本当の意味も感じながら何回も吐くだけを意識し繰り返すことで、この呼吸法の恩恵を受けることができます。

カパラバティの解剖学

安楽座(スカーサナ)や正座で座り、
手は親指を中に入れてグーを作り、
太ももの上に置きます。

背中と胸をを上に引き上げ(太ももを押すと引きあがる)、
眼を閉じ(目を開くと目に負担がかかる)、
おへそから恥骨を使って、一気に吐ききる。
これをテンポよく50~100回続けます。

その後リラックスを必ず入れる。

注意:この呼吸法は必ずある程度ヨガをしてから行ってください。

呼吸法は瞑想と同じく、細かいコツがあるので
百聞は一見に如かず。
よい指導者について始めるのが一番お勧めです。

カパラバティ呼吸法の効能

古典書に書かれているカパラバティの効能は、あまりに素晴らしくたくさんあるのに驚かされます。

この呼吸法は、腹式呼吸ではなく、横隔膜の運動です。横隔膜に隣接している自律神経を刺激し、整えます。特に「吐く息」は副交感神経を調節してくれるため身体のリラックス、脳のリラックスが促されます。その他に、

・胃酸のバランスを整え
・大腸の浄化が進み結果、肌がつるつるに
・血液浄化
・消化・代謝の向上
・不眠改善
・神経を強くし
・自律神経とくに副交感神経の調節
・脳の活性化
・ぜんそくの緩和
・生活習慣病の予防・改善
・あきらめない力
・対ストレス etc…

注意が必要なのは

・高血圧の方
・妊娠中の片
・眼・耳のトラブルがある方
・ヘルニアのある方

上記の方は、ゆっくり、やさしく先生の指示に従って正しく行ってください。

カパラバティ呼吸法で魂も輝き始める

身体的な効果もさることながら、心理的・精神的なものへの作用も多大です。

kapa(カパ)とはサンスクリット語で「頭蓋骨」を意味します。
la(ラ)=明るい
hati(バティ)=浄化

つまりカパラバティをすると、知性が働き、「知性の光」が輝きだす、内側を知性で照らす、という意味が名前に含まれています。

カパラバティは「出す瞑想」と言われています。

吐いて吐いて吐いて。
出して出して出して!

身体の毒素を出し切りましょう。

そして

与えて与えて与えて(まずは自分から与える=ディヤーナ)
心の浄化も一緒に行うことができます。

すばらしい浄化呼吸法の一つ。
是非体験してください。

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● Kapalabhati Pranayama

It seems that “first letting go” aligns with the natural order of things.

In yesterday’s breathwork class, we practiced Kapalabhati Pranayama, focusing solely on the exhalation, along with specific poses.

We continued the practice of a breathing technique that resembles releasing air from an inflated balloon by gently squeezing it, repeating it for 50 to 100 rounds.

We surrender ourselves entirely to the exhalation without any conscious effort on the inhalation.

Exhale, exhale, exhale, exhale…

Just as pouring water into a cup that is already full will cause it to overflow, no matter how high-quality the nourishment we put into our bodies, it won’t be absorbed. Instead, it circulates as toxins throughout the body, causing nutrient excess and poor digestion.

First, “letting go.”

Similarly, the same principle applies to the realm of the mind.

First, give to oneself. Then, receive. However, if there is an ulterior motive of wanting to receive by giving, it won’t work well.

Don’t focus on it. Don’t expect anything, just keep giving, giving, giving.

Through this repetition, we can gradually reach the true destination and starting point of yoga, which is the state of meditation (Dhyana) and prayer.

“Constipation of Love.”

These are the words of the teacher.

If you want love, you have to give it yourself. After all, love is inherently about giving, but have you been thinking only about receiving? Have you been constantly focused on your desires?

These words may strike a chord. Let’s continue practicing Kapalabhati Pranayama in the next session while reflecting on ourselves (;_:)

Wishing you all good health from the bottom of my heart.

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