冬のスローエージングの2つの秘訣

冬のスローエイジング

「スローエージング」=「アンチエージング」
はどんな時代も人を魅了してきたテーマですね。

秦の始皇帝、楊貴妃、クレオパトラ、、、
老化をどう止めるか、大変力を注いできました。

また、西洋医学にも
「抗老化医学」という分野があるそうですね。

5000年以上続く生命医学「アーユルベーダ」には
内科、外科、小児科、産婦人科などと並んで
「若返り科」が独立してあります。

体の表面だけでなく
内面からの細胞老化のケアー
未病の段階からのケアーが
盛んにおこなわれています。

さて、東洋的な観点から
冬のスローエージングには
2つのポイントがあります。

1.乾燥を防ぐ
2.冷え対策

冬にはこの2つが特に重要とされています。

西洋でも「老化は枯れること」
という言葉があるように

実際、加齢とともに私たちの体内水分は減り
みずみずしさがなくなってくるのが
体験的に皆さんも知っておられますよね。

そこに「冷え」が加わると
極寒の雪の季節に洗濯を干した状態
と似ています。
(分かりずらい?)

体はぱりぱり状態
心もカチカチで

動きは小さくなり
思考は停止してしまう。

スローエージングの秘訣:体の深部を温める

体を内部から温めるには
1.ヨガや呼吸法で「内臓」を温める
2.食べ物で温める
3.基礎体温を上げる

などが有効です。

1.ヨガと呼吸法で深部体温を上げる

今月のヨガレッスンでは
体を温めるために

ピンガラ・ナディ(Pingala Nadi)
という体の右にある
エネルギーの通り道を

長めのヨガのポーズや
呼吸法を使って
活性化しています。

※ナディNadi)とは
体を通るエネルギーの道。
72,000あると言われているナディでも
特に重要なのが体の左、真ん中、右を通るナディ。

右にあるこのナディを活性化すると
体が深部から温まります。

ヨガレッスン後すぐに
内臓深部からぽかぽかしてくるのを
体験されたと思います。

靴下や暖房機など
外部から温めるのは一時しのぎ。

でも内臓内部から温めると
冷めにくく「ちょうどいい温かさ」

細胞の老化も防げ
肌荒れ、アレルギー
風邪、咳
便秘、下痢
などの不調もすぐに治ってしまいます。

2.食べ物で温める

体を温める食材は
基本的に「旬のもの」をとっていれば
間違いありません。

・大根、人参などの根菜
・黒ゴマ、黒豆、黒米などの黒い食材
・玄米味噌
・おもちや玄米
・自然塩
などなど

ポイントは、こういった冬の食材を
「長くコトコト煮る」

火というエネルギーを使って
食材を温める「陽性」の調理法は
体を芯からぽかぽかに温めてくれます。

気を付けたいのは
「冷たいもの」

冷蔵庫から出したものを直接
のみ食べすることは避けましょう。

夏でも自分の体温より低いものは
病気の巣床を作っているようなものです。

もう一つ気を付けたいのは
「精製穀物」

特に、白砂糖類は体温を下げるので
避けたい食材の一つ。

(エネルギーの塊の10代はたまにはいいかもしれませんが
どちらにせよ常食は気を付けてください)

3.基礎体温を上げる

体温が1度下がるごとに
免疫力が20%落ちる
といいます。

自ら発熱できる体にするには
「筋肉」が必要です。

特に女性は下半身の筋肉が大切。
(男性は上半身が大切だと言われています)

ヨガレッスンでもよくするアサナ

・ヴィラバドラアサナ(戦士のポーズ1,2,3)
・スーリヤ・ナマスカーラ(太陽礼拝)
・タダ―アサナは

バランスいい筋肉を作り
良い姿勢を作り
背骨を整え自律神経のバランスも整え

体も心もぽかぽかにしてくれる
スローエージングには欠かせないポーズです。

是非、毎日の冬のプラクティスに入れてくださいね。
では、今日も皆さんの健康を心から祈って。
良い日を!

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