<ウィルス対策はやっぱり手洗いと○○○>
2020年、外を歩くと、7,8割がマスクをしている日本の町。
ドラッグストアーでも売り切れが続いています。
マスクをしていると、守られた感覚はありますが、
マスクの効果を疑問視する専門は多く、
WHO(世界保健機構)もマスクよりも
「手洗い」を推奨しています。
簡単な予防法ですが、
手の洗い方にも手順があり、
なんとなく洗っていると逆効果ともいいます。
正しい手の洗い方はこちらを
↓
手の洗い方(WHO)
でも、あれ?うがいは?と思った方、察しがいい!
「手洗い・うがい」は
日本ではワンセットとして
幼稚園でも教えられますね。
「うがい」の歴史は深く
平安時代にはすでにあったことが文献で分かっています。
1000年以上も続いている歴史ある習慣!
ところが、この習慣は日本独自のユニークな衛生週間で
世界でもめずらしものだそうです。
英語にもgargleという単語はあるものの
ほとんどの人はしたことがないようで
私もうがいの方法を伝えるのに
なかなか伝わらず苦労した覚えがあります。
単語があるのに伝わらない!?
<うがいの研究>
この世界でも珍しい衛生週間、「うがい」、
ウィルス対策としてかなり期待できそうです。
うがいの風邪予防効果を研究している
京都大学教授川村孝氏のグループが
興味深い研究内容を発表しています。
この研究では、
「うがいをしない」
「水うがいを積極的にする」
「ヨード液を使ったうがい」
の3グループに分け、
全国18箇所、387名の人を対象に
うがいの風邪予防効果を検証。
その結果は、
水うがいのグループが
他のグループに比べ約4割も風邪をひきにくくなる、
というものでした。
水だけでこれだけの効果があるとは驚きです。
興味深かったのは
「ヨード液うがい」は、
うがいしないグループより1割減程程度で、
しないグループとあまり大差はなかったとのこと。
市販されているうがい薬にはヨード液が含まれていますが
それほどの効果は期待できない、
ということのようですね。
また、水うがいをしていると、
風邪をひいても症状が軽いとのこと。
参照:https://www.med.kyoto-u.ac.jp/organization-staff/research/doctoral_course/r-116/
この結果を踏まえ川村教授は
ヨードには強力な殺菌作用があり、
口や腸内の最近のバランスを壊してしまう、
またはタンパク質変成作用が強いため
組織を傷つけてしまうからではないか
と予想。
一方、水うがいが何故効果をあげているか、
という問いかけには、
ウィルスが細胞内に侵入するためには
口内酵素(タンパク質)が必要なのですが、
水うがいはこのたんぱく質を取り除いてくれるため
ウィルスが感染しにくくなる、
ということが予想される、ということでした。
正確なメカニズムはまだ分かっていないようですが
うがいの効果はかなり期待できそうです。
正しいうがいの方法、効果をもっと知りたい方は
↓
TED うがいは風邪予防になるのか?
<最強のウィルス対策、塩番茶うがい>
水うがいでも効果をあげるようですが、
私が勧めているのは
塩番茶うがい
効果や方法については過去の記事を参照ください
↓
新コロナウィルスにも塩番茶うがい
殺菌力のある塩と番茶の相乗効果で
口内衛生を保ち、ウィスルや細菌寄せ付けない環境を作りだします。
さらに塩番茶の鼻洗浄と
セットで行うと粘膜からの侵入を
効果的に防ぐことができそうです。
<ウィスル対策まとめ~私たちができる3つのこと>
風邪やインフルエンザの原因となるウィルスは
200種以上も確認されているようですが、
特殊なウィルスを除いて、
ウィルスそのものを退治する方法や薬は
今現在、まだ確立されていません。
https://jomf.or.jp/include/disp_text.html?type=n100&file=2005020104>
ということは、
自分の身は自分で守る、が鉄則ですね。
ウィルスの変異はとても速いため
コロナがおさまっても、また次のものが出てくる日は近いはず。
日ごろからの準備が私たちを守ってくれます。
では、
私たちが日ごろからできる方法は?
1.手洗い、うがい
2.体温を上げる
3.免疫力を上げる
1.塩番茶は臓器を傷めずに殺菌することができる
昔より使われてきた自然療法です。
緑茶や紅茶でも効果はありますが、
カフェインが含まれていない
三年番茶がお勧めです。
これらに含まれる渋み成分「カテキン」には強い殺菌能力があり、
ウィルスに対しても効力があります。
2.ウィルスは低温・低湿を好むので、
体温を高く保っておくことはウィルス対策は有効のようです。
ウィルスが体内に入ると発熱するのは
体温を上げることでウィルスの増殖と活動を弱めている、ということです。
解熱剤には気を付けなければいけませんね。
発熱のしくみを知っておくのは熱対策にはかかせませんね。
発熱のしくみの動画
体温を上げるとウイルスや細菌が増殖しにくくなることを説明してくれる研究
体内環境に加え外部環境を整えるのも大切です。
温度が低い乾燥した冬の時期、ウィルスは空気中を漂いますが、
湿度50%ではウィルスの生存率は約3%まで低下、
湿度60%~80%、部屋温度は20~25℃が
ウィルス繁殖を抑えることができる環境
3.免疫力をあげる
日頃より腸内環境を整え、良い細菌を育てておくと
ウィルスが侵入しても感染しにくくなります。
もともと人間の体には、
ウィルスや細菌などの病原体が体内へ侵入するのを防いだり、
体内に侵入してしまった病原体を退治したりする
「免疫システム」が備わっています。
免疫細胞は、皮膚、鼻・のどなどの
粘膜でウィルスや最近の侵入を防いだり
入ってきたとしても
マクロファージやリンパ球、顆粒球などの
白血球群の「免疫細胞」が
病原体を退治。
これらの免疫細胞を日ごろから強くしておくことは
ウィルス対策には欠かせません。
参照:https://jomf.or.jp/include/disp_text.html?type=n100&file=2005020104>
そのために必要なことは、
・十分な睡眠(質のいい睡眠)
・正しい食生活(体を冷やさない、発酵食品を使う)
・心的ストレスを減らす方法(内観・瞑想・日記など)
・適度な運動(代謝のいい体つくり、細胞を若く保つ)
塩番茶うがいの他にもこちらのウィルス対策も参考にしていただければと思います。
梅干と梅肉エキス
では、みなさんの健康を心から祈って。