「味噌使い」になろう!味噌で子どもも大人も脳育・腸育!:季節・体調にあった味噌選び・おいしいみそ汁とは?(味噌vol.1)

「脳」

は体の司令塔

脳が健康でなくなると
体はもちろん、
心・精神も健康でなくなります

長寿になった現代では
認知機能を維持・向上するために
若いころからの「脳活」は
必須の時代になってきました

でも、脳を使うだけが脳活ではありません、
脳の基礎を作る「食事」も大切です

脳を活性化する
「ブレインフード」の中でも

「味噌」

脳の健康維持・増進に
非常に重要な食材として知られています

今日は「味噌」と「脳育」をテーマに
3つの視点からお話しします

1.毎日一杯の味噌汁が脳の栄養になる
2.一年、毎日食べても飽きないみそ汁作りのポイント
3.本物の味噌を選ぶ

 

※ 今や、認知症は600万を超えました
2025年には65歳以上では5人に1人の罹患率
になると予想されています

さらに
軽度認知障害(MCI: Mild Cognitive Impairment)と
認知されていない数をいれると膨大な人数です!
認知機能の衰えは誰にでもくる未来、
今から予防していきましょう!

1.毎日一杯の味噌汁が脳の栄養になる

「味噌」
「脳味噌」

だじゃれのようで
冗談として軽く流されてしまいそうですが
実は深いつながりがあります

栄養学的に
味噌には「脳をフルに回転させてくれる栄養」
がぎっしり含まれていることが分かってきました

「畑のお肉」として有名な
原料の大豆

中でも

● レシチン
● チロシン

という物質は

脳内の神経伝達には欠かせなく
頭の働きをよくしてくれます

レシチンは体内で
「アセチルコリン」になり
集中力、記憶力、思考力を高めます

※ ちなみにアセチルコリンは記憶と深い関係がある物質
今、認知症予防としても注目されていますね。

※ チロシンは「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」
の分泌を高め
集中力とやる気を高め
神経細胞を元気いっぱいにしてくれます

また、味噌は脳だけでなく
体の育成にも貢献します。

発酵している味噌は
腸内細菌を生き生きとさせ
全身の余分な脂を溶かし
血流をよくします。

脳を活性化し、
老化防止機能も併せ持つ
「ブレインフード」、味噌。

一日一杯で10年後の子どもたちの発育
私たちの人生が変わるかもしれません。

2.一年毎日食べても飽きないみそ汁作りのポイント

私たち家族は
一日一回は必ずみそ汁や
味噌を使った料理を摂り入れるよう
心がけています。

作るポイントさえ押さえておけば
飽きこないのはもちろん

「家でみそ汁が飲みたい!」
と思える

そんな「一品」が出来上がります。
(詳しくは別記事)

今日は「毎日飲みたくなるみそ汁作り」の
ポイントだけご紹介します

ポイント1.季節によって味噌をかえる

季節によって体も変化するため
「その時の季節と体調にあった味噌選び」
は重要です

東洋医学的に見ると
味噌にも陰陽があります

(陰:広げる力をもつもの・
陽:凝縮する力を持つもの)

体も「季節」や「個々の生活リズム」、「住んでいる場所」
によって陰陽が変わるため

味噌選びも複雑になるので
今回は季節だけを見ていきましょう

基本的には

● 春は軽やかに
麦味噌

● 夏は開放的に
麦味噌・米味噌
(米味噌は暑がりの人にもおすすめ)

● 秋は夏の疲れをとり体を温める
米味噌・玄米味噌

●冬はしっかり体を温める
玄米味噌・豆味噌
(寒がりの人にもおすすめ)

2.ポイント2.季節の野菜を使う

この味噌選びで
「季節の野菜」を使ったみそ汁は

飽きがこないのはもちろん
なにより
本当に「おいしい」♡

※「おいしい」と感じるのは
「体が欲している」ということ。

でも、頭で感じているかお腹で感じているかを
鑑別しておきましょう!

※味噌が暑く感じる夏は
具に夏野菜(きゅうり、もやし、コーン、オクラ)に
絹豆腐やわかめを使ったり

もろみ味噌で夏野菜を食すと
暑苦しくなく、さわやか

ポイン3.一日の活動量
体をたくさん使ったり
ハードな仕事スケジュールだったときは
体を緩める麦味噌

一日デスクワークで
体が冷えているときは
玄米味噌

といった風に
活動量で味噌を選ぶことも大切です

季節で味噌選びができるようになったら
個人要因を見ながら
柔軟に変えていきましょう

3.本物の味噌を選ぶ

毎日体にいれる味噌は
「質」が大切です

子育て始めて19年
2人の子どもたちを育てながら

成長のぐあいや
その時々の心身の調子と

味噌の味
味噌の安全性を吟味しながら

右往左往して
たどりりついたのは

「手作り味噌」
でした。

でも大変?
働くママには時間ない?
面倒?

こんな声もよく聞きますが

味噌づくり10年たって、
今言えることは

・でも慣れたらそうでもない
(習慣にする)
・作る量を調節して無理しない
・健康あっての人生、医療費だと思うと安い
・何より安心・安全
(パッキングする時点で消毒がかかっているものが多い!)
・「最高に美味しい!」
※ 「手前味噌」とはこういうことだった!

そうはいっても
マンション暮らしの私たちには
4人家族の1年間の味噌を準備するのは
ほぼ無理。

そこで我が家は
15~20kgを手作りし
残りは市販のものを使っています。

現在定期的に頂いているのは
マルカワさんの「マルカワ味噌」

無農薬大豆と有機大豆で仕込んだもの、
を選ぶことができ、種類も豊富です。

みそ汁嫌いだった父が
「おいしい」とうなずくくらい
味も補償できます

ただ、一般スーパー
(例えば○○オン)のものよりは
高値です。

クオリティー重視の片、
そして「味噌で医者いらず」
健康が一番、
と考えるかたには
自己投資としていいかもしれません

一日のスタートである
「朝食」にみそ汁を取り入れてみましょう

脳活だけでなく腸活もしてくれます

子どもたちの脳の成長だけでなく
大人の脳活にも最高の食材

パワーある疲れにくい
若々しい脳を作り

体のお掃除もしてくれる
「味噌」

きっといいスタートがきれるはず!

では、みなさんの健康を心から祈って。
ありがとうございました。

<reference>

1.厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_recog.html

2. レシチンは脳神経や神経組織を構成しています。大豆や卵に多く含まれ、記憶力を高め、新陳代謝をあげ、肝臓の脂質代謝を活発にしてくれます。認知症予防にも期待されています。
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/lecithin.html

3.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan/105/11/105_714/_pdf/-char/en

【オンラインヨガのお知らせ】

ヨガスケジュール ⇩

関連記事

  1. 口腔ケアは体と心のエイジングケアー:オイルうがいをしないと一…

  2. こんにゃく湿布の効果から作り方まで. [体験]

  3. ミート・フリー・マンデーで地球が救える!?

  4. 癖の深層心理vol.4:本当に私たちは忙しいの?(心理学的要…

  5. 梅雨を快適に過ごす方法~冷えない体を

  6. 脳HOW~ストレス

  7. 脳HOW~記憶と認知

  8. 梅雨・夏の食事と過ごし方が「若さ」を左右する

  9. 第3回 脳HOW – ストレス~男性脳・女性脳

  10. フランスの大学カフェでも週一ベジタリアン始まる!

  11. 口癖の深層心理vol.3:本当に私たちは忙しい? (生物学的…

  12. ベジタリアン朝食だけで、たんぱく質は約25グラム

  13. 日本の夏を乗り切る体づくり [食事から体をつくる]

  14. 切干大根茶の飲み比べ

  15. 食べたいものを食べる 私の体験より

  1. 2024.09.17

    実は心も食べ物でできている!?

  2. 2024.09.11

    古典ヨガと現代日本:Vine Artsヨガのクラス

  3. 2024.08.12

    猛暑から体を守る食:「寒天」

  4. 2024.08.07

    イエローストンのオオカミたちとマスタークラスの終わりの言…

  5. 2024.08.05

    心の牢獄から抜け出す(シンキング・シップ・ジョーク)

  1. 2020.05.01

    5月9日はオンラインヨガクラス

  2. 2019.11.26

    心理学・アートセラピーの年末ワークショップ

  3. 2019.10.31

    脳HOW no.6.「睡眠力」

  4. 2019.07.17

    Women’s Life はじまります!

  5. 2019.05.05

    no.5. 脳HOW

  6. 2019.02.04

    第5回 脳HOW 腸=脳=心

  7. 2018.12.22

    「ママのための勉強会 in 東京